たびのメモ

ちょっとした外出や旅行等々の記録(最近は神社仏閣ばかりですが…)

H25.11.6 慈受院

2013-11-30 23:03:52 | 寺(京都)
ちょっと間に一つ挟みましたが、非公開文化財特別公開5箇所目。

慈受院
京都府京都市上京区寺之内通堀川東入百々町540
<山号> 広徳山
<宗派> 臨済宗
<本尊> 釈迦如来
<札所> -


通常非公開の寺院で、非公開文化財特別公開としては初公開ですが、何年か前にも特別公開はあった模様。
こちらは「薄雲御所」とも呼ばれる門跡寺院で、源氏物語ゆかりの寺院らしい。

通りから入った所は月極駐車場になっており、その先に門が在ります。門の横には毘沙門天を祀ったお堂も建っています。

中は撮影禁止だった為、写真は庭のみ。

本堂前庭になりますが、小さいながらも良い雰囲気のお庭でした。 
 

こういう花とかを浮かべた手水鉢?って何か良いですね。(*´ω`*)

こちらでは「豊臣秀頼公産湯道具」「大織冠絵巻」等のほか、皇室や源氏物語ゆかりの寺宝が公開されていた・・・はずですがいまいち記憶が薄い…。(-ω-;)
個人的にはあまり琴線に触れなかったですが、何にせよ普段非公開の寺院を拝観できるだけでも有り難いものです。

こちらで頂いた御朱印。

書置き(というか墨書き部分が印刷)のものでした。

H25.11.19 横蔵寺

2013-11-26 23:59:13 | 
紅葉目当てで行った横蔵寺ですが、紅葉の名所として有名なだけでなく、22体の国の重要文化財や舎利仏(ミイラ)を安置している特徴的なお寺でもあります。
多数の文化財を有することから「美濃の正倉院」などとも呼ばれているらしいが、もっと分かりやすい呼び名は「ミイラ寺」。

横蔵寺
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原1160
<山号> 両界山
<宗派> 天台宗
<本尊> 薬師如来
<札所> -


境内入り口。

この右側に駐車場があります。30台分位か?紅葉の時期は有料ですが、通常期は無料。

階段を上った先には朱に塗られた橋があり、


橋を渡った先を左へ。


階段を上った先には仁王門。


尚、仁王門手前の右側には本坊への門が。


仁王門の先。

右手のシートに覆われた所には三重塔・・・ですが、残念ながら保存修理中でした。

本堂。


本堂左脇を抜けて先へ進むと観音堂が建っています。


その手前には収蔵庫らしき建物も。

中は見れないようで、人が通らない為か手前の橋が綺麗に苔むしてました。

観音堂から更に左奥へ進むと再び階段が在り、そこを上った先に瑠璃堂と舎利堂が建っています。
尚、瑠璃殿・舎利堂は拝観料¥300(2ヶ所で)が必要。

まずは瑠璃殿へ。いわゆる宝物館です。

こちらには大日如来坐像や仁王尊率像、十二神将立像等の重要文化財に指定されている仏像が収められています。
中でも深沙大将立像は、他には高野山金剛峯寺や明通寺(福井)等、数える程しかない希少なものらしい。

続いて舎利堂へ。

こちらには舎利仏、いわゆるミイラが安置されています。
舎利仏は妙心法師という人物の遺体で、文化14年(1817年)37歳の時に断食して入定し、今の山梨県都留市の御正体山で即身成仏したと言われています。その後山梨県で保存されていましたが、明治23年(1890年)に本人の出身地の横蔵寺に移されたとの事。

御朱印は2枚で1セット。
 
瑠璃殿、舎利堂の受付で頂けます。書置きのみで、日付の記入も無しのもの。

舎利仏はかなり近寄って見ることができます。
あぐらを組んだ状態で手を合わせ、首を傾げたようなお姿で何とも言えない表情が今でも脳裏に・・・。

横蔵寺の紅葉 in2013.11.19

2013-11-23 23:24:31 | その他
京都や奈良ばかりではなく、たまには近場の紅葉スポットも・・・
という事で、岐阜県の揖斐川町にある横蔵寺へ。
仕事休みで朝からうだうだ過ごして重い腰を上げたのが昼過ぎの為、現地へ着いたのは15時過ぎ。
観光バスが来ていたりして結構混雑していましたが、平日でしたのでお寺に一番近い駐車場(有料:¥300)に停めることが出来ました。

駐車場から見上げるとさっそく見事な紅葉。


お寺の入口。日当たりが良いせいか、この辺りは色付きが綺麗。


先程の赤い橋を渡った先から。光を透過してとても良い感じに。


同じ場所から別の方向を。黄色っぽい葉もまだまだ残ってました。


奥へ進むと木によって色付きに差も。日当たりの加減でしょうか?




