風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夫と母

2008年01月26日 | 風のこたろう裏日記
母は、驚くほど元気になったらしい。
一人で暮らしているから、一つ不安ができると、次々と雪だるま式に膨らんで、ついには、体の変調になってしまったらしい。

今日は、駄目押しで、再度病院にいき、幸い主治医がすぐさま診て、いろいろと主人を交えて話をしてくれたそうだ。

母は、息子立会いのもとだったから、いろんな面で安心だったらしい。
体のことを息子と話すなんて恥ずかしいことだったのは、昔の話。
母は年を重ね、息子も頭が白くなると、医師を間に挟んでのこともあって、胸にある不安を全て吐き出したようだ。

母は、昔かたぎの人だから、体のことを口にするのは、恥ずかしいことだから、女であるけれど嫁の私と息子とどちらが言いやすいのだろう。
今回は、私がぎっくり腰で動きが取れないこともあり、もろもろの事情もあって、息子である夫が出かけていったのです。
お陰で、家のことなどで長男ならではの決断が可能な場面もいろいろとあったのです。
いざと言うときは頼りになる息子だったのだと言う思いを深めてくれたのなら、これほど良いことは無い。

一般的な考え方をしない母であり、夫だから、そのときの流れに沿って、できることをなし、「ねばならぬ」を振りかざさないのがとても良い。

夫は、一時は帰宅を延ばすつもりもあったらしく、電話で、「予定通り明日帰える」といって電話を切りました。

田舎のことだし、車で病院へ行くというのがビッグイベントになってしまうのは、私にとっては、寂しくつまらないことのように思えるのです。
母にしてみれば、行く先は病院であっても最愛の息子の運転する車に乗って、家から出かけるということは、胸躍ることだったのだろう。
しかも、医師から、心配は全く無いと言ってもらって、これ以上の、安心と楽しいことは無かったのだろう。
帰宅したら、とたんに元気になって、庭の聡怩nめたそうな。

母の喜びと、私の感じる喜びとは、全く異質のものだから、これから、ますます、何かあるたびに知恵をめぐらして、母の思いを探り出すことが私の仕事なんだろうなぁ。

考えるための手持ちの駒が、少なすぎて、かえって物事が複雑にならなくて良いのだろう。きっと
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