風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

教場のあと

2022年11月02日 | 詩吟

その気になってきたMさん、何とかしたい。

教場の後、2時間の会場確保が出来たので、補習を行いました。

補習には、どんな時も参加するYさんもいます。

 

今日は、詩を読み、朗読へと持っていく作業。

Mさんは、アクセントは問題ないので、そのまま読んで、言葉の終わりの

母音になったら譜を詠うことをしてもらいました。

最初は違和感があったようですが、声の低いMさんは、無理な高さで、

練習をしています。それでも、平気ですと答えます。そうかな?

自分が日頃語っている声で、読み、母音で詠うことに違和感がありましたが、

すぐに慣れてきました。

アクセント通りに読む。アクセント通りに詠う。母音で譜を詠う。

肝心なのは、自分の高さで詠うこと。

自分の高さではない音程で、先ず、聞き詠うので、音の取りにくい人には、自分の

体に覚えさせるのに無理がある。

はじめに覚える吟詠は、自分の高さであることが望ましい。

じゃぁ、どうすれば?

詠わないで聞いているだけにする?

初めに体が覚えた音を自分の高さに変換するのが、難しい。

基本を覚えるまで、個人練習が望ましい。じゃぁ、どうすれば?

 

譜№ 19番のどうしてもくるってしまう三六の音の変化が、音程も狂わず

言葉に続けて中山が詠えました。

語る言葉が、三六になってるんですよ。

語っているそのまま詠えばいいのです。

 

「詩吟、詩吟、詠う、詠う、吟じる、吟じる」でいっぱいになっているMさんの、

頭の中から、それらを取り払って、読むことに塗り替えました。

正しく読めるのです。

詠おうと思うから、音痴になるんです。

家では、読んでくださいね。

 

 

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