goo blog サービス終了のお知らせ 

風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ホーショールの作り方

2005年11月30日 | チンゲル亭



① 羊肉をみじん切りにする
② 粉と水を混ぜて耳たぶより少しやわらかめに混ぜて寝かせる。
③ たまねぎとキャベツのみじん切りを肉と混ぜる
    (キャベツを入れるとやわらかくなる)
④ 寝かせた種を包丁で切る
⑤ 最年少のお客様 僕も作る! お手伝いでも遊びでもない
  こんなに小さいときから、男女に係わらず参加するのです
⑥ 皮の合わせ目は、こんな風に、そして平らにする
⑦ 焼くにしては多目の油で焼く、出来上がりは僕の顔と様子を見てね
⑧ 今日の先生(いつもは日本語科の学生さん)

   ホーショールを作る会
10月に着任したばかりの奥様二人との約束で、「落ち着いたらモンゴル料理の作り方を教えてもらいましょう」をやっと実現しました。
今日は、お二人のほかに可愛い男の子のご両親と飛び入りが一人で8.5人でした。
2歳のまだオムツの取れない男の子が真剣に料理に挑戦しました。

こんな小さなときから、お料理をしたいと思うモンゴルの人たち、学生さんでも鮮やかな手並みですいすいと作り、あっという間に片づけが終わる手際のよさには、いつもながら驚きです。

そして、焼きたてのホーショールのおいしかったこと。
外では食べられません。
二人の奥様も大満足でした。

次は、何を作りましょうか?

コメント

モンゴル通信から

2005年11月26日 | チンゲル亭
UBで唯一発行されている日本語の新聞「モンゴル通信」第58号から。
トップは、11月21日のブッシュ大統領のモンゴル公式訪問と当田特命全権大使の任期満了のニュースが掲載されています。

2面には、第32回の「日本賞」教育番組国際コンクールにおいて、子ども番組部でモンゴル国営放送の「友だち」が優勝したこと。それによって受賞したアリオンジャルガル監督が天皇陛下とお会いするチャンスを与えられ、「モンゴルでは教育番組がどのくらい放送されていますか」とお聞きになられたと喜びを語ったそうです。

同じ2面に、一番私の興味を引いた記事がありました。


遊牧民を相続するのは好きでない
「アゴロ、デエベシル非政府機関が遊牧民に行なった「遊牧民を相続するか」という調査では、わずか22.7%が遊牧民になると答えただけ。
今後、放牧したり、移動したりなどの伝統的生活が減少する傾向が見られている。
調査には11の県、34の郡、ウランバートル市のソンギノ・ハイラハン区、21地区の遊牧民らを参加させた。遊牧民には直面している主な問題では家畜が盗まれることが63.7%、天気の悪状態が50.4%と答えた。彼らにとって子どもの教育、将来の問題が41.7%で、これが大いに心配されていることである。」
記事のままを書き写しました。
(モンゴル人が書いたものですから、少し日本語の表現の怪しい部分があります。)

4面には、学生たち、要求掲げ国会を攻撃
11月17日は「世界学生の日」モンゴル学生連合は平穏なデモを行なうはずだった。
学生は、「学生の権利法」を可決せよ
学生村を創立せよ。
学生寮を増やせ。
予算の問題で取り消された7400人の学生ローンを予算に取り入れろ。
などと要求した。
このデモは、午後に混乱し、学生たちは乱暴を働いた。政府庁舎の30の窓ガラスが割られ、数人の頭に医師やガラスが当たり、約20人の学生が逮捕された。国会議員のほとりも頭に怪我をした。




コメント

陶結ウ室

2005年11月26日 | チンゲル亭
久しぶりの土ひねりです。
今日は、先生の指示で初めて轆轤に挑戦しました。

土を轆轤に乗せてまず空気抜きをします。
菊練りという手法で土は十分に練られているのですが、さらに轆轤の場合は空気抜きをするようです。
その方法は、初心者には難しいので先生が練ってくれました。

