風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京芦孝会中央会2月

2015年02月22日 | 詩吟
午前中は、いつもの通り。
午後からは、東大島教室の会場となっているセンターの成果発表会で、野田 芦孝先生はじめ東大島の会員とそのビジターの方々が出場なさるので、幹事長と私とで、取り計らうこととなっていました。

1時間を頂いて、大山の習いたての技をお話させていただきます。

基本の大山 5揺り大山 5&6揺りの大山という三つの方法の初めの二つを取り上げました。
プリントお配りすると、視線が机上に向けられるので、白板に二種類の山を描くことにしました。
そして、ピンクのマグネットを使って、音の変化をわかりやすく示します。

ブルーのマグネットは、音の揺り部分を示すのに使います。


これで準備完了。


午後の連絡事項を幹事長が伝えた後、大山のレクチャーが始まります。

幸い、東大島へ出かけた人が多いので、残ったのは、10人ほど。
反応を確かめながら、お話ができるのは、私にとってはとても安心できるやり方です。

まず、基本の大山。
しっかり支えられた音を出すということに関係して、同じ音の高さで言葉を言うとき、(「けいじんを~」の「36666」)同じ高さで出しているつもりでも、だんだんに力を失って失速しがちです。
一音、一音ずつ浮上する力を与えながら言葉をつなぐことを、練習してみました。

しっかり支えられた音を発声してということにも、アプローチや場面の違いによって、選ぶ言葉が違ってきます。

十分に支えられた音を出すことができて、次の「7」の高さが、クリアに出てくる。

そして、揺りを入れる場合も、きっちりと音が支えられて始めて、揺りを入れることができる。

揺りたい気持ちばかりが先行すると、きっちりと支えられた音を出すのを忘れて、ふにゃふにゃの音になる。

すべての、根源は、支えられた音ということになる。

予定時間1時間でぴったりと終わり、残りの時間は、コンクール出場の人の練習の時間にあてられ、参加人数が少ないため、何度も繰り返しをすることができました。

こんな日に來るのは、コメントを暮れる人のほうが多いくらいだから、出場者には良い勉強になったと思う。

今日初めて、顔合わせをして、女性連合吟コンクールに出場するチームは、1回ごとにコツをつかんで、合吟らしくなってきた。
やはり、気に名たのは、頭高の最初の音。
しっかり支えられた音を出すには、丹田に力を集中して、そのほかのところはリラックスしてという手法を、手を変え品を変え助言することとなる。

このテクニックが、考えずして行えるようになったら、しめたもの。

今日の大山のレクチャーは、かなり好評で、未消化部分もありつつホットなうちにお伝えできて、満足でした。





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