皆さま、こんにちは。
ikus.医療美容ケア研究会 認定サロン atelier Frangipani 高溝です。
クリスマスですね～
皆さま、今年は自宅でクリスマスですかね・・・
感染者は増える一方で・・・街に人が多すぎると思うのは私だけでしょうか・・・
なんとか収ってほしいものです。
さてさて、爪のご相談を結構頂くのですが、今回の方は、抗がん剤治療が終わってから1年以上経過しているのに爪浮きに悩んでいる・・・というご相談でした。
抗がん剤治療で爪が先端から浮いてくる（離れてくる）症状を、爪甲剥離といいます。
爪は、皮膚と密着しているので、ピンク色になっているのですが、浮いてしまうと乾燥してしろくなるんです。
浮いているとは気がつかずに、白くなってきたとか水が入るとかそういった症状をお話しする方もいらっしゃいます。
実は、爪甲剥離は結構やっかいな症状です。
一度離れてしまった爪と皮膚をくっつけることは出来ません。
新しく伸びてくる爪が押し出してくれるのを待つだけ・・・
でも、伸びてきても浮いたまま・・・ということもあります。
今回のご相談がそうでした。
確かに剥離している爪があります。
このお客様、きちんと情報収集していて、爪甲剥離に良いとされる抗菌成分の入ったオイルを使用されていました。
でも全然良くならずに、少し剥離が進行してきているということで心配されてご連絡頂きました。
ご来店頂いて拝見してみると・・・
剥離もそうですが、爪の縦筋が多く、爪がかさついている感じがしました。
保護のためにマニキュアを使用していたようなので、それがいけなかったのか・・・
ハンドケアをさせていただいて、保湿の方法を変えてみることにしました。
抗菌成分入りのオイルは一旦やめていただいて、つめを補修するネイルトリートメントセラムを爪に塗ってもらい、爪の裏（剥離している方）とキューティクル周りには、浸透性の良い天然成分100％のシャイニーピュアオイルを付けてもらうことにしました。
キューティクルオイルも、一般に売られている物だと、鉱物オイルが使われている物がほとんどです。
鉱物オイルは膜を張りますので、それによって水分の蒸発を妨げたり・・・状況によってはそれでもいいのですが・・・
このお客様のように爪自体が乾燥している場合には、しっかりと爪母までオイルの成分を届けたいです。
なので、浸透する天然オイルがいいのです。
ご自宅でしっかりセルフケアをして頂き1ヶ月
どうなるか私も不安でしたが・・・
あきらかに剥離の部分が改善してきています。
爪表面が、かさついていたのがしっとりして保湿の効果が出ていますね。
小指はかなり剥離していましたが、だいぶ改善しました。
薬指は、爪の大きさが全く違いますね。
ぐぐっと伸びた感じ・・・
いやー、ここまで成果が出るとは私も想像していませんでしたが、本当に良かったです。
保湿を頑張って頂いた成果ですね。
でも、何をどう使うかってすごく重要です。
その方の状況に合わせて、選択していきますので、気になる症状がある方は、ご連絡ください。
年内は予約がいっぱいになってしまいました。
1月は5日より営業いたします。
ご予約はお休み中も受け付けています。
どうぞよろしくお願いいたします。
