たびのメモ

ちょっとした外出や旅行等々の記録(最近は神社仏閣ばかりですが…)

H23.11.30 竹生島神社

2012-02-29 23:45:04 | 神社
続・竹生島…

宝厳寺の観音堂から船廊下を渡った先が竹生島神社です。

竹生島神社(都久夫須麻神社)
滋賀県長浜市早崎町1665
<主祭神> 市杵島比売命・宇賀福神・浅井比売命・竹生島龍神
<社格等> 式内小社・県社


竹生島神社側から見た船廊下。


船廊下を渡ると神社本殿真横に出ます。
見えにくいですが、写真左側に見切れている階段を上がると直ぐに船廊下。

この本殿もまた、宝厳寺の唐門・観音堂と同じく豊臣秀頼が移築させたもので、元々は豊臣秀吉が時の天皇を迎える施設として伏見城内に建設した「日暮御殿」という建物だったらしい。こちらもやはり国宝に指定されています。

本殿全景。

階段下には厳島大神・江島大神もお祀りされており、竹生島神社のHPでは、竹生島神社・厳島神社・江ノ島神社を日本三大弁才天として扱っています。

日本三大弁財天というと、同じ竹生島内の宝厳寺・宮島の大願寺・天河大弁財天社を指すケースも良く見かけます。
諸説あるようですので、どれが正解という訳ではないのでしょうが…。o( ̄ー ̄;)ゞううむ

本殿に向かい合った形で海に面した所に竜神拝所。この奥でかわらけ投げもできます。


中はこんな感じ。白飛びしまくりですが…。(_ _|||)


びわ湖にへ突き出した所に鳥居が有ります。この鳥居へ願い事を書いたかわらけ(土器)を投げ、かわらけが鳥居をくぐれば願い事が成就するとの事。

ちなみに、かわらけは\300で2枚。1枚に自分の名前、2枚目に願い事を書きます。

本殿や竜神拝所のあるエリアに招福弁財天女や白巳大神、天忍穂耳命もお祀りされています。
招福弁財天女像はとてもカラフル。

横の立て札には日本五弁天として、「安芸国 厳島大神」「大和国 天川大神」「近江国 竹生島大神」「相模国 江島大神」「陸前国 黄金山大神」と記載されています。今度は“五弁天”か…。

一通り参拝・散策した後は、船着き場へ戻る為、今度は船廊下の下の道を通ります。

清水寺の舞台と同じく、急な斜面に懸造で建てられています。

船着き場に戻ってからは舟が来るまでしばし休憩。その場で一枚パチリ。


帰りの船出発…。さようなら、竹生島…。(´・ω・)ノ



今回は80分上陸できる便で行きました。
平日で人が少なかった事もあってか、のんびり散策しても若干時間に余裕が有りましたが、さすがに60分未満の上陸時間だと駆け足での参拝になってします気がします。
出航する港や利用する会社(琵琶湖汽船orオーミマリン)によって上陸時間が若干違うようですので、行かれる方はその辺りもご注意下さい。

尚、竹生島神社でも御朱印を頂けるようでしたが、神職の方が忙しそうでしたので今回は頂いていません。



H23.11.30 宝厳寺

2012-02-28 22:39:18 | 寺(西国三十三箇所)
これまた昨年の事ですが、三室戸寺へ行った前の週にもいくつか西国札所を廻りました。
その日最初に向かったのは、琵琶湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺です。

宝厳寺
滋賀県長浜市早崎町1664
<山号> 巌金山
<宗派> 真言宗豊山派
<本尊> 弁財天
<札所> 西国三十三箇所


当たり前ですが、ここは“島”ですので船でしか行けず、その運賃を考えると気軽には行きづらい…。
それでも、本格的に寒くなる前には行きたいと考え、この日最初の目的地に決定。

今回は長浜港から出ている琵琶湖汽船を利用。朝一番の便(9:00発)で向かいました。
運賃は通常は\2,980(往復)ですが、知人からの情報で割引クーポンを利用。おかげで\2,690で済みました。
(トップツアーさんのHPにある“トクトククーポン”を利用。期限は2012年3月31日となっていますが来年度もあるかは不明)

長浜港から約30分で竹生島へ到着。
出航した際はそこそこ晴れ間もあって天気が良さそうだったんですが、竹生島へ着いた頃にはどんよりとした天気に。


船を降りた辺りには土産物屋が数件立ち並ぶ。


土産物屋の前の道を通り抜けると宝厳寺本堂への階段が有ります。そこそこ急な感じ…。
尚、この階段を上る手前に小屋が有り、そこで入島料(\400)を払います。


鳥居を抜けると、少し折れ曲がって、まだ階段が続きます。


階段を上りきった先には本堂が。

本堂でお参りした後は観音堂へ向かいました。観音堂が西国三十三箇所の札所になります。

上って来た階段とは別の階段を今度は下っていくと、苔むした屋根がいい感じの建物が登場。


観音堂へ行くにはこの唐門を抜けていきます。(と言っても建物としては繋がっています)
ちなみにこの唐門は国宝。


唐門については下記を参照。
『唐門』とは、唐破風をもつ門という意味です。
この『唐門』は、秀吉を祀った京都東山の豊国廟に建っていた『極楽門』を豊臣秀頼の命により片桐且元を普請奉行として移築されたものです。移築の際、土地の条件から観音堂に接して建てられています。桧皮葺、建物全体を総黒漆塗りとした上に金鍍金の飾金具が散りばめられ、虹梁中央の蟇股の周囲には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻を、二枚の大きな桟唐戸や壁には牡丹唐草の彫刻を極彩色塗りとして飾っています。豪華絢爛と言われた桃山様式の『唐門』の代表的遺構です。
~宝厳寺公式HPより~

