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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

幼稚園

2005年11月07日 | チンゲル亭
幼稚園情報について

今日、お子さんを国立の幼稚園に通わせているお母さんと話をしました。
国立の幼稚園の場合は、昼食の後、4時半ごろに軽いおやつを食べてから家に帰るそうです。
私立の場合は夕飯まで食べさせて8時ごろまで預かるところもあるということでした。

国立の場合夏休みは無いそうです。私立の場合は、夏休みがあるそうで、長時間預かってもらっている人なのに、夏休みがあると大変そうですが、親もしっかり夏休みを取れる状況であれば問題は無いわけで、それぞれだそうです。そうか、なるほど。。。

彼女は、UBの郊外に別荘を持っているので、夏になるとおばあちゃんと別荘に行って1日10時間ぐらい外で遊び明かすそうです。
うらやましい限りです。

冬になると別荘は閉めてしまっていかなくなるそうです。そうなっても子どもは理解しないので、行きたい行きたいとおねだりをすると、言っていました。
思いっきり10時間も遊ぶ毎日は、子どもには魅力ですものね。

冬になると、外はマイナスの世界でアイスバーンにはなるし、なかなか小さい子どもは外遊びが出来ません。
しっかり夏のうちに真っ黒になるほど遊んで日光を取り入れなければね。

都市生活がおじいちゃんの代から既に始まっていて、田舎に行くことの出来ない子どもは、別荘があると思い切り遊ぶことが出来るわけです。

UBの子どもは、夏になると田舎に行くと単純に思っていたのですが、それは、親戚や身内が居ての話でした。
別荘も無く田舎も無い子どもたちが、長い夏休みをすごす施設が必要です。

私が通い始めたSAVE THE CHILDRENの施設は、そのような役割をしているわけです。もっともっとたくさんの施設と、それに携わる人材がたくさん必要です。
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国立第52幼稚園

2005年11月06日 | チンゲル亭





先週見学させてもらった幼稚園です。
ちょうどお昼寝の時間でした。一人眠りそびれた男の子が恨めしげに私を見上げていました。
折り紙センターも中に併設されています。

UBの幼稚園はどこもきれいに飾られていて、明るく清潔です。
きれいに飾られているかどうかが、先生の評価の一つということで、先生はとてもがんばっているらしいのですが、それは決して子どもたちが楽しんで遊べるものではないということが、ちょっと問題だと日本人のプロのおっしゃっていることでした。

子どもたちは、きっちりとシーツにくるまれて眠っています。赤ちゃんのときから棒のようにくるまれ手眠る習慣があります。
UBでは珍しい、ゲルの形をして保育室です。
明るい食堂は、外観を写した右側の建物です。
このほかに、普通の建物の保育室もありました。

UBの幼稚園は、朝食から夕食までの長い時間を保育してくれます。
一クラス40人くらいを、先生とアシスタントの二人で見ています。
学校に上がるまでには、読み書きが出来るのが前提だそうで、躾の面はどうなるのかなぁ。


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子どもの描いた絵

2005年11月04日 | チンゲル亭
4才から10才までの子どもの描いた絵を数百点見せていただくチャンスがありました。

モンゴルで子どもへの絵の指導は、先生が書いた絵の通りに描いた絵が良い絵とされる教育がなされているそうです。
子どもの想像力、独創性を伸ばすにはどうすればよいかということを、最近UBでもやっと考えられるようになり、日本人の指導者たちがいろいろと苦心しているところだそうです。

みんなそれぞれ違ってよいということが少しずつ分かってきたということと、強力な指導者が出てきたということで、今日見た絵たちは、子どもの思いが良く現れているように思いました。

モンゴルにある素材といえば、サインペンのようなもので、日本の幼稚園で子どもが始めて絵を習うときに使うクレヨンというものは、UBの一部でしか手に入らない状況です。

そして、その素材も限られた色の数しかない中で、よく描いているなぁと感心しました。
子どもは、先生が枠にはめなければ、素材の少なさとか条件の悪さなど、ちっとも関係ないのだなぁと思いました。

とは思うものの、この子達に十分な紙と20色のクレヨンや絵の具、せめて太いのと細いのと、2種類の絵筆を目の前においてあげたら、どんな絵を描いて見せてくれるのだろうと思います。
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ざざ

2005年10月31日 | チンゲル亭

 腕に抱かれて一緒に眠りかけのザザ(私の姿はお見せできません。。。)


