Re:SALOON & VBA

雑木林

小鳥がとんだ後の
梢の小さなゆらめきが
静まりかえった夕暮れを
すこしばかり陽気にした

路は
雑木林をひとつの方向に
とめどなく流れていて

もし
小鳥がとばなかったら
わたしは
影をたたみこんで
路におぼれていただろう



塚原将「たったひとつの季節に』より
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「詩(塚原将)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事