これから作るものの土の量を見当をつけて、首を絞めるように(笑)くびれを作ります。
その真ん中に親指で穴を開けるようにして底を作ります。
底の面をゆっくり広げて必要な広さを確保します。
中指と親指で外壁を立ち上げていきます。
壁が立ち上がったら、まずまっすぐにします。
そのときは、親指、人差し指、中指でやさしくさわりながらまっすぐに仕上げます。

そのとき、肝心なのはひじを膝にしっかり固定して動かないようにすることです。
轆轤の回転を使って作るわけですから、中心がずれてしまうと成型が出来なくなるのです。

右足で轆轤のべダルを踏みます。強く踏むと速い回転になります。
ひじを膝に固定します。
3本の指と手首を固定して土と遊びます。

3つの運きに等分に注意しながら、バランスが取れたとき思うような形が出来上がるのですが、最初からうまくいくはずも無く、、、

どうしても、ひじが固定されなくて、浮き上がってしまいます。

しかし、轆轤は成型が早く、あっという間に出来上がります。
90%の先生の手助けのせいもあり、あまりに早すぎる出来上がりなので一個目は、燃焼不足でした。
しかし、まっすぐな円筒形を作るという作業には、意外とはまるかもしれません。
詩吟やオルティンドーの発声練習に似たところがあります。

お猪口と大小の湯飲みを作り、それでも余った時間で紐を作って積み上げる手ひねりの茶碗が2時間で出来ました。
紐を作って一段ずつ積み上げてえっちらおっちら作っていくのは、作る過程がとても楽しいものです。

轆轤のすっきりしたラインのものと、ごつごつでこぼこしたものとが一枚の乾燥板の上で仲良く並んでいました。

今は、しっとりとしたやわらかい土が素焼きにされて、乾燥して縮んだらまた感じが変わってきます。
そして、それに釉薬をかけて色が付くとまたまた、様子が変わります。
作りはじめにイメージしたものがどのように変わって出来上がるのか。
楽しみです。

今日は、出来上がりの茶碗に先生が彫った馬のはんこを押させてもらいました。
モンゴルのたて文字のはんこをいずれは作って、押したいと思います。
今は、名前の一文字をカタカナで傷をつけるように入れています。
ちょっと無粋なので、早くはんこを押すようになりたいものです。

今までの作品は、先週釉薬をかけました。皆さんの作品がある程度数が溜まってから、焼かれるのを待っています。
出来上がったら、写真をアップしたいと思っています。
さて、お見せできるようなものが出来上がるでしょうか。


コメント

地質学部45周年

2005年11月25日 | チンゲル亭
今年は、科学技術大学の地質学部の45周年です。
その、お祝いのパーティーが、ハーンホテルで開かれました。

夫と一緒に招待されましたので、去年作ったモンゴルデール風のスーツの上着を着ていきました。
せっかくのお祝いパーティーですから、イアリングもネックレスもつけて、メイクもちょっとしっかりやって。。。

日ごろアクセサリーをつけないので、ちょっと改まった気分がして、たまにはいいなと思いました。

周年記念の写真入の教職員名簿がセルツマーさんによって配られました。

セルツマーさんは、得意げに2箇所に載っているんだからと夫の写真が掲載されているページを開いて見せてくれました。
外国人のページが1ページ目、地球物理のグループのページでは「私たちの先生だからね」と言って誇らしげでした。
ふーん、夫って期待されているんだぁ。
セルツマーさんといえば、ほんのちょっとの間家で日本語の会話をしたジャガーのお姉さんです。
来年1月カウンターパート研修から帰国します。
姉として、私への敬意の払い方も並大抵ではなく、モンゴルでの「先生」に対する尊敬の念はとても大きいのです。
SAVE THE CHILDRENでも、一応私は先生なので、子どもたちが尊敬の目を持って「バクシャー(先生)」と呼んでくれます。
ちょっとドッキリするのです。(笑)

さて、名簿に載った夫の顔写真の大盤振る舞いですが、もうちょっと写りの良い写真は無かったのかしら。

45周年おめでとう!


