風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

問題点ピックアップ

2022年10月29日 | 詩吟

明日の練成会を控えて、カラオケに向かう。

ただ一吟のみを吟じ続ける。

問題点として、わかっていたつもりの事が、具体的に色を持って浮かび上がってくる。

こんなことは、初めての事です。

そうすると、具体的な改善方法が浮かんできて、次々と修正が始まる。

その一つをクリアするために、楽器の調整と、正しい使い方を試行錯誤。

楽器とは、体全部。

一番問題だったのは、顔。

顔の筋肉は、頭につながり、頭は首につながり、首筋から肩へと進む。

そして、いま改善中の左肩の前傾へ自然につながってくる。

あぁ、「眉」よお前だったのか。

 

合唱コンクールを見て、その顔の作り方に違和感を覚えたことのある眉を開いて、

ほほも上げて、歌う様子が、やりすぎだろうと、いつも感じていたのだが、

ある意味一つの方向を示しているのが、分かる。

                                     

             にゃん、にゃん、にゃん

 

それがわかったのは、声慣らしのためにカラオケで軽く歌ったあと、スタンド式の

タブレットを、目の前に置いたままにしたおかげです。

なんとその暗い画面に移った私の目元のけわしいこと!

こんな顔で、クリアな声が出るわけがない。

先日、教場では、眉をしかめないで、眉を開いてと、言ったことがある。

正にそれは、私に向けて言わねばならないことだった。

 

鏡に映して、口のかたちを眺めたことはあるが、顔全体を写して、

吟じてみたことは無かった。

思わず知らず見えてしまった自分の顔に愕然。

こんな、しかめっ面で吟じていたのかと、縦皺まで寄っているではないか。

この皺は、ちょっとやそっとのことでは、取れそうもないし、一体何人の眼に

さらされたことだろう!

さらされるだけでなく、それが、楽器のあり方と誤解させてしまっただろう。

 

縦皺を撫でまわし、額を持ちあげ、頬から眉そして、眉尻に向けて、マッサージを試みる。

その解消を図ると、額からあたまにかけてもひどく緊張していることがわかる。

緊張は、伝染してどこまでも広がるとは、いつも教えられていること。

緊張を解くと、やはり、その隣も、その隣も緊張が解ける。

今日は、特に念入りに打たせ湯方式で、肩を温めようと思う。

そして、額は、温タオルだね。

 

いいことを発見。それにしても、私こんな顔で吟じていたのかと思う。

あーぁ、知らなかった。

明日を前に、一番大事なことを知ることとなる。

さて、明日は、この気づきが舞台上で生かされるかな?

 

 

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