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風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風土曜日教室

2024年06月01日 | 詩吟
ビジターお迎え2回目と期待しましたが、残念ながら、今日はいらっしゃいませんでした。
Yさんも、期待していたようでした。
ぜひ来てくださいとお伝えくださいと言付かりました。
私よりも年上の女性の優しい吟詠を間近で聞いて、「吟詠」とは?に目覚めた様子。

今日の、課題は、「塾生に示す」廣瀬淡窓
学生時代、部詩の如くに何度も何度も吟じました。
学びと切磋琢磨、そして苦学生とまではいかなくてもちょっぴり制限のある
中で続けてきた吟詩部の強烈な思いがこもっています。
それは、私の胸の中にだけ納めて、廣瀬淡窓のいうところの共に学ぶ感慨を
表現しましょう。
そして、吟詠に慣れたら、自分自身の思いを投影し、関吟流を詠いましょう。


譜№7と譜№4 との違いを話しました。

話をしながら、あれ?以前は明らかに違うと思い、明らかに違って吟じていた
そう思っていましたが、なんだかおかしい。
違いますよと言いながら、そのお手本を明確に示しているだろうか、そして
説明の言葉が正しく伝わっているだろうか。

こんな、初めての不安を覚える。
まず、衰えたのかと思う、いや、自分の本当の姿が見えてきたのかもとも思う。

この不安感を募らせるはじまりは強烈に伝わって来たある「怒り」のパンチの
せいだと思いたいのですが。。。

これまでダメージを受けないよう距離をとって、自分の不得意をうまく避けて
きたつもりだったけど、その距離感の目測を誤ったようです。

危ない危ない、一歩後退して、私の不得意分野に足を踏み入れないようにと、
戒める。
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ブロッター

2024年06月01日 | 詩吟
余分なインクを吸い取るブロッターなるものを使い始めました。

コピー用紙は、万年筆のインクの吸い取りが良くないので、乾かすのに時間が
かかります。
ティッシュで吸い取らせていましたが、最近、手元が狂うことが増えました。
吸い取り紙をキーワードに探してみたら、「ブロッター」という名前の昔見覚
えのあるシーソーの様な型のものがあることがわかりました。
毎月の”KANGIN TOKYO NEWS”に添えるあいさつ状の宛名は万年筆で
手書きしているものですから。


         

これを使うと、中世の貴族が鵞鳥の羽ペンで文を認めたあとで優雅な手つきで
余分なインクを取り除いているような気分になります。(大げさ!)
普通サイズの四分の一ほどですが、名前の漢字4文字に使うにはちょうど良い
大きさです。

あいさつ状の今月の花のイラストは、須藤芦紅さんの「がくあじさい」です。
この絵は、須藤芦紅コレクションの中でもトップ5に入るお気に入りの画です。
今月も、つつがなく完成し、1日にポスト投函が出来ました。

KANGIN TOKYO NEWSは広報部長から、挨拶状は会長からメールで届き、
挿絵は須藤さんから頂いた画をファイルにしてパソコンにあります。

それぞれを印刷し一連の作業をし封筒に入れその月発行の記念切手を貼って
投函します。

今月も無事予定通りに作業が進み、20通の封筒がポストに落ちていく音を
聞きほっと一息です。

数年にわたって続けてきたこの作業も、宛名シールがまっすぐに貼れないことがことのほか苦痛となってきました。それで、封筒に直接印刷することになりました。
「長形3号定型内最大」の封筒にちょこんと貼った宛名シールは確かに小さい
そう思いつつ引き継いだ時のまま作業を続けていました。
封筒の大きさに合わせた墨文字のような印字を見ると、最初は大きすぎるかと
思いましたが、4月から三回を経ると見慣れてきました。

そして、ブロッターを使うこととなりました。

二つの作業を進化といっていいのでしょうが、私としては指先の退化の方を
感傷的にとらえているところがあります。

お陰様で、お届け作業は、まだまだ続けられそうですが、少しずつ忍び寄って
来るものを感じる今日この頃。  

出来ることを出来る時に出来るように続けて行くことにしましょう。
まだ、困ったときに知恵を絞ることが出来ていますが、無理になったら、
頑張りすぎない、辛くならないように、相談することにしましょう。
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素敵な雅号

2024年05月29日 | 詩吟
今日の夢松風では、嬉しいことがありました。
3月に昇段試験を受けて、三段昇格を果した方は雅号の準備をして居るところです。
ビジターさんが、決まった雅号を美しい字でメモに書いて、早速教えてくださいました。
まだ、公表の段階ではないので、ここでは書くことが出来ません。

ほんとうに素敵な雅号です。思わず、「わー素敵」と声を上げました。
お話を聴きますと、芦孝会長の「芦」にも思いを馳せたそうで、芦孝会の一員
であることの誇りと自覚を持った命名となったことを知りました。

芦孝会長は、雅号についても自由意思に任せてくださいます。
夢松風の創立メンバーのお二人は、会長に命名して頂きました。
そして、その時に、お名前の字にちなんだ漢詩をそえて、教場まで授けに
来てくださいました。
一堂大感激で、お受けしたことを思い出します。

