goo blog サービス終了のお知らせ 

クイーン・ハーベストの庭で

信州の農園で果物や野菜を作り、ガーデニングに熱中するクイーン・ハーベストの快適田舎生活の日記。

クイーン・ハーベスト・ソングブック - Silver Threads and Golden Needles

2013-11-04 | ミュージック


カントリーサイドにログハウスを立ててキルトを飾る。
そんな思いでログハウスの建設前から始めたキルトは10年以上になります。
すでにログハウスの壁面などを飾るには十分なキルトは出来あがり、冬のキルトシーズンも最近は結構多忙で大作はひとまずお休みです。

映像は一番のお気に入り、居間に飾ってあるドレスデンプレート・パターンのベッドカバー・サイズのキルト。生地は主に1930~50年代にアメリカで作られたフィードサック(穀物袋)です。



カントリーサイドのキルトに掛けて、カントリーの名曲「銀の糸と金の針-Silver Threads and Golden Needles」。フィードサックと同時代に作られたこの曲のファーストレコーディングは1956年、当時大人気のワンダ・ジャクソンです。
大金持ちの彼氏の浮気(?)に対して「私の愛はお金では買えないし、銀の糸と金の針でも繕うことは出来ないわ」と強気に歌うリンダ・ロンシュタットのカバーでも有名。若い彼女がカントリー・ロックで小気味よく歌い飛ばします。

Linda Ronstadt In Atlanta 1977 Silver Threads and Golden Needles

クイーン・ハーベスト・ソングブック- Season of the Witch

2013-10-31 | ミュージック


今日、10月31日はハロウィーン。
毎年この日にはジャック・オ・ランタンを作って飾っていましたが、
残念ながら今年は多忙で作れませんでした。

そのかわり、これまでの作品を映像にまとめてみました。





ハロウィーンにピッタリな曲といったらドノヴァン作の「魔女の季節- Season of the Witch」。
演奏はアル・クーパー、マイク・ブルームフィールド、スティーブン・スティルスの「スーパーセッション」。
私たちは今日もジャム作りですが、楽しいハロウィーンをおすごしください。HAPPY HALLOWEEN !!

Super Session - Season of the Witch.mp4

クイーン・ハーベスト・ソングブック - Little Green Apples

2013-10-30 | ミュージック
青リンゴはクイーン・ハーベストのジャムに欠かせない果物です。
生で食べるとすっぱい青リンゴも加熱するとその強い酸味がジャムの味を引き立てます。

天然のペクチンを多く含む青リンゴから抽出したジュースを煮詰めると美しい透明感のあるゼリーが出来ます。この香りのよい酸味の利いたハチミツのようなゼリーは焼きたてのトーストやパンケーキに最適。
さらに、このゼリーはジャムにトロミを付けるときにも使います。

クイーン・ハーベストで使う青リンゴはイギリス原産のブラムリーとオーストラリア原産のグラニースミス。ともに日本ではほとんど作られていない品種です。

ブラムリーはイギリスを代表するクッキングアップル。
扁平な形が特徴的。加熱するとすぐに煮崩れます。


グラニースミスは今や世界中で人気の青リンゴ。アメリカでもアップルパイのレシピの多くがこのリンゴを指定しています。爽やかな酸味はサラダやジュースにも最適です。
また、このリンゴはビートルズのアップルレーベルのモデルとなったように、その形は縦長でスマートです。


青リンゴをタイトルにした歌といえば、カントリー系のシンガーソングライターのボビー・ラッセル作でグラミー賞を受賞した"Little Green Apple"が思い浮かびます。

歌詞は「彼女が僕を愛していないというのなら…、神様は小さな青いリンゴを作らなかったし…」、彼女の自分への愛情は疑う余地がない例えのひとつとして、青りんごが使われています。
グレン・キャンベルとボビー・ジェントリーは当時大人気のデュエットでこの歌の内容にピッタリの雰囲気です。

Glen Campbell / Bobbie Gentry: Little Green Apples (1968) - Lyrics

クイーン・ハーベスト・ソングブック - My Back Pages

2013-10-29 | ミュージック
今年度発売の「ホットソース」。
そのラベルのうたい文句はHotLips曰く、
"But I was so much sweeter then I'm hotter than that now."
「昔はとても甘かったけれど、今の私はその時よりもスゴーく辛くなっているわ」



このフレーズはボブ・ディランの4作目のアルバム"Another side of Bob Dylan"(1964年)に収録された"My Back Pages"の歌詞の"older"を"sweeter"に、"younger"を"hotter"に入れ替えたもの。

