パリで美味しいタイ料理

タイ人(ブログ内では兄さん)から教わる美味しいタイ料理、大好きなお菓子作りなど。

ビーフシチューを作ってみたよ!

2016-09-28 01:23:11 | 料理

兄さんは西洋料理があまり好きではありません。パスタは月に2度でいいと言います。しかしある日、ビーフシチューが食べたいと言っていたので今日の夜ご飯に作ることにしました。牛肉は兄さんが近所のお肉屋さんで、plat-de-côteという骨付きバラ肉を600グラム買って来ました。他にも大きな袋を持って帰って来たのでまた余計なものを買ってきたなと思ったら、捨てるからただで貰ってきた牛スネの骨でした。これでフォーのスープを作るそうです。冷凍していたgîte arrièreというスネ肉300グラムも使います。まず牛肉を大きめにカットし人参、玉葱、セロリ、潰したニンニク、ローリエ、粒胡椒、赤ワインでマリネします。出来るなら一晩漬け込んだ方がより美味しくなるようですが、冷蔵庫に入れておく場所がないし今日食べたいので3時間漬け込みました。

粒胡椒だけ取りだし鍋に入れトマトの水煮缶、角切りにしたトマト、残しておいた赤ワイン1/3も入れ煮込みます。私は2時間程弱火で煮込み、人参、玉葱、ジャガイモを皮付きのまま加えさらに1時間煮込みました。マリネ野菜は形が無くなるなくなるほど柔らかくなっていたので濾したりしませんでした。

私は大好きなパンと、兄さんは大好きなご飯と一緒に食べました。初めて作りましたがとても美味しく出来ました。兄さんも美味しいと言っていたので良かったです。これなら月に2度食べたいと言っていました。そして明日のお昼はネジネジのショートパスタと一緒に食べようと兄さんと約束しました。


人参を大量消費!

2016-09-24 21:32:16 | お菓子

以前ビーフシチューの材料を買いにスーパーへ行った時、たまたま人参が一袋0.79ユーロでしかも二袋目が無料でした。細く小さめですが皮ごと使えばいいので一袋1キロも入っていましたが迷わず購入しました。そんな人参がまだ1キロ以上もあったので冷凍保存しておく為に、薄く切ってバターと少量の水を加えて炒め柔らかくなってからミキサーにかけてピュレにしました。800グラム以上のピュレが出来ました。

これで人参スープを作ります。鍋にピュレを好きなだけ、牛乳を入れて火にかけコンソメで味付けするだけです。私はレンジでチンしたジャガイモを潰し入れました。栄養満点なので兄さんにも食べて欲しかったのですが作っている最中から僕は食べないからね〜と言われました。兄さんは牛乳を飲むとお腹がゆるくなると言ってそのままでは絶対飲まないし、ヨーグルトも食べません。ココナッツミルクを使ってるから飲んで!と嘘をつきましたが通用しなかったので、懇願してやっと一口だけ飲んでくれました。

続いて人参ケーキを作ることにしました。ボールに卵2個、砂糖150グラムを入れよく混ぜます。鍋にココナッツオイル120グラムとシナモンスティックを入れ軽く沸かして粗熱が取れるまで置いておきます。家にシナモンスティックしかなかった上にココナッツオイルが固まっていたのでこのやり方にしました。オイル、人参ピュレ250グラム、戻したレーズン80グラム、乾煎りし刻んだヘーゼルナッツ、薄力粉180グラムとベーキングパウダー5グラムをふるって入れ混ぜ合わせ170度で30分程焼きました。取り除いておいたシナモンスティックはこのまま捨てるのはかわいそうだったのでホールのヘーゼルナッツと一緒に飾ってから焼きました。

すりおろした人参でしか作ったことがなかったのですが、今回はピュレを使ってみました。レーズンがとてもよく合うのでいつも必ず入れます。上に乗せたヘーゼルナッツが焦げ臭かったので、全て刻んで中に混ぜ込まなかったことに多少後悔しましたが、しっとりしていて美味しかったです。兄さんも合格だと言ってくれました。やったー!!

 

 

 


かぼちゃのココナッツミルクプリン(サンカヤー・ファクトーン!)

2016-09-18 15:56:13 | タイスイーツ

日本にいた時にテレビで見て、いつか食べてみたいと思っていたタイのデザート、サンカヤー・ファクトーン。次はいつタイに行けるかわからないので、兄さんと手作りしてみました。兄さんも今回が初めてです。まずは買い出しです。アジア系スーパーで足りない材料のかぼちゃとパームシュガーを買います。思っていたような小さめのかぼちゃがなかったので、中でも一番小さいであろうかぼちゃを購入しました。レシートを見ると約1.8キロで4ユーロ弱でした。パームシュガーはタイ料理を作る時にも使っているものにしました。

サンカヤーとは卵やパームシュガー、ココナッツミルクで作ったカスタードを、ファクトーンはかぼちゃを意味するタイ語のようです。

兄さんが探したタイの作り方の動画は分量が記載されていなかった為、兄さんの言う大体の分量が信用できず、私が探した日本語のレシピを参考にしました。まずかぼちゃをよく洗い、ヘタの周りを四角く切り抜きます。中の種とワタをスプーンで取り除いたらかぼちゃの準備はOKです。次はカスタードです。ボールに卵3個とレンジで溶かしたパームシュガー100グラムを入れ、砂糖をよく溶かします。そこへココナッツミルク200グラムを入れよく混ぜます。本当はほんの少し塩を加えるのですが、忘れてました。兄さんは卵が少ないだのココナッツミルクが多いだの文句を言っていましたが、絶対上手くいくと言いくるめて強引に作り始めました。滑らかにしたければ濾しますが、私は濾さずにそのままかぼちゃの中に注ぎ蒸し器で40分蒸しました。粗熱が取れたら蔵庫で数時間冷やしました。こちらが蒸しあがり。とっても綺麗です!

いよいよ味見です!この時兄さんは外出していたのですが、出来上がりが気になってちょっとだけ味見をしてみることにしました。かぼちゃのフタを取るとなんと中のプリンは半分以下になっていました。カットして皿に乗せてみるとただの蒸したかぼちゃです。

失敗です・・・。

プリン部分の味は最高に美味しいし、かぼちゃも栗のようにほっくりしているのに残念です。

やはり兄さんの言った通り卵が少なかったのか、ココナッツミルクが多かったのか、それとも蒸し時間が短かったのか・・・。ドキドキしながら考えていると、兄さんが帰ってきました・・・。

「ほらね、言った通り。次は僕が作るから絶対口出しするなよ。しあさってに作るから。」

 

「はい・・・」

 

本当は当分かぼちゃいらないんですけどーーーー!!!