名前には、それぞれの思いがこもっています。
100名を超える会員数となると、望みの文字が既に使われている事もあり、
最初に思い描いた文字を考え直す必要が出てくることもあります。
それでも、会長と相談しながらいろいろなお知恵を頂いていると、「あ、そうだ」と
これが一番の雅号というところに落ち着いていくらしいです。

関吟流では、頂いた雅号は、一生変わることがありません。
それだけ大事で長年連れ添うことになるお名前ですから、しっかり考えぬき、
結果、大好きな名前となっていきます。
夢松風で三番目に雅号取得された方は、正にそれでした。
会長の助言により、第一希望と思えた漢字は、もう忘れてしまいました!と。
決まった名前を、何よりも大事にされています。

今日のビジターさんは、お名前を決める時、ご両親が名前を付けて下さった
所にまで思いを馳せて、感慨深げでした。 私にまで、早速ご報告くださり、
深く優しい思いに触れました。

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夢松風

2024年05月29日 | 詩吟
今日の課題は、和歌「我が胸の 平野國臣」です。
たおやかに和歌らしくの吟詠は、私自身の長年の宿題なのです。
この和歌は元気いっぱい吟じることをお許し願おう。

事前の練習で、チェックポイントに気を付けて練習をしましたが、カッコつけて
コンダクターを使わなかったせいで、音程の取りにくい箇所をまんまと間違って
しまいました。         反省!  
特別に音程のしっかりした方以外は、一緒に、ずっこけました。
これをなくすための事前の自主練習が効を奏さなかったのは、余分なことに気を
取られていたからです。 上の空はいけません。   多謝!
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文字化け

2024年05月29日 | 詩吟
長年続いているこのブログは、途中で、お引越しを余儀なくされました。
プロバイダーの都合によるものだったので、使い慣れていたのになぁと、
泣く泣く今のプロバイダーにお引越しをしました。
いぜん書いた記事の中には、お引っ越し作業のもろもろで、文字化けしている
箇所があって、見つけるたびに書き直しています。

時には、意味不明の文字化け部分もありました。
今日見つかった文字化けは、2018年のポリドール吟詠コンクールの者でした。
45回ャ潟hール吟詠コンクール・・・⇒45回ポリドール吟詠コンクールと訂正
致しました。
今後も、見つけ次第訂正していく予定です。

ただ、おかしなことに、自分で書いた文章なのに、せっかく見つけても何を
書いたのかわからない箇所も出てきました。
その箇所は、放置するしかありません。
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会場予約

2024年05月27日 | 詩吟
お稽古にはつきものの、会場予約は当番さんの悩みの種です。
抽選あるいは、早いもの順など、公共の施設では、必ず望みの日に予約が取れる
とは限りません。

中央会の会場予約の役目を仰せつかって、空きの確認をした上で、指定の日の
指定の時間にインターネットにログインの上必要な作業をします。

5月26日は、8月の会場本予約確定の日。この日の12時丁度から、ネット申込を
します。
たまたまこの日は、第4日曜日となったため、12時は幹事会が行われており
途中退席をして申し込みをすることとなる。
スマホ操作に慣れてくれば、了承の上会議の席上でスマホを操作できるでしょうが
まだ、慣れないためその日使用中の会場のロビーにて、行いました。
この予約のため、朝、職員さんにあれこれと質問をしたので10分前にロビー
に向かうと、職員さんが来た来たと言って待っていてくれました。
不安オーラを放っていた白髪の高齢者に、職員さんはとても親切で、最初から
最後まで見守っていて下さり、無事、会場本予約終了しました。

普段ですと、家に居てパソコン操作で行いますが、これから先25日あるいは
26日に在宅していないかもしれません。なるべくスマホに慣れておきたいと
思います。
カレンダーを見るとさっそく6月25日は夢松風のお稽古日と重なっています。
今日の様子だと10分とかからないでできることがわかったので、お稽古日で
有ってもちょっとだけ開始を待って頂き、補習でその時間をとりもどせば
よいと考えました。
「習うより慣れよ」最初の予定では、来月のこの作業をどなたかにお願いする
つもりでしたが、それはやめて、自力解決をすることにしました。


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楽器のメンテナンス

2024年05月24日 | 詩吟
ぐいぐい、ぼきぼき、どんどん、ごろごろ…濁点が付く動きは要らない。
そっと優しくさりげなく動かすのです。

整体というと、思い切りとかグイッととかを想像しますが、今日、はっきりと
認識できた動きは、それぞれをそっと動かすことでした。
それらの穏やかな一連の動きが終わった時、体がすっきりしました。
たったあれだけの動きで、こんなに体が軽くなるんですねぇ。
これが、井本整体の奥義なんですねぇ!