ザザ

9月29日知人の依頼で預かることになった雌猫。
遊びたい盛りの子どもで、よちよち歩きをやっと卒業した頃のまだ頼りなさの残る女の子でした。
今日で一ヶ月を過ぎて、体も2倍くらいに大きくなりました。
もうそろそろ、大人になるのかしら。


寂しくて寂しくて、ソレで甘えたくて甘えたくてたまらない子猫は、ドアの閉まる音に敏感に反応します。
そして、しまったドアの隙間に鼻先を擦り付けて、哀れげに鳴きました。
まだ、部屋にいっぱい残っているのに、それでも、当分の間張り付いて鳴き続けます。

あきらめるまで、好きに鳴かせておいて、ドアを離れたら膝に乗ってきて体をすりつけて、今度はごろごろと喉を鳴らして甘えます。
抱っこされるのが大好きで、すきあらばと膝の上を狙っています。

名前の無いのは可愛そうですし、呼びかけても我知らず野表情は困ります。
それで、わが家だけの名前を飼い主に断りなく「ざざ」とつけました。
勝手につけられて名前ですから、はじめは無反応。
そのうち「ザザ」と呼ばれると、おいしいものをもらえるのが分かると、足元にすりよりにぎやかに「にゃー にゃー にゃあーー」と鳴くようになりました。

預かってくるとき、食器に残っていたのがソーセージでしたから、よく似たものを買ってきました。
ドッグフードはどこでも良く見るのですが、キャットフードはなかなかなかったのです。
メルクーリでキャットフードを見るようになり、UBに住む外国人が猫を飼う様になったことが分かります。おかげで、ザザもキャットフードを食べるようになりました。

しかし、肉の安いモンゴルですから、肉を上げればよかったのです。
日本で鼓太郎を養っていたときの流れで、猫にはキャットフードという図式を崩せなかったわけです。

鼓太郎は、フードを変えるときは少しずつ混ぜて新しいのになれるように気を使いました。
そのように、本に書いてありましたから。
生魚はさすがに三浦半島から来た猫だけに大好きです。お刺身やおすしを食べているときは、テーブルの周りで落着かないそぶりで、ニャーと催促をしました。
最後は、いつも食べ物をくれる私の横にちんまりと座るのです。そして、もちろん、新鮮な魚をほんの少しおこぼれに預かるわけです。
あー、生の魚食べたくなったなぁー。

さて、子どもの猫に生肉は、わたしのほうに抵抗があり、ソーセージかフードに落着いています。
どちらをあげても、食いつきは旺盛です。
魚の缶詰の汁をご飯にかけた猫飯は食いつきは良かったのですが、最初だけで、かなりの量を残しました。
鼓太郎は日本の猫で、ザザはモンゴルの猫でした。

知人から頂いて、日当たりの良い窓辺で生き生きと葉っぱを茂らせていたランとつたの鉢植えは、ザザの標的になり、葉を折り、歯型がつけられ、長く伸びていたツルがずたずたに切られ、とうとう手の届かない短さに切って整理されました。

もう一つ、フェルトのケースに入っているシャガー(羊の骨のおもちゃ)4個いりは、朝起きると台の上から落ち、シャガーは今のところ目に見えるのは1個だけです。
ジャガーは骨ですから、標的になり、人間からは猫の玉とリとか猫のサッカーと見えるとてもすばしこい動きで椅子やベッドの下に蹴りこんで姿を消しています。

直径3センチほどのジャガイモも袋から探し出して、サッカーのボールになり、妙な場所にジャガイモが一個だけぽつんと取り残されています。

モヘアの手袋はおもちゃになりました。

少し安定の悪いアイロン台は、ぶら下がっていた紐を標的にしている間に、おおきな音を立てて唐黷ワした。
その次には、アイロン台から飛び降りて唐キようになり、ソレは、偶然のことと受け止めていたのですが、どうやら、故意におもしろがってガしゃんと音を立てて唐オているようなそぶりです。

時々狂ったように部屋を走り回ることがあるのですが、台所からダッシュしてリビングへ駆け込むとそこにはソファの背があるので、勢いのあまり垂直に近い壁を平気で走り抜けます。
まるでくの一忍法です。書斎の机の後ろをまわりベッドの下に落着くのがいつものコースです。
猫の爪と筋肉の丈夫さに感心します。

ザザを見ても鼓太郎を見ても、もっと自由に青空の下で生きていくことを奪われているわけですが、連絡所で借りてきた「雨の日のネコはとことん眠い」加藤 由子(PHP研究所)を読んで、鼓太郎は鼓太郎の、ザザはザザの今の生活でよいということが分かり、ほんとに安心しました。

