風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

風になった鼓太郎

2023年03月26日 | こたろう
2001年3月26日(月)鼓太郎 三浦半島の漁師さん宅に産まれました。
ネット上でもまだ珍しかった里親を探すボランティアさんの手で、はるばる
高速を走って乳離れしたばかりの小さな猫(こ)が届けられました。
ボランティアさん宅では、ゴンザレスと呼ばれていたそうです。
次女の命名になる「鼓太郎」は我が家の三番目の子供として登場。

2023年3月26日(日)の今日は、鼓太郎の22歳の誕生日をむかえるはずでした。
21歳の誕生日は、スリムになりながらも、元気で、先の異変など想像も
出来ないくらいの、元気さで、出窓やベッドに飛び乗り飛び降りていました。

ところが、去年2022年5月1日(日)夕刻、静かに私の腕の中で身罷りました。
身罷るいう漢字は、身籠るという漢字とよく似ているんだねぇ。。。


食欲が落ち、大好物も半分、三分の一になり、そっくりそのまま残ってる。
やがて水も飲まなくなる。
スポイドで、口に水を含ませるまでとなり、ついには、スポイドを持つ手を
やんわりと退けました。
最後まで自力でトイレに行くことをやめず、粗相をすることは一度も
ありませんでした。
最後の日の二日前まで、ベッドに自力で飛び乗っていました。
翌日、ベッドからの飛び降りが負担になると感じ床に布団を下ろしました。
床に置いた布団でも同じように布団の裾の方で、私の足に体重を
感じさせながら夜を過ごしました。
位置が変わっても、私の布団であればよいのだねぇ。あぁ、良かった。
一晩だけ床に敷いた布団で過ごし朝を迎えその夕刻、枯れるように、静かに
私の腕の中で逝きました。

骨壺に収まったのに、そばに居る時のように、いろいろな信号をいまだに
送ってきていました。


「もういいかい?」と言っているのか、「いつまでもそばにいるよ!」と
言っているのか、時により感じ方が変わります。

私は、「もういいよ」と言えないでいました。

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関吟華州会 山口華雋先生

2023年03月26日 | 揺り
T先生に教えて頂いたYouTube、華州会の山口先生の詩吟教室が、最近
教えて頂いた情報の中では、飛びきりです。

すぐに、見ることが出来なかったのは、探し方が下手だったからです。

やっと見つけました。

芦孝会にお越しいただいて、ご講義を頂いた時と変わらぬ若々しい声で、
そうそう、そんなことを教えて頂いたなぁと、嬉しくなりました。

いつ聞いても何度聞いても飽きずにお声を聞き、何度でも納得する内容で、
初心者にも、経験者にもあり難い講義です。

何よりも、関吟流の先生であることが、飛びきりです。

おかげ様です。ありがとうございます。

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助言

2023年03月26日 | 詩吟
今日は、中央会会議、昇段試験、吟詠練習と何事もなく進行しました。
コンクールに出場するチームの吟詠練習には、珍しく会長から私にご指名が
あり、感想・意見を伝えさせていただきました。

三人ともかつての教場仲間です。その気安さがあって、厳しい物言いに
なったかもしれません。
そこまで厳しかったのは、かつて、「教えたことがあるからだよね」とは、
さる方の言葉。

私には、そうだったのか、そうでなかったのかは、よくわかりません。
今の生徒さんであれば、お稽古前後の生活や気持ちなど日頃の様子も知り
つつ言葉選びができますから、それに添って、緩急を考えています。
今は、共に練習をして居ない方たちは、中央会に出席する他の会員さんと
同じで、様子がわからないのですもの。
それでも、かつてのご縁というものは色濃いのかもしれない。
そう考えると納得するところもあります。

ただ、コンクールとなると情状酌量の余地もなく、たったいまの一吟で、
すべてが判断されます。言い訳の余地はありません。
日頃を知っていれば、良きにつけ悪しきにつけ、偶々であったのかどうかが、
手に取るようにわかります。

そんな時、心に沿った言葉を選べます。人それぞれへの言い方は違います。
気持ちに寄り添いながら、一番良い助言をすることは、とても難しい。
なら、淡々と、お稽古を進めればよいのです。
それができればどんなにか楽な事か。

まず、止めなくてはならないのは、現場に居なかったのに、コメントをする
事です。
日頃(中央会)の様子で、壇上での吟詠に対する憶測は止めなくてはいけません。
コメントするなら、ちゃんと応援に行くことです。

ただ、日頃の様子で、解決すべき点を見つけたら、チャンスの到来を待って
行動に移すこと。チャンスの到来を待つのが肝心で、今すぐじゃないと
勿体ないと言う気短さをを止めよう。
聞く耳を持った時に、永遠に来ないかもしれないが、、、ささやこう。

きょうのように、指名されたときは、遠慮なく意見を言わせてもらうね。

だって、あの指摘は、どなたもが心に思ったことだったと、「グッドです」とまで
言って頂いたのですから。
その言葉が、どんなにか拠り所になるか、言った当人はご存じ無いことでしょう。
いずれにしても、いい気分で帰れます。


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