風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

関吟東京支部定時総会

2011年04月17日 | 詩吟
関吟東京支部定時総会が開かれました。
滞りなく進行され、全ての議案が承認されました。

東京支部中央会は、第4日曜日なのですが、会場の都合で、第3日曜日に開催されました。
総会の後は、春の昇段試験。参加会員で、師範代以上の資格を持つものが全員審査員となり、合否の判定をします。

その後は、春のお楽しみ会となります。
お弁当と少々のアルコールをたしなみながら、各教室から出し物の披露です。
ミニ構成吟あり、レクチャーあり、おしゃべりあり、はたまた、詩吟とは離れたかくし撃烽?り、充実した楽しい時間をすごしました。



わが、夢青葉は、話をさせたら、いくらでもという才能の持ち主がいるので、夢青葉がいかに楽しく練習をしているかを、そして、詩吟の効用について、制限時間をオーバーしながら、皆さんにアピールしました。

計画停電がもし実施されたらとの想定の元に、安全装置をいくつも考えて臨んだ教室もありました。その教室には、私も助っ人として要請され参加させていただきました。
計画停電も無く、全員参加でしたから、助っ人の必要が無いほど盛況でよかったねぇ。

また、好きな詩吟を独吟したり、合吟したり、ピアノ演奏あり、それぞれの持ち味で、詩吟にこだわらない内容のものを、披露するという東京支部ならではの、お楽しみ会でした。

何かのときのために、私も、ねたの準備をしていたのですが、彼の活躍のおかげで予想したとおり出番はありませんでした。 めでたし、めでたし。

それぞれの教室の特徴、性格を良くあらわしていて、おもしろかったのです。

その中で、今までの東京支部に無かったものが披露されました。
それは、コンクール上位を取るためのレクチャーがあったことです。
最近転勤で、関東に来られて、数々のコンクールを連戦し、上位獲得している吟界では若い部類に入る男性が、お話してくださいました。
修行を受けた詩吟の先生は、コンクール出場のノウハウを沢山持っていらっしゃって、その先生の下で、しっかりと基礎固めをして来られたようです。
彼は、それを体得しているのですから、御自分の言葉として語られたら良かったのに、私は、そのように先生から指導を受けましたとの、奥ゆかしいところのある方です。
とても興味を持って、耳を傾けられた方が数多くいらっしゃいました。

今年は計画停電のため、コンクールが取りやめになったものもありますが、全て無くなったわけではありませんから、彼の教えてくださったことを胸に、上位を納められる方も増えるかも知れません。

会の後は、お決まりのカラオケで二次会。

自慢の喉を披露してくださり、私は、歌うより聞かせてもらう方が好きなので、どっかりと座っていました。









広く公益法人を目指している関西吟詩文化協会の一員として、このたびの東日本大震災に何が出来るか、と言う話が出るかなと思ったのですが、あえて、この話題は出さなかったようです。

私の習った詩吟には、被災された困難な状況にある人々に向けて、ふさわしいと思われる内容の詩を探すことが出来ないのです。
また、詩吟に一切関わらない夫の意見としては、詩吟はもっとみんなが立ち上がってきて、その先が見えて元気が出てきた頃にふさわしいのではないかと、珍しく語りました。
私が、おっちょこちょいなので、ブレーキをかけたかったようです。
動き出しそうにしていたのかな?
まだ、まだ。


今は、お笑いと演歌が、人々の心を慰めているような、報道が見られます。
笑いは、本当にすばらしい。
寄り添うと言う意味では、最強のスキルだなぁと、そして、ある料理家がお菓子を提供し、一緒にホットケーキを焼いているのも見られました。
笑って、おいしいものを作って食べる。それに勝るものは、ないなぁ。

こんなとき、オルティンドーも良いのかもしれない。
大きな声でありながら、人の心のひだに入り込み、癒しを行えるのは、残念ながら詩吟よりも強い力を持っていると思う。

これには、大きな異論を唱える人もいるでしょうが、あくまでも私見です。

詩吟とオルティンドーと民謡とほんとに、どこがどう違うんでしょうねぇ。。。。。


何かしたいという思いも、相手先の状況を見極め、それにふさわしいものを提供してこそ生かされる。
心が弱りきっている人に、「頑張れ」の言葉は酷だと思う。
世の中、「頑張れ」が多すぎる。
何かしたいだけの気持ちで、軽率に動いてはいけない。
そして、先は長いのだから、今は力を溜めていたら、きっとふさわしい出番のチャンスはやってくると思う。
何でも、先駆けてやりたいのは、わかるけれど、さきがけの人が疲れてきたときに、そっとバトンを受け取る人も必要。





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