間もなく帰っていくザザです。少し、感情をセーブして接してきたつもりですが、もう後幾日も無いと思ったとたんに、ほろほろと涙が落ちできて、あわてました。
涙を落とすくらいなら、セーブしないで思いっきり育ててやればよかった。
いや、果たして、感情をセーブしていたつもりでほんとはできていなかったのかと、思いいたる。
だって、涙腺が緩みっぱなしで。。。

ほんとの飼い主の元に戻って、どのような育ち方をするのか分からないけれど、この一ヶ月夫と私とで可愛がったことがいじけないで育つことの手助けになっていてくれるといいな。
貴方のこと嫌いな人(モンゴル人は大体ネコが嫌いなので)もそばに居るようになるけれど、ソレはそれで貴方の持ち前の好奇心で遊びに変えてね。

犬ほどの記憶力の無いネコだから、私たちのことは忘れるのだろうなぁ。
ネコの嫌いな人から、せめて恐武Sだけを受けないような生活だといいなぁ。

しかし、ほんとの飼い主さんはネコの大好きな人で、かつても飼ったことのある人らしいから、目いっぱい可愛がってもらうのよ。
著者の加藤さんによると、「ネコは家付きの人につく」のだそうです。だから、心地よい家とその家に可愛がってくれる人が居ると安心して生活できるそうだから。大丈夫よね。

symbol4数日でおうちが変わるのも知らず、陽だまりでお昼寝中のザザへsymbol5
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予防注射

2005年10月29日 | チンゲル亭
モンゴルでは、呼吸器系のと生活習慣病が多いと健康管理講習会で、医師から話がありました。
肉が多く、野菜の少ないモンゴルでは、年配者に限らず若い人たちにも高脂血症が少なからずあるのです。
寒さに対抗するには、脂肪を取りあるときは酒の力を借りなければならないこともあります。

エネルギーを炭水化物や脂肪に頼ることなく上質のたんぱく質でとるように。「上質の蛋白とは魚です。モンゴルでは難しいでしょうが。。。」
とのお話。
魚もなくはないUBですが、なかなか手が出ません。
川魚の大きいのが時々生で市場に出るようですが、まだ、料理して食べたことがありません。

そして、肉が食べたくないときは、ご飯と味噌汁を食べます。
すると、炭水化物と塩分の取りすぎに片寄ります。

なかなか、思うような健康的な食事になりませんが、主婦として来ているのですから、なるべく医師のおっしゃる理想的な食事に心がけたいと。。。

しかし、昨日は、突然お手伝いを頼んで家に来てくれた知人に、納豆と味噌汁の夕飯を出しました。
そして、納豆を食べない私が、ありあわせの材料でつくったおかずが、カレー味のキャベツとベーコンの炒め物でした。
納豆には、カレー味はあわないのでした。
ほんとに、ごめん。
私は、白いご飯にカレー味の野菜炒めは、おいしかったのですが。。。

何年主婦をやってるんでしょうねぇ。
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今日の気温

2005年10月25日 | チンゲル亭
UB時間午前10時30分現在

外気温 13度
室内  26度
室内湿度 38%
天気  うす曇り


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陶結ウ室

2005年10月23日 | チンゲル亭
久しぶりに陶結ウ室に行きました。
今日で,3回目なのですが、2ヶ月ぶりに土にさわりました。
モンゴルに来たおかげで、三次元のものを作り上げるなど考えもしなかったことを、やり始め増した。
ここに来るたびに、私がこういうものを作るなんてねぇ!と一人で感心しています。
理屈は抜きに形を作り上げていくのにすぐに夢中になってしまいます。
小さい頃、きれい好きの母の影響で、泥饅頭を作った覚えが無いのです。

娘たちが形のあるものを作れるのを、感動したものでした。
娘が、猫の形の鈴をつくってきたときは、閉じた中に音を出す玉が入っていることに驚き、どうやって作ったの?とたずねたものでした。

2回目に残った土を持って帰って家で思うままにつくったものの中に、りんごの形をした鈴をつくってみました。
鈴の本体を作り、中に入れる玉を新聞紙に包んで封じ込めるのです。
そうすれば、粘土が乾くまでに玉がくっつかないし、土を焼くと新聞は灰になるので、中で自由に玉が動き鈴となるのです。
15年前に娘に教えてもらったことを思い出して、つくってみました。
さて、ちゃんと音が鳴るでしょうか。