長年、胸椎の一番上がポッコリと盛り上がっていて、スーツの後襟が首に
添わなかったためなんだかスーツに着られているような、体に合っていない
姿でした。
最近スーツの上着が今までよりすっきりと着られている事を感じ始めました。
あと少しで、そのふくらみが無くなってくることでしょう。
ウフフ、楽しみだこと!その大きかったふくらみは、
それより上に不調があることを示しています。
はっきりわかる不調のその1は、鼻づまりです。
その他にもいろいろの治療の対象とまではならなくても、あれこれと不協和音
を奏でています。
それらが、少しずつ改善されることを思うと、楽しみでなりません。
この改善は、「声がもっと出る」に直結しています。
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夢松風土曜日教室 ビジターさん

2024年05月21日 | 詩吟
初めてのビジターをお迎えをしました。

火曜日教室から外に出たことのない方が、火曜日の練習に当分参加できなく
なったため、土曜日に参加することを決めました。

この土曜日教室参加という選択肢がなかったら、おそらく、練習を断念して、
火曜日の用件が終わるのをひたすら首を長くして待ったことでしょう。

土曜日教室の二人も、自分たちよりも経験の長い雅号保持の方の吟詠を間近に
聞いて、随分と違うものだと思ったようです。
同じ歩みの二人だけでは、比較の対象がありませんから。
先輩と並んで同じ漢詩を習うことに大いに刺激を受けたようでした。

ビジターを受け入れることは、いつの日にかあるはずと話題に出ていましたが
現実に受け入れてみて、いろんな人のいる練習という事に納得したようです。

これまでは、のんびりと二人の練習を楽しんでいましたが、そろそろ他教場の
会員さんも来ていただきたいなぁと思っていた矢先でした。
夢松風の火曜日教室からという同じ指導者によるお姉さまの参加ですから
お互いにちょうど良いタイミングでした。
ようこそ!また次回もよろしくお願いします。
これを機に、ビジターさんに臆することなく、他教場の方もお迎えできるよう
になると新しい刺激となって、良い学びになるのではないでしょうか。
期待しています。
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こんな日は

2024年05月15日 | 詩吟
関西吟詩文化協会のzoomの音源を探していたら、
「2015年11月27日 ”サプライズ”と名のついた40分に及ぶボイスメモ」を
見つけました。

この年は、6月に夢組合同練習会と銘打った祝五周年の会を開きましたから
その遅い打ち上げあるいは少々早い忘年会かと思って聞き始めました。
実は私への「上師範昇格おめでとうサプライズ」夢青葉メンバーの心づくしの
パーティーの音源でした。
Oさんのユーモアあふれる司会と周到な準備のおかげで、最初から最後まで
賑やかに笑っています。
笑いながら語る内容は、詩吟に関するまじめな内容ばかりですが、司会の
計算しつくされたシナリオによって進行していることがうかがわれて、最後
まで崩れることなく、同じ熱量で続いています。
これは、Oさんでならではの技ですね。
ちょっとだけ、聞いてみるつもりが最後まで聞き切りました。

四人の女性がみんながみんな幸せに語っているところが、何よりの贈り物です。

なかでも、私が最も大事にして居る譜№25番の話題となり、未熟な
指導者を盛り立てる話となって、その心尽くしに唸りました。
女性三人で、「母」か「静御前」を連合吟したいとの私の言葉も出てきました。
これには、「和歌がありますよね」とOさんの期待と不安に満ちた問いかけ
もありました。このころは、まだ、和歌とは異世界であったからね。
まじめなのに、楽しすぎるサプライズの会でした。


まだあまりなれていないアイフォンで、録れるのかなと疑問に思いながら
スイッチオンしたことを思い出します。
それぞれが、満面の笑みではつらつと詩吟のこれからを期待いっぱいで語って
いたことが奇跡のようで、胸に沁みわたりました。
こんなに笑い転げている私は、近来稀に見ることです。

ただただ楽しいばかりの練習であったなぁ。
ちょこっと、「厳しいけれど、、、」という言葉が聞こえてくるのだけれど、
それも笑いに包まれています。

その5年後、名司会のOさんは、夢青葉の指導者となり、O先生と呼ばれ今に
至ります。

その節は本当にありがとう。

そろそろ、O先生が祝われる番ですね。

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須藤論語素読の会

2024年05月15日 | 詩吟
新越谷駅地下の越ケ谷コミュニティセンタ―に場所を変えて、2回目の講座です。
今日の須藤先生の特に取りあげたい漢詩のお話は、関吟のテキストにもある
「可意  良寛」ですが、この詩の前には、以下の漢詩があるのです。

鳶は喬木の顚に巣くい
黄雀は其の株に聚まる
鳶は雀をして鷇(ひな)を啄めしめ
雀は鳶に憑って烏より護る
此の物猶ほ尚爾り
両箇逓互いに扶く
如何ぞ其れ人と為って
彼此相誅することを為すや

須藤先生のその漢詩にまつわる話や、先生の思いをきいていると、女性なら
ではの受け取り方があって、よりその詩が好きになります。
そしてお話の後、私の吟詠をお聞きいただく機会を下さいます。
かつては、三人の吟者がいて、交代で吟じていました。
須藤先生も、あの頃の先生方のことを懐かしんでおられます。

来月は、双雲美術館で須藤先生との距離を縮めた「山中問答」が語られます。


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