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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

吟友草加2月9日 その2

2023年02月10日 | 詩吟
同じ日、別の方のこと。

悩みなんて何にもない。
大病の後も驚くべき回復力で、以前よりもパワフルになられた方。

関吟流で、コンクール挑戦をします。つきましては、ご指導をとご丁寧な
あいさつを頂きました。
転句に八の高さのある吟題です。
その方の思いに応えて、関吟流の譜の正しい形について、何度も繰り返しました。
最後に、ここは、違う風に詠いたいのですとおっしゃいました。
どうやら、関吟流は、お気に召さなかったようです。
慣れ親しんだ詠い方は、情緒の表し方にも大きく影響します。
また、関吟流で長く習ってきても、テキストにある譜では満足できない所も
長年のうちには出てきます。
関吟の公式の席でなければ、どうぞ、実力を発揮する歌い方をと、いつも
申し上げています。

教室では、教科書通りに詠っていただくことを大事にして居ます。
そして、コンクールやプライベイトでは、ご自分の実力をいかんなく発揮
できる詠い方をなさってください。
自分の好きな歌い方を見つけて詠えるようになるのも、一つの通り道です。

関吟流の教場だからと言って、他流を否定するものではありません。
自在に自分らしく詠えるように、自信を持って詠えるようになって頂くのが
目標です。
一度型に入って、表現を身につけることを致しましょう。

この話をすると、思い出すのが相田みつをのヘタウマと表現される文字です。
あの境地には、一回死なねば、いや何度もやり直さなければ、到達できない
境地です。
 
自分には、今生では到達できないことを、偶々教場の会員になったからという
だけで、強要してもいいのかな。
ここでまた、立ち止まる。

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