いつも、「これから行くから」の電話で来る娘と孫たち。
電話を切って、いそいそし始めるのは、じぃじ。
一応、〈しごとがはかどらんなぁ・・・」と言う。
休みの日は、机から離れてと言うのが、約束ごとなのだけれど、一向にあらたまらない。
運動不足はなはだしい。
こうやって、孫が来てくれると、いい運動になり、脳の違う部分の活性化が図れる。
5ヶ月の姪っ子が、ママと先に入ってきて、バァバに抱かれたものだから、玄関から走りこんできた甥っ子は、一瞬迷って、ジィジの手の中に飛び込んだ。
ジィジの笑顔がはじけた。
「おとうさんとママが、出かけるよ。どうする?」「ここにいる。」
「じゃぁね」「いってらっしゃい」
あっさりと、お留守番を選んだおにいちゃんは、いろいろと目的を果たしていく。
ママにべったりになっている妹は、バァバに抱かれてあっという間にねむってしまった。
やんちゃで、ぼくの敵だったおにいちゃんは、未だに僕に腰が引けているが、一時よりはずいぶんと静かになって、僕も避難しなくてもよくなった。
姪っ子の方は、穏やかで、まだ僕にちょっかいを出さないどころか、僕を認識しているんだか、いないんだか。
ママがいなくなった部屋で、姪っ子の反応は、バァバとママが心配してたけど、ぜんぜん平気。
やがて、ジィジと甥っ子は、電車を見に出かけていった。お決まりのコースだ。
ジィジとバァバの幸せな時間が、過ぎていく。
今日は、いったん帰るけれど、3連休には、ママと三人がとまりに来るらしい。
ジィジは、バァバを何処にも伝テイクつもりが無いのがわかったママが、それならと、来ることになったみたい。
バァバは、藤の花か滝桜を見に行きたかったらしいけどね。
世界を駆け巡っているから、仕事じゃないときは家に居たいジィジには、こまったものだ。
モンゴル時代に、あちこち旅をして、一生分の旅心を使ってしまったらしい。
さてさて、そんなジィジも、孫には弱い。
何でも1回で十分なんだけど、孫と電車を見に行くのは、もう、ずいぶん回を重ねているなぁ。
今は、見るので十分だけど、そのうち乗らねばならなくなって、日本中に出かける羽目になるんだろうなぁ。
「そんなときのために、元気にしてなくちゃね」というバァバの言葉には、素直に返事をしていたから、その気は十分にあるらしいよ。
あ、でも、かあさんや、春のお彼岸に行かなかった墓参りはどうするの?
まぁ、日帰りをするんだから、混んだときに行かなくてもいいよね。
電話を切って、いそいそし始めるのは、じぃじ。
一応、〈しごとがはかどらんなぁ・・・」と言う。
休みの日は、机から離れてと言うのが、約束ごとなのだけれど、一向にあらたまらない。
運動不足はなはだしい。
こうやって、孫が来てくれると、いい運動になり、脳の違う部分の活性化が図れる。
5ヶ月の姪っ子が、ママと先に入ってきて、バァバに抱かれたものだから、玄関から走りこんできた甥っ子は、一瞬迷って、ジィジの手の中に飛び込んだ。
ジィジの笑顔がはじけた。
「おとうさんとママが、出かけるよ。どうする?」「ここにいる。」
「じゃぁね」「いってらっしゃい」
あっさりと、お留守番を選んだおにいちゃんは、いろいろと目的を果たしていく。
ママにべったりになっている妹は、バァバに抱かれてあっという間にねむってしまった。
やんちゃで、ぼくの敵だったおにいちゃんは、未だに僕に腰が引けているが、一時よりはずいぶんと静かになって、僕も避難しなくてもよくなった。
姪っ子の方は、穏やかで、まだ僕にちょっかいを出さないどころか、僕を認識しているんだか、いないんだか。
ママがいなくなった部屋で、姪っ子の反応は、バァバとママが心配してたけど、ぜんぜん平気。
やがて、ジィジと甥っ子は、電車を見に出かけていった。お決まりのコースだ。
ジィジとバァバの幸せな時間が、過ぎていく。
今日は、いったん帰るけれど、3連休には、ママと三人がとまりに来るらしい。
ジィジは、バァバを何処にも伝テイクつもりが無いのがわかったママが、それならと、来ることになったみたい。
バァバは、藤の花か滝桜を見に行きたかったらしいけどね。
世界を駆け巡っているから、仕事じゃないときは家に居たいジィジには、こまったものだ。
モンゴル時代に、あちこち旅をして、一生分の旅心を使ってしまったらしい。
さてさて、そんなジィジも、孫には弱い。
何でも1回で十分なんだけど、孫と電車を見に行くのは、もう、ずいぶん回を重ねているなぁ。
今は、見るので十分だけど、そのうち乗らねばならなくなって、日本中に出かける羽目になるんだろうなぁ。
「そんなときのために、元気にしてなくちゃね」というバァバの言葉には、素直に返事をしていたから、その気は十分にあるらしいよ。
あ、でも、かあさんや、春のお彼岸に行かなかった墓参りはどうするの?
まぁ、日帰りをするんだから、混んだときに行かなくてもいいよね。