004:キッチン

各々の空間ありて交差する日曜七時の家族のキッチン


キッチンは女の城ではなくなって　男もすなる皿洗いなり


深夜二時家族のいないキッチンでネットの合間のゴキブリと化す


キッチンは難しいです。台所ならまだ・・・といっても、同じようなものですか、
イメージが湧いてこないですね。
我家のキッチンはダイニングと同じです。
テーブルは、冷蔵庫と壁に追いやられて、半分が坐れません。
そのうえ、炊飯器が載っているので、皿も沢山置けません。一人３つ皿があったらもういっぱいです。半畳もない狭さ。
冷蔵庫の前の席の人（大抵は婆ちゃん）は、冷蔵庫のドアを開け閉めするたびに移動する（または頭を屈める）ことになります。
椅子は、４つで５人家族なので、土・日曜日の夜、僕が同席するときは、別に折りたたみ式の椅子を持ってきて、息子の斜め後ろに坐ります。そして、手を伸ばしておかずを取ります（御飯茶碗は置く場所がないので常に左手に）。
そして、僕の後ろを誰か通る時、壁との隙間を空けるため僕は立ち上がります・・・。（息子が中学生くらいになったらどうなるんだろう？）

そのお金があったら「大改造!!劇的ビフォーアフター」に応募したいくらいです。
大黒柱が肩身の狭いダイニング・・・匠は立ち上がってくれるでしょうか？