綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

くそったれ爺さん(ブコウスキー)

2006-05-10 03:56:31 | COLUMN
 小学生向けの雑誌「コロコロコミック」に連載中の漫画に、うんこ・ちんこネタ満載の「でんぢゃらすじーさん」というのがあるけれど、こちらは本物のでんぢゃらすじーさんなのだ。
 
 又はパンク老人、酔いどれ詩人、ろくでなしジジイ、最強のダメ人間とも呼ばれている、酒とオ●ンコと博打と詩(うた)に明け暮れた詩人・作家、故チャールズ・ブコウスキー。

 世界のロックミュージシャンに愛され、日本でも愛好家が多いし、まともな読書家じゃないただの活字好きの僕が今更偉そうなことを書くのも気が引けるけれど、たまには書籍もね。
 
 この爺さんの作品、未読の人は読めばわかるけれど、「声に出して読みたい日本語」式に読んだらさぞ下品きわまりないだろう。「女とヤった、飲んだ、吐いた、打った、今日も一日くそったれ仕事だった、又女とヤった、飲んだ、寝た。」・・・ずーっとそんな感じである。ずーっと。

 そしてそんな剥き出しのくそったれ文章からこぼれる絶望と希望に、僕は時に救われ、時にうんざりする。笑う。歌詞で迷った時には読むことが多い。参考にするというより、精神を注入するといった方が近い。こんなにくそったれで、ガッツがあって、男の本能丸出しで、ユーモラスでお茶目なジジイはそういないのだ。近くにいたら迷惑かもしれない。


『犬のクソを除いて私のクソが一番臭い』 -チャールズ・ブコウスキー



 
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木陰でJack Johnson

2006-05-07 11:49:29 | COLUMN
 Saturday In The Park♪。昨日も快晴だったので、せめて昼飯時でも陽光の下でとムズムズしてきて、プチ作業を放り投げて地図を片手に身近な公園探索に出た。

 まだあるのだなぁ、知らない公園が。新宿と目白の間、落合のあたりに小山があって、そこがちょっとした自然公園になっていた。家から自転車で6~7分の場所だったけれど、行ったことがなかった。これは小さな喜びと驚きである。

 またまたビールを買って、木陰で寝転がる。いいではないか、連休なのだ。B.G.M.はもうジャック・ジョンソン(写メ)しかない。

 このシンガー、オーガニック~スローライフ~ハワイ~ヒューマン~エコロジー~人間って温かいですね・・・みたいなイメージというか宣伝文句があって、実際ハワイ生まれのサーファーでもあるのだけれど、その辺のイメージは僕は嫌いなので、ただ彼の音楽だけに浸る。僕が愛したのはスローライフどころかファストライフで屈折した人々と、湿った曇り空の下で生まれた音楽ばかりだからな。
 
 音楽だけに耳を澄ます。アコースティックギター、ほんのりファンキーでほんのりセクシーですらある声とメロディが心地良い。連休終わりだよ。

 

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GIRL

2006-05-04 21:44:40 | COLUMN
 あまりの天気のよさに、家にいるのがアホらしくなって渓谷へ飛び出した。

 ビールを飲みながら、傷ひとつない青空を見上げてうたた寝だ。あー。水面にゆらゆら反射する陽光、グリーンガムみたいな新緑がひたすら眩しい。ついでに、側で川遊びをしていた小学生の女の子達も眩しかったので写メ(写真)だ。

 女の子はどんなに小さくても、時折ドキッとするような「女」の顔、仕草を見せるんだな。これから誰かに泣かされたり、泣かせたりするんだな。
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紅白男(Jack White)

2006-05-01 19:14:11 | MUSIC SELECTION
 皆さん連休どうお過ごしかな?寒かったり突然夏日だったり、縫った歯茎の糸が勝手に抜けたり、いつの間にか5月だったり変な感じ。

 実家から母親が来ていた日は酔っ払ってソファーでガースカ眠ってしまった。いつものことだけど。そんな真夜中、つけっ放しのMTVから流れてきた妙~な音で目が覚めた。ホワイト・ストライプスの紅白男、ジャック・ホワイトがねじれポップシンガー/ソングライターのブレンダン・ベンソン等と組んだ4人組新バンド、ラカンターズの「デビュー曲」だった。

 翌日、速攻で池袋WAVEへ走った。シングルを買いに走るなんてことは今じゃそうはないから、僕としてはかなり気になったのだ。冒頭、聴こえてくるのは、すかすかドラム、もごもごベース、てろてろギター、そしていつもより大人しいジャック・ホワイトが歌う60年代マージー・ビートみたいな哀愁メロディ。良いじゃないの良いじゃないの。あ~ギター弾きたくなってきた。

 紅白男がそれぞれの色を持つ男達と混ざって、微妙な色合いを醸し出している1曲。連休はこれで行く。何をだ。


(Pic.The Raconteurs / Steady, As She Goes  衣装も紅白じゃなし。右端。)
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