色々な所に彫刻が使われ、とても豪華な感じ。これ↓は梁の部分。

狛龍?

彫刻もすごいですが、ものすごい数の千社札。(゜Д゜)


唐門へ入り、廊下を進むとすぐに観音堂。更に先に進むと竹生島神社への渡り廊下が有ります。

この渡り廊下は“船廊下”と呼ばれ、重要文化財に指定されています。
なぜ“船”かと言うと、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際にご座船として作られた日本丸の船櫓(ふなやぐら)を利用して作られたところからとの事です。

この船廊下の向こうが竹生島神社。本殿へ直接繋がっています。
宝厳寺側にはこの他にも三重塔や宝物館がありますが、一番の見所は唐門から船廊下へ続く一連の建物かと。

宝厳寺で頂いた御朱印。本堂近くにある納経所で、西国第三十番と御本尊のものを頂きました。
 

H23.12.7 三室戸寺

2012-02-24 23:47:55 | 寺(西国三十三箇所)
ここまで西国三十三箇所の札所を何ヶ所か載せてきましたが、今使っている専用納経帳にしてから廻った所もせっかくなのでご紹介します。

中途半端に遡りますが、昨年12月には三室戸寺に行ってきました。

三室戸寺
京都府宇治市莵道滋賀谷21
<山号> 明星山
<宗派> 本山修験宗
<本尊> 千手観音
<札所> 西国三十三箇所、神仏霊場


駐車場から参道へ出て、拝観料を払う受付へ。

寺の名前が彫られた石碑の裏にある小屋が受付です。

受付で拝観料\500を払って先に進みます。(ちなみに駐車場も有料(\500)です)
少し歩くと山門到着。


山門抜けてから少々歩くと本堂への階段が見えてきます。
 
この参道の右側には広大な庭園が有り、アジサイやツツジ等が植えられていますが、残念ながら今は時期ではありませんのでスルー。

階段脇には大分散ってしまった紅葉が。1~2週遅かった感じでしょうか。(´・ω・`)


階段を上りきって最初に目に飛び込んだのがこのお方。

紅葉をバックに宇賀神像。まだ新しい?

宇賀神について、三室戸寺のHPに下記の様に記載されていました。
“財運・金運の蛇神で、頭は老翁、体は蛇で蓮に乗る姿をとっています。宇賀神を撫でると、財運(金運)・良運がつくといわれています”
体が蛇で頭が老人といった少々不気味な感じもしますが、お顔は穏やか…。

宇賀神像の辺りから見た本堂。

本堂手前には蓮が植えられているであろう鉢が沢山有りましたが、これまた時期合わず。

本堂に近づくと動物の石像発見。
本堂向かって左に兎(福徳兎)。

抱いている玉の中に卵型の石があり、それが立てば願いが通じると云われているらしい。

右には牛(宝勝牛)。

こちらは口中には石の玉があり、これを撫でると勝運がつくとの事。

別の角度から見た本堂。…兎が意外とデカイっす。( ̄ω ̄;)!!


本堂向かって右手を奥に進むと三重塔が有り、


本堂左脇の階段を上がると十八神社という鎮守社が有ります。

尚、三室戸寺内の建築物で重要文化財に指定されているのはこの本殿のみ。

帰り際に少しだけ庭園へ。

石庭を挟んで本堂方面を見てみると、紅葉が思ったよりも残っていました。

今回頂いた御朱印。西国第十番のものです。





H24.2.9 甚目寺(甚目寺観音)

2012-02-22 20:36:28 | 寺(愛知)
2月に入ってからはほとんど寺社に行けていませんが、唯一行けたのが名古屋のお隣、あま市(旧甚目寺町)にある甚目寺。
お寺に興味が無い人だと、甚目寺と言うと地名を思い浮かべる人が多いかと思いますが、ここは尾張四観音の一つに数えられる古刹。

甚目寺
愛知県あま市甚目寺東門前24
<山号> 鳳凰山
<宗派> 真言宗智山派
<本尊> 聖観音
<札所> 尾張四観音、尾張三十三観音、東海三十六不動尊


この日、甚目寺では初観音会が行われており、境内には屋台も出店され、多くの参拝者で賑わっていました。
(観音様のご縁日は18日なのですが、旧暦ではこの日が1/18らしい)

