こんにちは。ikus.医療美容ケア研究会 認定サロン atelier Frangipani 高溝です。
今日のブログは、愚痴・・・というか怒り記事です・・・
ウィッグを探してこのブログにたどり着いた方はスルーしてください。
久しぶりに怒りを覚えたことがありました。
以前所属していたNPO法人
こちらのウィッグも元の髪型を再現できるウィッグとして、たくさんの方に喜んで頂きました。
ただ、サイズが1つしかなく、頭が大きな方へは対応が難しいのです。
私も取り扱っていた3年間で5人くらいはお断りしたでしょうか・・・
試着の際に入らなかったり、なんとかかぶれたとしても、キツキツで無理がある感じだったり・・・
医療用ウィッグは、脱毛時~自毛が伸びてくるまでかぶります。
なので、ある程度サイズ調整をした上で、自毛が伸びてきたらその調製部分を外して緩めることが出来ないと、長い期間使うことは難しいです。
そのNPO法人のウィッグは、1つのサイズしか無いので、頭が大きめの方は、オーダーすることになります。
そうすると仕上がりまでに2ヶ月、脱毛には間に合いません。
値段も高くなります。
それでいいのだろうか・・・ずっと思ってきたことです。
せっかく、自分のお店を見つけてご連絡頂いて、お断りをしないといけないなんて・・・
だから今のスリールは、S、M、Lサイズあってどんな頭のサイズの方にも合わせることが出来ます。
先日、ご連絡頂いた方は、NPO法人のあるお店で1年前にウィッグを作りましたが頭が痛くて15回くらいしかかぶっていないというご連絡でした。
実際に見てみないとなんともいえないので、ご来店頂きました。
実はみただけで少し頭は大きいのかなと思いました。
ウィッグを一番広げてかぶってみても少しきつい感じです。
かぶれないわけではないのですが、ここ1年以上スリールを製作してきた私としては、被りが浅くて頭にフィットしていない感じがしてなりません。
でも以前の私だったらこの状態でもOKとしていたかもしれないですね。
今はスリールを使っているので、かぶりの深さとか、安心感が全く違います。
そのNPO法人では、7割の人に満足してもらえればいいからと教わりました。
1つのサイズしかないウィッグは、それが限界ですよね。
でも、なるべくたくさんの人に満足してもらうには、サイズ展開だったり、白髪交じりとかいろいろ考えないといけないことがあります。
スリールは、美容師の目線でどうやったらたくさんの方の髪型を再現できるのか・・・考えそれを伝えて形にしてきています。
だから、実は今でも進化し続けています。
以前取り扱っていたウィッグはあくまでもそのウィッグが合う人にしか髪型を再現することは出来ないんです。
今回のお客様が言っていました。
大手のウィッグにはない、このウィッグを使えばどんな髪型でも再現してくれる夢のようなウィッグなんだと思っていたと・・・
フリーサイズなんだからどんな頭の大きさでも大丈夫なんだろうと思っていたと・・・
このお客様、試着の時にかぶせてもらえなかったそうです。
かぶらないと何もわからないのに・・・怒りしか出てきませんでした。
さらに、その怒りに輪をかけたのが、そのウィッグです。
少しスタイルチェンジをしたいと言うことでカットをさせて頂きましたが、見てびっくり!!!!!
産毛が全く作られていないんです。そのNPO法人のウィッグはより自然に見えるようにと、産毛を作ってカットも工夫してそれで初めて元の自然な髪型に近づくのではないのだろうか・・・
私はそう教わりました。
でも生え際に、全く産毛を作っていなくて髪型を再現している・・・なんてありえません!!! 再現できてないし・・・
カットラインも、いい加減で・・・これで、129600円
1年間サポート付きと言いながら、頭が痛いと訴えても何も対応されず・・・
目先の利益だけを優先した、美容師のやり方ですね。
もちろんきちんとした仕事をしている美容師さんもたくさんいますよ。
でも夢のようなウィッグではないし、美容師の技術や考え方によってその出来上がりには差が出てしまうということなんです。
ここのところ、以前所属していたNPO法人のお店へのクレームたくさん聞きます。
問い合わせの電話をしたら、すごく素っ気なく担当に聞いてくれと言われたとか・・・
電話に出た人が要領がわかっていなくて、話にならなかったとか・・・
皆さん、ウィッグを探しているときは、緊張して電話をかけると思うんですよ。
それをそういう風に対応されたら、そこで嫌になってしまいますよね。
電話にしてもメールにしても、皆さんがこちらなら安心して任せられるって思ってもらえるようにならないと・・・
では、では、どうやってそれを見抜くのか・・・
まずは、電話は、きちんと質問に答えてくれるかとか、直感でいいと思います。この人なら大丈夫!って思えれば・・・
後は、ブログにきちんとお客様の写真を掲載しているかどうか・・・
していないのだったら、試着に来店した際に、スタイルの写真を見せてくれるようにお願いすること。
その美容師がどういうウィッグを作っているのか、実際に見てみるべきです。
そして絶対に試着をさせてもらってください。
かぶらなければ何もわかりませんから・・・
自毛がどんなにあってもかぶれますから大丈夫です。
ウィッグ製作の時にも、かぶってカットするのが当然です。
先日いらした大手の他社ウィッグご利用の方も、かぶって切ってほしいと伝えたら・・・「危ないから・・・」というわけのわからない理由で断られ、別室に持って行かれてカットされてきたそうです。
何が危ないんでしょうかねー、理解に苦しみます。
この大手のウィッグも産毛が全くなくて・・・風が吹いたらすごく不自然なんですと言っていました。
ウィッグを自然に見せるのには、様々な工夫をします。
ただカットすれば良いと言うことではないんです。
自然に見せるようにこちらの思いを込めて、サイズ調整をしてカットをして・・・
それをおろそかにしている美容師に医療用ウィッグを取り扱う資格があるのでしょうか・・・
そういう美容師と一緒に仕事をしたくはありません。
私たちの団体「ikus.医療美容ケア研究会」では、新たに医療用ウィッグを取り扱いたいという美容師さんには、2時間の無料説明会、16時間の講習を受けてもらい技術チェックをして、認定をします。
講習の内容も、必要な技術と知識をしっかりと学んでもらえるように組んでいます。
抗がん剤の事は、乳腺科の看護師さん。脱毛を伴う治療をされる患者さんの心理については、癌研有明病院に勤務されていた臨床心理士の先生に講義をお願いしています。
そうやってきちんとした知識と技術を勉強するのです。
ikus.に入会後は講習には無料で参加出来るので、自分が苦手な部分は何度でも受講することが出来ます。
皆さん、何度も講習に参加されて技術やノウハウを磨いています。
ikus.医療美容ケア研究会認定サロンでは、そういった私たちの思いを共有した美容師が、しっかりと技術を学び、日々患者様の役に立とうと頑張っています。
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まだまだ認定サロンは少ないですが、今後、どんどん増えていく予定です。
ikus.の活動と私の仕事ぶりを取材して頂いたものがもうすぐ放映になると思います。
まだ放送日は決まっていませんが・・・
私たちの本気の思いが、全国に届きますように・・・
ikus.医療美容ケア研究会は、
i(いつもの)ku(暮らしを)s(素敵にサポート)をコンセプトに
ヘア・ネイル・メイクなどすべての外見ケアをサポート出来るプロ集団。
美容師・ネイリスト・メーキャップアーティストが協力して患者サポートを行う日本で唯一の団体です。