扇風機の風も いいもんだ 真正面に受けていても ひとつも 淋しくなることがない 塚原将「...

永遠に目をそらすことがなかったら わたしは ひとつの愛を信じたろう 永遠に黙りつづけられ...

トンボの頭をひきちぎるように 愛をちぎって投げた 方向を失って 遠い目をした言葉のやりと...

本当に逢いたいひとは ほんのかすかなずれもなく 心がむかいあうひとは いないか いるは...

部屋のなかの孤独感をひきずって 街に出てみると 小さすぎて 街の中の孤独感をひきずって 海...

垂直におちてくる 真昼の帽子をかぶって 淋しいと思ったのだから わたしはやっぱり 淋しい...

「Ｂ型を嫌うな」。そんなタイトルを電車の中吊広告で見たような気がする。アエラだったか・...

今、「ピアニストを笑うな」、山下洋輔著、という本を読んでいる。 カミさんが、ピアノを弾...

ある程度 友に逢わないと わたしは 友をいらないような いらだちを感じる まったくのひとり...

小鳥がとんだ後の 梢の小さなゆらめきが 静まりかえった夕暮れを すこしばかり陽気にした 路...