風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

六山 七山

2018年02月28日 | 詩吟
今日のテーマは、六山と七山

そして、会詩を吟じる時に、この頃気になっていた譜№31を、取り上げました。

五線譜にマグネットで、音を示し、六山は、三から六に音が飛びます。そしてそのたかさのまま大山譜№25が始まりますね。

七山は、三から七に一挙に音が飛びます。
そして、六に落としたら、25番が始まります。

七と六の音程の差は、音階で言うとドとシですから、上がっていくときはさほど感じないのですが、下がるときは、意外にも難しいようです。

この音程の差を登りも下りも確実に捉えることが大事です。

それさえできれば、六山と、七山を完全に吟じ分けることができて、アクセントや情緒が表現できます。

あがるのは、控えめに、下がるのは、大幅になってしまうのが、体の癖としては、普通ですから、その、怠慢な癖をよく知って、重力に逆らって、上がるときは、上目に、下がるときは控えめに下がることを意識すれば、良い音程が出せます。

さて、譜№31は、31の2の二つがあります。
31番は、会詩の中にだけ生きています。
そして、31≠Qは、その他のすべての詩の中で生き残ることになった吟法です。

最近入った方は、絶句を学ぶうちに、31≠Qを体に覚えてしまいますから、しかもそれは、吟詠の基本のことですから、それ以外の音階は、難しいのです。

だから、会詩を合吟する時、「長風に」のところが、二種類の吟じ方になっています。

古い人と新しい人との違いが際立つ時です。

古いテキストを持っている人は、すべて、「31番を31≠Qに訂正せねばなりません。」
なんだか、寂しいけれど、言葉を言い終わったときの母音から、譜が始まるのですから、31番は理にかなっていないのです。

でもね。。。





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