境内の裏の方へ。この辺もなかなか。


それでもまだまだ緑色の葉も多い感じ。


全体的に見て、ほぼ見頃といった状態でしたので、この週末辺りは一番のピークでしょうか。
境内自体はそれほど広くなく、見て回るのにそれ程時間は掛かりませんので、ここまで来たなら近くの華厳寺と併せて廻るのが良いかも。

H25.11.6 西念寺

2013-11-22 22:03:57 | 寺(京都)
前回迄に引き続き、今回も非公開文化財特別公開ついて。
行った順序ではないので日付は遡ってますが、次で4箇所目。

西念寺
京都府京都市下京区高倉通五条下る堺町35
<山号> 報國山
<宗派> 浄土宗西山禅林寺派
<本尊> 阿弥陀如来
<札所> -


正直な話、ここは今まで全く知らなかったお寺。
こういったお寺が公開される事が非公開文化財特別効果の有り難いところ。

見た目は普通の住宅の様で、看板が無ければ通り過ぎてしまいそう・・・。

中に入ってすぐが拝観受付。見た目通り規模は小さい・・・

・・・とは言え、かつては広い境内を有していたものが、明治初期の廃仏毀釈で伽藍と墓地以外を没収され、残った地は官有地に。更に1943年(昭和18年)、京都の街を戦火から守る為、戦時特別政策により五条通を拡幅したことにより、伽藍など全てが取り壊されてしまい現在の寺域(約1/4)になったとの事。
玄関?から入って真っ直ぐ奥へ進むと本堂になっており、そちらで御本尊の阿弥陀如来坐像と仏涅槃図が公開されていました。

境内には、千喜満悦天満宮という小さな社も鎮座しています。

さきほどの玄関?のすぐ前辺りにあります。

今回の公開では阿弥陀如来坐像と仏涅槃図が見所となっていましたが、どちらかというと平成21年の調査で平安時代後期のものであると判明した仏涅槃図の方がメインという感じでした。
実物はだいぶ劣化しており、本堂内の光の加減もあって見づらかった印象ですが、貴重な物をこうして間近で見る事ができるのは有り難いです。
阿弥陀如来坐像の方はと言うと、こちらも手指で示す印相と柔らかな表情が特徴的な素晴らしい仏像でした。

御朱印は2種類頂けました。
 
西念寺と千喜満悦天満宮のもの。


H25.11.7 興聖寺

2013-11-17 22:30:15 | 寺(京都)
前々回の続きです。
引き続き非公開文化財特別公開。これで3箇所目。

興聖寺
京都府宇治市宇治山田27
<山号> 仏徳山
<宗派> 曹洞宗
<本尊> 釈迦三尊
<札所> -


放生院、恵心院より宇治川沿いを更に南東へ進み、宇治発電所(水力)の放水路を越えると総門が見えてきます。


総門の先には“琴坂”と呼ばれる参道が200m程続く。

参道両側にモミジが立ち並び、紅葉の名所として知られていますが、さすがに11月上旬ではまだ青々としてました。
まぁ、これはこれで良いものですが。(・∀・)イイ!!
“琴坂”と呼ばれる所以は、細長い坂の形と傍の谷川のせせらぎが琴のように響くところからこの名が付いたとの事。

参道(琴坂)を上りきった先に竜宮造りの山門が登場。

尚、この山門の手前、向かって左手に参拝者用の無料駐車場が在りました。

山門を抜けると薬医門があり、その両側には回廊が続いています。

薬医門の手前、右側には鐘楼、左側には鎮守として秋葉大権現が祀られた六角形の社がありました。

薬医門を抜けて正面が法堂(本堂)ですが、本堂前には綺麗に整備された庭園が。

ここには鶴と亀をかたどった石組みや五百羅漢を表した低木等で構成されていますが、あまり華美でない凛とした雰囲気。
又、法堂(写真左奥)には伏見城の遺構の床板を使った血天井も。結構色んな所にあるんですね。

拝観受付は庫裏ですので、拝観は薬医門をくぐらずにその手前を右折。


庫裏に吊るされた魚梆(“かいばん”又は“ぎょほう”)

かなり年季の入ったものなのか、叩かれすぎて胴体に穴…。(;´Д⊂)

庫裏で拝観受付の後、廊下を真っ直ぐ進み、まずは大書院に。

ここでも何やら説明を受けましたが、説明そっちのけで書院前の内庭の方に目が行ってしまった…。
滝とその滝から流れ出た水でできた池、松や石組み等で構成された庭園で、先程の本堂前庭とはだいぶ印象の違う造り。

書院を挟んで反対側も。

こちらには、宇治川の川中にある塔の島の十三重石塔が再建された際に使用されなかった旧相輪(写真中心やや右)が置かれていました。

大書院の後は本堂へ移り、続いて老梅庵(開山堂)へ。

こちらでは開山の道元禅師坐像がお祀りされています。

老梅庵から知祠堂・天竺殿へは階段を上っていく。何となく永平寺を思わせる

これらのお堂には永井尚政公坐像や十一面観音(手習観音)像が安置されていました。

天竺殿の後は、本堂前庭をぐるっと廻る形で僧堂、薬医門を通って庫裏へ戻り拝観終了。
興聖寺では普段でも予約をすれば拝観できるようですが、やはり敷居が高く感じてしまいますので、こういう機会は非常に有り難い。(人´ω`)

御朱印は拝観受付で頂きました。

尚、こちらは御朱印帳に直接頂けました。