厚さ1センチの丸い板をつくります。
その板の上に、土の紐を乗せて外側は下から上へ、内側は上から下へ撫で付けて平らになるようにします。
うっかりすると外へ外へと拡がってしまいます。
あるところは厚く、あるところは薄くなります。
それでも、なんとか形が出来上がって来ると、嬉しいのです。

拡がるとどうにもならなくてお手上げなのですが、先生の手にかかると自由自在に大きくなったり小さくなったり、魔法のようです。
目で見ているとなるほどと分かっても、いざ、自分の手にそれをさせようと思うと、どうにもなりません。

ということで、最初に思っていたのとは程遠いものが出来上がるのですが、それはそれで、一生懸命につくったのですから、いとおしく気に入ってしまいます。

湯のみと小鉢とぐい飲みの3点を2時間でつくりました。
今回は、小物ばかりです。

余った土は、家に持って帰って暇なときにつくります。
こんどはなにをつくろうかなぁ?
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ザザのしっぽが!

2005年10月20日 | チンゲル亭
ベランダのドアを開けてびっくり!
ザザのお尻に、黒い哺乳瓶洗いがくっついている。

なんだ!これは!
べランダの物音に驚いて、ドアを開けてみるとザザがドアにへばりついていた。
最近、富に優雅に、心持を表すかのように、小首を傾げるがごとくにちょっぴり曲げているしっぽが、まさに瓶洗いのたわしのごとくに直立して立っている。
いつもの5倍ぐらいに太く、荒くなって、しおしおと部屋に入ってくる。

ふとベランダの手すりを見ると、大きな大きなカラスが翼を広げている。
あの物音は、このカラスの仕業だったのか、ザザがぶつかったにしては、硬質な音だった。

カラスがザザを狙ったのだ。
体が大きすぎたおかげか、手すりが高かったおかげか、カラスのくちばしはザザの体を直撃できなかったのです。
それとも、広い部屋を元気に敏捷に遊びまわっていたおかげで、カラスを避けることが出来たのか。

それは、朝のことで、今頃落着いて考えてみると、もしかして、ザザが襲われただけの被害者ではなく、果敢にカラスを威嚇したのかもしれません。

その、名残が、尻尾の毛の逆立ちだったのでしょう。

華奢な、うっとりするほど優雅な動きをしていた尻尾が、あられもないたわしの形になって棒立ちになるなんて。
それを見た直後は、驚きとショックと不憫さで、呆然としたのです。
しかし、モンゴルの草原で拾われたというザザは、野生を少しは持っていたのかもしれません。

夜になって、娘と話をしているときに、ザザのたわしになった尻尾の話をしながら、体に比べて異常に太すぎて、ピンと広がった尻尾の毛の状況を目に浮かべながら話していると、その滑稽さに吹き出してしまいました。

午前中は、もしかしてカラスに食べられたかもと思って、体が震えるほどでした。
数時間後出先から帰ってもまだ、毛先がほんの少し立っているのを見てよほど浮ゥったのかと、こんなとき、猫は何を感じ、どのくらいその感情を持ち越すのかなぁと思ったのでした。

夜になって、何事も無かったように、ハムを盗みベッドの下でぱくついている様子や、夫にじゃれ付いて、ちょいちょいと出す前足のちょっかいの具合や、滑らかに元の細さに戻った尻尾を見ていると、あの騒ぎはなんだったのかなぁと、肩透かしを食うのです。

犬なら、まだ、しょげ返っているのではないかと思うのですが。。。
猫の、この、忘れっぽさというか、いつも同じというか、一番心地よい場所と心のあり方を直ぐに見つけるしたたかさというか、天晴れというしかない。

うらやましいが、これを見習うと、周りの人間には、総スカンを食うだろうなぁ。

  直後は、もっと太く荒く、瓶洗いブラシ状態でした。


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今年2度目の雪がふりました

2005年10月14日 | チンゲル亭


         朝8時ちらちらと雪が降り始めました。

おととい辺りから、モンゴルの知人がそろそろ雪が降るといっていたのが本当になりました。

今日は、オルティンドーの練習が有ります。
前回の練習中に、暖房機のパールの点検をしていましたから、今日は暖房が入っているはずです。
しっかり着込んで、しかし、暖房の温度にあわせて、半そでと長そでとどちらにでもなれる準備をしていきます。

あまり薄着になると体が冷えて声が出ないし、暖かすぎると暑くて直ぐに疲れるのです。
これから、温度にあわせて、何をどう着ていくか出かける前に、しばらく考える時間が要るのです。
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ザザ

2005年10月13日 | チンゲル亭
 


本を枕に


                獲物(ハエ)を捉える絶好のャCント


 


 アイロン台を占拠




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