風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ピンクのセーターのすみこさん

2019年07月03日 | 徒然に日々のことを
いまだに、覚えていてくれる「すみこさん」のこと。

昨日は、七夕飾りをしたそうな。

おぼつかない手で、短冊を書き、つるす。
それだけの作業が、できにくくて、つい手を貸しそうになる大人たち。

その子の可能性を引き延ばしたくてつい手を貸してしまうが、見極めも肝心と、娘は、差し伸べる手をとどめる。

そんな、父兄たちとのやり取りを聞いていると、娘の子供たちへの深い思いが見えてくる。


そして、自分で作った七夕飾りをランドセルにさして、お母さんと手をつないで帰っていく後姿を見送るのは、格別の思いがあったそうな。

そして、その子たちは、いまだに「すみこさん」を覚えていてくれるそうだ。
じゃぁまた機会があったら、ピンクのセーター着ていこうか?というと、
ううん、今度は違う色でね、ときた。

どのくらい覚えていられたか、見たいからと返事。あぁ、そうか。

「ママはママなの!」と言って、ママの名前を憶えない(?)覚えられない(?)お子さんが、すみこさんの名前は、しっかり憶えていてくれているそうだ。

そのような子供に対して、お母さんの名前がいえるようにするのが、小学校の指導なのだそうだ。

日々、「ねばならない」ことと折り合いをつけて、子供たちの心の世界を大事にしたいと思っている娘の様子が、垣間見えた。
お母さんたちも、新学期始まって2か月余りで、その思いを、ちゃんと受け取ってくださっているようだ。

娘のやさしさは、最上級だ。見習わねば。

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