コメント

会いたかった学生さん

2005年11月23日 | チンゲル亭
去年の、日本語科の教室へゲストに招いていただいたとき、四季について調べてきたグループで、モンゴルの秋の説明をしてくれた学生がいました。彼女の日本語はすばらしく、みずみずしい感性で秋を語ってくれました。


日記を調べたら、2004年4月15日の日記に

「今日で、日本語科のゲスト終了。
最後の授業で、とても美しい言葉を話す女子学生に出会いました。
モンゴルの自然について、語ってくれたのですが、流れるような言葉が一杯使われていて、日本語って美しいと思いました。」

とだけ書いてありました。

感激した割には、言葉少なで自分でも肩透かしでした。
モンゴルに来てモンゴル人の学生から、日本語って美しいと感じさせられることが不思議にだったことをおもいだしました。
バータル先生も、日本語とモンゴル語の不思議をよく語ってくれます。
モンゴル語をなかなか覚えない私にとって、母国語ではない言葉を上手に操り、何かを感じさせるまでになることは奇跡としか思えません。

その後、その学生に会いたくて何度かアクションを起こしたのですが、いずれも不調に終わり今日に至りました。

彼女の名前はジャルガルマーといいます。
今日、チョカさんが我が家につれてきてくれた二人のうちの一人が彼女でしたが、話をしていくうちに分かってきました。
会いたい思いだけが募っていたのに、顔はほとんど忘れていたことには、記憶の不確かさにあきれたことでした。
ジャルガルマーさんは、去年の10月から今年の10月まで、1年間日本に留学していたそうです。
それも会えなかった理由の一つです。
そのほかの理由は、彼女たちと話してみて、いろいろ考えられますが、日本人とモンゴル人の考え方の違いということのようでした。

会ってみると、彼女は過去の人で、チョカさんは現在進行形の大事な人であることが分かりました。

来週は、この3人に家でホーショールの作り方を教えてもらうことになっています。
日本人の奥様方を招いて、試食もして頂こうと思っています。
何人集まるでしょうか。


コメント

日本語スピーチコンテスト

2005年11月19日 | チンゲル亭
          テーマ ”今、私にできること”






表彰が終わって記念撮影
                 ムンフトゥール


学生たちよ貴方は今日何をしますか?
                学生たちよ今日貴方は何をしましたか?

TISの学生の出入り口に掲げてある言葉です。
毎日この言葉を見て、意識しているというバヤラジャルガルは、入賞は出来ませんでしたが、TISの学生として正しい姿勢で毎日を過ごしているのですね。
頼もしく、彼女の未来を想像しました。


コメント

乾燥対策

2005年11月16日 | チンゲル亭


あちこち探して、昨日この形の加湿器しか今のUBでは見つけることが出来ないということがわかりました。
何でもそろうが危険なナラントールザハに行けば、大人用?のものが有るかもしれませんが。

しかし、ちょっと冒険で、ブンブクールザハへ一人で出かけました。
いつもは、夫か近くに住む友人同伴でしか行かないのですが、どうしても今欲しいと意を決していきました。
何のことは無く買えました。怪しい人も近づいてきませんでした。
ヤッター。

なつかしいピカチュウです。
全部で11種類の動物と果物の形のものが有りますが、この中になぜピカチュウが入っているのか分かりません。

両耳の2箇所から超音波による冷たい蒸気が出てきます。
オレンジ色のところにたっぷり水が入りますから、一晩中つけっぱなしでも水の補給がいらないことが気に入りました。
そういえば、天下のノミンデパートでも、電話カードを売る店員さんが椅子の後ろに置いて使ってましたっけ。

今朝の目覚めは、ちゃんと声が出ました。




コメント (2)

子どもたち

2005年11月10日 | チンゲル亭




         
日本語の授業の時は、セミナーで習ったばかりの、「体を大きく使って生徒と一緒にたのしみながら」ということをさっそく実践しました。
大きい子も小さい子と一緒になって面白がって楽しみました。
セミナー効果(その1)です。

助っ人さんのうち二人が、自分でかぶれる大きなかぶとを新聞で作るのを教えてくださいました。
そしてもう一人は、写真撮影担当です。
おかげでここに載せる写真が出来ました。


コメント

セミナー

2005年11月09日 | チンゲル亭
JOCVのセミナーが月曜日から日本センターにて開催されています。
8日の2日目は、夫が自身の分野について高校生向けのお話をさせてもらう時間を頂きました。