元の歌詞は「あの頃私はとても年老いていたけれど、今はその時よりもずっと若くなっている」。
プロテストソングの旗手としてもてはやされていた自身への批判を込めたとも言われるこの曲を、何とディランは23歳の若さで作っています。
そして、このアルバムを最後に彼はフォークギターをエレキギターに持ち替え、この歌詞そのままに若く・激しく・ワイルドに活動してゆきます。

Bob Dylan - "My Back Pages"

クイーン・ハーベスト・ソングブック - Harvest Moon

2013-10-28 | ミュージック
ギャラリー"Art in Craft"に展示するバッグ・キルトなど手芸作品のブランド"Harvest Moon"。
二ール・ヤングの同名のアルバム(1992年)の収録曲で「収穫の月・中秋の満月」はクイーン・ハーベストのイメージにピッタリ、ということでロゴマークをデザインしました。



このハートフルなメロディーと「中年のカップルが若い頃を思い出しながら収穫の月夜に踊り明かす」といった内容の歌詞がノスタルジックな気分にさせる素敵な曲。
人生を月の満ち欠けに例えているようなニュアンスです。

Neil Young - Harvest Moon

クイーン・ハーベスト・ソングブック - Las Clases del Cha Cha Cha

2013-10-27 | ミュージック
今回はグッと渋くカリビアン・クラシック。
クイーン・ハーベストでは果物をたっぷり使ったチャツネを"Cha-Cha-Chutney"(チャ・チャ・チャツネ)のブランドで今年から発売しました。

1950年代にキューバで生まれたダンス音楽の「チャ・チャ・チャ」とインドの調味料「チャツネ」の語呂合わせ、ロゴマークはチャ・チャ・チャを踊るインド人カップルのシルエットです。



曲のほうは、キューバの名門チャランガ・バンド(フレンチカリビアン・スタイルのヴァイオリン、フルートを加えた編成のバンド)、オルケスタ・アラゴーンの優雅で洗練されたチャ・チャ・チャです。

Orquesta Aragon de Cuba - Las Clases del Cha Cha Cha

クイーン・ハーベスト・ソングブック- Love Minus Zero/No Limit

2013-10-26 | ミュージック
今回の曲はボブ・ディランのアルバム "Bringing it all back home"(1965年)の " Love Minus Zero/No Limit"。
ディランがフォークギターをエレキギターに持ち替えた最初のロックアルバムに収録されたタイトルが数式(「愛からゼロを引き無限大で割る」)の大変ユニークな曲でその歌詞も幻想的で抽象的。

この曲をヒントに、クイーン・ハーベストの季節のジャムのブランド「フルーツ・イン・ジャム」のロゴは「果物(fruits)に砂糖(sugar)を加えて加熱(heat)するとジャム(jam)になる」おいしいジャムの方程式です。



Love Minus Zero/No Limit (01-13-1965, BIABH Sessions)

クイーン・ハーベスト・ソングブック - Blue in Green

2013-10-25 | ミュージック
クイーン・ハーベストの季節のジャムのブランド「フルーツ・イン・ジャム」。
これはマイルス・デイヴィスのアルバム(1959年リリース)”Kind of Blue”の中の”Blue in Green”からの連想です。

このアルバムにも参加したビル・エバンス作曲の「Blue in Green - 緑の中の青」という色彩をイメージさせる静かで美しい曲ですが、「Fruits in Jam - ジャムの中の果物」は果物たっぷりのジャムのイメージです。

Blue in Green by. Miles Davis

クイーン・ハーベスト・ソングブック - King Harvest (Has Surely Come)

2013-10-24 | ミュージック
「なぜクイーン・ハーベストと名付けたの?」
「クイーン・ハーベストの意味は?」
などよく質問されます。

「クイーン・ハーベスト」の製品のネーミングやデザインのかなりの部分はロックやジャズなどのポピュラーミュージックをヒントにしています。
今回はその種明かしと元の曲をご紹介します。

「クイーン・ハーベスト」の由来。
農産加工品の製造販売ということで、その屋号にはハーベスト・収穫の言葉を入れたいと思っていました。以前熱心に聴いていたロックバンド”The Band”の同名のアルバム中の”King Harvest (has surely come)”(1969年発表)からキングをクイーンに換えて名づけました。

「キング・ハーベスト」は大豊作の意味。
組合運動に参加する貧しい農民が豊作を願う歌詞は1930年代アメリカの大恐慌時代のフォークソング、いわゆるデプレッションソングをモチーフとしたシリアスな内容ですが、クイーン・ハーベストのほうは毎年アメリカ各地で開かれるカントリーフェアで選ばれた「収穫の女王」的なイメージです。

King Harvest (Has Surely Come) - The Band (The Band 12 of 12)


☆  ☆  ☆

来る10月27日(日)「勘六山庭先きセール」を行います。
場所はクイーン・ハーベストの庭。
ガレージではないのでヤードセール(庭先きセール)です。