風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

こんな日は

2024年05月15日 | 詩吟
関西吟詩文化協会のzoomの音源を探していたら、
「2015年11月27日 ”サプライズ”と名のついた40分に及ぶボイスメモ」を
見つけました。

この年は、6月に夢組合同練習会と銘打った祝五周年の会を開きましたから
その遅い打ち上げあるいは少々早い忘年会かと思って聞き始めました。
実は私への「上師範昇格おめでとうサプライズ」夢青葉メンバーの心づくしの
パーティーの音源でした。
Oさんのユーモアあふれる司会と周到な準備のおかげで、最初から最後まで
賑やかに笑っています。
笑いながら語る内容は、詩吟に関するまじめな内容ばかりですが、司会の
計算しつくされたシナリオによって進行していることがうかがわれて、最後
まで崩れることなく、同じ熱量で続いています。
これは、Oさんでならではの技ですね。
ちょっとだけ、聞いてみるつもりが最後まで聞き切りました。

四人の女性がみんながみんな幸せに語っているところが、何よりの贈り物です。

なかでも、私が最も大事にして居る譜№25番の話題となり、未熟な
指導者を盛り立てる話となって、その心尽くしに唸りました。
女性三人で、「母」か「静御前」を連合吟したいとの私の言葉も出てきました。
これには、「和歌がありますよね」とOさんの期待と不安に満ちた問いかけ
もありました。このころは、まだ、和歌とは異世界であったからね。
まじめなのに、楽しすぎるサプライズの会でした。


まだあまりなれていないアイフォンで、録れるのかなと疑問に思いながら
スイッチオンしたことを思い出します。
それぞれが、満面の笑みではつらつと詩吟のこれからを期待いっぱいで語って
いたことが奇跡のようで、胸に沁みわたりました。
こんなに笑い転げている私は、近来稀に見ることです。

ただただ楽しいばかりの練習であったなぁ。
ちょこっと、「厳しいけれど、、、」という言葉が聞こえてくるのだけれど、
それも笑いに包まれています。

その5年後、名司会のOさんは、夢青葉の指導者となり、O先生と呼ばれ今に
至ります。

その節は本当にありがとう。

そろそろ、O先生が祝われる番ですね。

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須藤論語素読の会

2024年05月15日 | 詩吟
新越谷駅地下の越ケ谷コミュニティセンタ―に場所を変えて、2回目の講座です。
今日の須藤先生の特に取りあげたい漢詩のお話は、関吟のテキストにもある
「可意  良寛」ですが、この詩の前には、以下の漢詩があるのです。

鳶は喬木の顚に巣くい
黄雀は其の株に聚まる
鳶は雀をして鷇(ひな)を啄めしめ
雀は鳶に憑って烏より護る
此の物猶ほ尚爾り
両箇逓互いに扶く
如何ぞ其れ人と為って
彼此相誅することを為すや

須藤先生のその漢詩にまつわる話や、先生の思いをきいていると、女性なら
ではの受け取り方があって、よりその詩が好きになります。
そしてお話の後、私の吟詠をお聞きいただく機会を下さいます。
かつては、三人の吟者がいて、交代で吟じていました。
須藤先生も、あの頃の先生方のことを懐かしんでおられます。

来月は、双雲美術館で須藤先生との距離を縮めた「山中問答」が語られます。


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