風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

おもちつき

2016年12月11日 | 徒然に日々のことを
       ★ 町会恒例の御餅つき大会 ★

廃品回収など、子供たちへの物心両面で応援をしていただいている町会会員さんたちへのお礼の意味を込めて、毎年、この時期に臼でお餅をついて、つきたてを全戸に配っています。

子供会の役員さんたちが中心となって、時間のあるその他の役員さんも、お手伝いをするのです。

朝の五時から、午後三時ごろまで、行っていますから、30分でも1時間でもという要請でした。
2時間もお手伝いをすれば、いいかなと軽い気持ちで、助っ人に行きましたが、出かけていったのが、一番暇になった時間だったり、ちょっとの間帰宅していた間が、一番忙しい時間だったらしく、再度、顔を出したときは、潮が引いていて、ちょうど、最後のお餅を配る段になっていました。

大事な各戸にお配りする仕事には、間にあいました。
名簿を確認しながら、もう一人の役員さんと、台車を押して、さあ出発。

つきたての餅は、暖かくて柔らかくて、手から手へとお渡しする時は、お互いに優しい気持ちになりました。
たまにしかない、こんな機会に、つかの間の会話を楽しんでいるお年寄りもいらっしゃるので、できる限りお付き合いをしました。
仕方なく会話を打ち切らねばならないのは、申し訳なかったなぁ。

もう一年役員を務めることになっているので、来年は、一人で、のんびり時間をかけて、お配りしたいなぁと思ったことでした。
ただ、玄関先は寒い季節なので、程々で切り上げるのが、よいのかなぁ。。。


このお餅を感謝を込めてお配りする行事は、40年余り続いているのだそうです。
昨今、食べ物については、食中毒が懸念されるので、賛否両論ある中で、伝統を守り続けるのは、並大抵ではないようです。


町会会館の庭にテーブルを出して、やってきた子供たちには、きな粉餅、あんころ餅、納豆餅、安倍川を振舞い、餅つき体験もあるのです。

今年は、大根おろしのお餅は、安倍川にとってかわられました。生ものだからということで。
安倍川餅もおいしいけれど、大根おろしもおいしいのにねぇと、おしゃべりが盛ん。

関東ののしもちをのし板に乗せて、ホカホカのお餅を平らにのしていく作業は、初めてのことで、薄いところ厚いところができて、とてものしもちとは言えないものができました。
これは、上手に作った失敗作という名が付けられて、小さく刻まれて、安倍川もちの材料に回されました。

そろそろ二枚目の安倍川もちが欲しいときになっても、上手のてからは、なかなか、刻みに出してしまうのしもちは出来上がらず、海苔と醤油をつける係は、手持無沙汰となり、餡や、きな粉をまぶすところに加わったり、臨機応変に作業が進みます。

私自身はというと、枯れ木も山の賑わい、あるいは猫の手感覚で、手伝いに行ったわけで
どう考えても、役に立ったとは思えません。たくさんの若いお母さんの中で、右往左往していただけ、申し訳なく思いながら、ちゃっかりお手伝い御礼のお土産を一人前に頂いて、家に帰ってきました。

家族の中や、趣味の仲間に混じっているときは、お山の大将をしている私なのですが、その姿は露ほどもなく、今日一日実らない気づかいをして、まったくの形なしの体でした。

少し様子がわかったので、来年はもう少しは、役に立つことができるでしょうか。

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