名鉄の甚目寺駅から歩いて5分程の距離ですので、公共交通機関でも行きやすい場所です。
車の場合ですと通常は無料駐車場が境内脇にあるのですが、こういったイベント?時には利用できず。
一応、離れた場所に臨時駐車場は用意されますが、節分などの更に多くの人出が見込まれる時は、周辺道路の交通規制もありますのでご注意を。

南と東に山門が有り、どちらも国の重要文化財ですが、今回は南大門から入りました。


手水舎。ここの水が出る所はカエル。


南大門から直進すると本堂へ。

なかなか色鮮やか。ここの本堂は明治時代に火災で全焼しており、本堂の再建は平成4年との事。

参拝者がほぼ絶える事無く来ていました。(催し物が無い時はもっとガラガラです)


本堂を出た所から南大門の方面を見た景色。

以前来た時は本堂前の開けたスペースに鳩が沢山いたんですが、今日はどこに?(・_・?)
その代わり、一段下がった所から南大門まで参道の両脇に露店が並んでいました。(一つだけ段の上に有りますが…)

境内には立派な三重塔も有ります。こちらも国の重要文化財。


本堂内で御朱印も頂きました。

何故か左右の両側に肩印が押されています。右が「尾張三十三観音」、左は「尾張四観音」。
ちなみに、以前に頂いたものは「尾張四観音」のものだけでした。何故?(-ω- ?)

H24.1.12 観音正寺

2012-02-22 02:00:44 | 寺(西国三十三箇所)
この日最後に向かったのは、長命寺と同じく西国三十三箇所の札所になっている観音正寺。

観音正寺
滋賀県近江八幡市安土町石寺2
<山号> 繖山
<宗派> 天台宗
<本尊> 千手観音
<札所> 西国三十三箇所、びわ湖百八霊場


標高433mの繖山(きぬがさやま)の山頂近くに位置しており、長命寺以上の難所。
以前、同じ日にこの2箇所に来て(上って)死ぬ思いでした…。

今回は・・・これまた長命寺と同じく車でショートカットしてしまいました。
それも階段をを上らなくてもい五個荘側から。

…とまあ軟弱な考えで向かったのですが、料金所の所まで来て思わぬハプニング!
小屋に人の気配が無い…。なんで?と思いつつ先に進むと原因判明。

ゲートが閉まっていました・・・。il||li _| ̄|○ il||li
門には「積雪・凍結のため林道通行止」の文字が…。
ここまで来て帰るのももったいないので、料金所横の展望台?の駐車場に車を止め、歩いて観音正寺に向かいました。

こんな感じ↓の道を歩きます。

道の大部分に雪は有りませんでしたが、端の方には凍って硬くなった雪が残っており、確かこれは危ないなと感じました。
(特にノーマルタイヤの人が来たら大変!)

30分程歩き、やっとの思いで本来の駐車場の所に到着。

この手前に駐車場が有ります。10台分位でしょうか?

ここまでアスファルトで舗装された道を歩いてきましたが、ここからは舗装されていない道。
道中に三十三の“ことわざ”が書かれた看板が続きます。
いくつか自分が気になったものをご紹介します。
「人生には真の失敗はない 前進する一過程である」

「失敗を恐れるな成功は失敗の積み重ねである」

「相手だけを責めるから争いになる 反省の余地はまだある」

「人間は逆境にきたえられて自信と確信が生まれる」


こんな感じで、耳に痛いお言葉を読みながら先に進み、5~10分程で山門代わりの仁王像に到着。

この時は他に参拝者がおらず、私一人のみでした。

お地蔵様や濡仏↓の横を通り、まずは一番奥にある本堂へ向かいます。


まだ新しい本堂。

以前の本堂は平成5年に火事で焼失しており、現在の本堂は平成16年に再建されたもの。
その際には重要文化財に指定されていた本尊の千手観音立像も焼失した為、今の御本尊も本堂と同時に造立されたとの事。

本堂内でお参りした後は軽く散策を。
本堂右脇を奥に行くと珍しい観音様(魚濫観音)が祀られていました。

写真が小さくて見えないかと思いますが、魚の上に観音様が乗っかっています。

本堂真横には大きな石が積み上げられ、その手前にはいくつかの仏像も。

この石積みは、火事で樹木が燃えてしまい、土砂が崩れてくるのを防ぐために造られた模様。

御朱印を頂こうと納経所(本堂とは別の建物)に行くと、中でまったりしているにゃんこ発見!

心なしか睨まれてる気が・・・。(´・ω・`)

撫でている時は可愛らしかったのですが、再びカメラを向けると

「べらんめぇ」な感じに…。・゜・(つД`)・゜・ゴメンよ、もう帰るから…。

元々は野良だったようですが、1~2年前から住み着いているようです。名前は「みいちゃん」との事。
大きな鈴がトレードマーク。(実は仁王像を抜けた辺りからたまに鈴の音が聞こえていました)

さあ帰ろうと思って振り返ると良い景色。山の上なんだなぁと実感。


帰りはもちろん来た道を戻りましたが、大体の距離が分かっているのでそれほど辛くはありませんでした。
最後に料金所手前の展望台で一休みし、ここを最後に家路につきました。


頂いた御朱印はこちら。