30分前に部屋に行ってみると隊員の担当者と夫と通訳のツェギーさんとで、パワーャCントの表示やマイクのテスト中でした。
5分前聴講者は3人。
さびしーい。宣伝活動を妻として怠ったのかしらと公開し始めたとき、どやどやと学生たちが入ってきて、開始予定時間15分過ぎには、60席がほぼ埋まりました。
アー、良かった。

夫の話は興味が無ければちっとも面白い話ではないのですが、1時間の間集中して飽きることなく聞いていたのには感心しました。
夫の話し方が決してうまかったとは、言えないのですが、知識欲の塊のような学生たちが居たのでした。

隊員の活動する施設からも高校生よりも小さい生徒も参加してくれていました。
飽きるのではないかと懸念されましたが、後ろから見ている限りでは、とても興味を持って聞いていたようでした。びっくり!

大人は、専門の先生らしき人や、シニアの同期の人たちが4人仕事時間中にもかかわらず来てくださっていました。ありがとうございました。

専門家では無い人に簡単に説明するということは大変難しくあれこれ工夫し、通訳との連携など何度か練習をして臨みました。
ツェギーさんも専門用語などに、はじめは戸惑ったようですが、少しずつ慣れてその分野への興味が湧いてきたようで、良いコンビネーションでした。

最後に質問が3点ほどありましたが、それは、ドガラ教授が直接答えてくださったので、通訳の必要は無かったのです。
その質問を通訳するとしたら、ちょっと困ったことになったかもしれませんと正直に私に言う彼女は、素直で可愛い人です。

 席が埋まってホッ
 
                        ドガラ教授学生に説明中


コメント

携帯電話の機能

2005年11月08日 | チンゲル亭
モンゴルの皆様モビコンの携帯について次のことご存知ですか?

a) *211#⇒call 残りのネグチと契約期間の表示がされる
b) 213⇒call  メッセージを英語かモンゴル語か選択できる

ご存知でしたか?

今日、私たち夫婦は自分の使っている携帯のこの機能を初めて知りました。
以下は、モンゴルプリペイドカードの携帯を使ったことの無い人向けに。
ネグチとは通話料金のことです。
プリペイドの携帯は、ネグチと期間の契約料のプリペイドカードを購入する必要があるのです。
ネグチと期間と両方を1枚で買えるカードと別々のカードとがあります。

昨日、電話がかけられなくなったので、ネグチがなくなったのだと思い100ネグチ(100通話分)も補充したのに、朝になったらまた電話がかけられなくなりました。
契約期間は来年の4月までと思い込んでいたのに、夫の通訳さんによると、11月6日つまり昨日で切れていたのです。
契約期間のカードを購入したときは1年間のつもりでしたから、手帳にも来年の日付が記入してあります。期限切れとは露思わず、ネグチを単純に補充していたのです。

携帯は私の大切なライフラインです。
常に予備のネグチのプリペイドカードを財布に入れてありましたから、鰍ッられなくなったら、追加をすればよかったのですが。
鰍ッられないとはどういうこと?かなり慣れてきたUB生活ですが、ドッキリでした。

携帯は料金不足になる心配の無い使用料金後払いの方法もありますが、割高ですし、カードを買うのにも慣れましたので、私たち夫婦はプリペイドにしているのです。

ということで、モビカードの売店に行って6ヶ月の期間契約のカードを買いました。31,000トグルクでした。
これで、チェックさえ忘れなければ、突然電話が通じないということは、起こらないはず。。。
この情報は、夫の通訳さんに教えてもらいました。

何かあると、こちらでは、日本と違ってまず夫に相談です。家の電話から夫の携帯にかけると後ろのほうで呼び出し音が聞こえました。
こんなときに限って携帯を忘れていくなんて。
仕方ないなぁ。
洗濯が終わるのを待って、夫の携帯を持ち、夫の仕事場に行きましたとさ。
足を運んだおかげで、お得情報(?)を知ったという訳。

携帯にすがって生きている(笑)私にとって、すごい満足感のあるお得情報でした。
この感覚、日本に住んでいる人に分かるかなー?

コメント