たびのメモ

ちょっとした外出や旅行等々の記録(最近は神社仏閣ばかりですが…)

H25.1.22 妙心寺 大庫裏・経蔵

2013-02-22 23:58:35 | 寺(京都)
聖護院の次は妙心寺へ。

妙心寺
京都府京都市右京区花園妙心寺町64
<山号> 正法山
<宗派> 臨済宗妙心寺派
<本尊> 釈迦如来
<札所> -


妙心寺は、臨済宗妙心寺派の大本山で、七堂伽藍と46もの塔頭を持つ巨大寺院。
境内も半端無い広さで、何と約10万坪もあるらしい。
ここまで広いとお寺というより一つの町のよう。( ̄ω ̄;)

とは言っても、通年公開をしているのは法堂の他、退蔵院・大心院・桂春院の3つの塔頭のみで、季節によっては限定公開をしている所もあるものの、原則非公開の塔頭ばかり。
・・・で、そういった所は特別公開されるのを待つしかありません。

そして、今回の「京の冬の旅」でも2箇所が特別公開されています。
まずは“大庫裏・経蔵”から。

大庫裏への門。普段は竹の棒で入口を閉ざされています。

大庫裏と経蔵は離れた所にありますが、こちらが拝観受付になっています。

大庫裏。

いわゆる台所。数百人分の食事を調理・配膳できるそうです。
中には、大きな竈が何個もある炊事場や三十畳敷の食堂の他、花園天皇の御直筆の手紙などの寺宝が展示されています。

続いて経蔵へ移動。((((´・ω・)ノ

6,500巻の経典を納めた八角形の回転式輪蔵が据えられています。
一回転させると全巻を読んだのと同じ功徳があるというアレですが、残念ながら今回は廻す事はできず。

経蔵内は撮影できませんので看板より拝借した画像を。

経蔵に祀られているこの方は傅大士といって、輪蔵の創案者らしい。
正面扉を開けた所に祀られています。(今回は入口が裏側からでしたので感覚的には一番奥)
経蔵内は暗かったので看板程、鮮やかな感じには見えず。

大庫裏(左)と経蔵(右)の御朱印。
 
大庫裏の拝観受付で頂きました。どちらも書置きのもので、文字の部分は印刷っぽい。

H25.1.22 聖護院

2013-02-18 02:33:32 | 寺(京都)
前々回前回に引き続き、今回も「京の冬の旅」の特別公開のお寺。

聖護院
京都府京都市左京区聖護院中町15
<山号> -
<宗派> 本山修験宗
<本尊> 不動明王
<札所> 近畿三十六不動尊、役行者霊蹟札所、神仏霊場巡拝の道


通常は拝観するのに葉書での予約が必要。
…ですが、さすがは特別公開!気軽に来れるのが嬉しい。ヽ(・∀・)ノ

拝観は予約制ですが、普段でも御朱印は寺務所で頂けますし、寺務所2Fの大仏間のお参りは可能(なハズ)。

拝観入口。(木が被ってしまって分かりにくですが)

拝観は、最初の部屋で聖護院についての説明を受けた後、宸殿→本堂(不動堂)→書院といった流れでした。

宸殿の前庭は白砂が敷かれ、市松模様のような砂紋が。
無駄の無い、さっぱりとした感じが気持ち良い。(´-ω-`)

宸殿内には狩野派(狩野永納・益信)の描いた見事な襖絵が数多く残されています。見応え十分。

別の角度から。左上に見切れているのが本堂。

本堂はこじんまりとした感じですが、御本尊の不動明王像などがお祀りされています。

本堂に続いて書院へ。またまた左上に見切れているのが書院です。

書院は約年前の後水尾天皇御側室の書院を御所より移築した建物で、当時としては珍しいガラスの窓の他、違い棚の透かし彫りや七宝焼の釘隠し等の凝った意匠が残っています。

書院から順路に沿って出口へ向かう道中にあった中庭。
 
何気なく設けられた小さな中庭ですが、なかなかに趣深くて良い感じ。

御朱印&ポストカード。
 
御朱印は拝観受付でお願いして、最後に頂く方式。
又、拝観記念としてポストカードを1枚(何種類かの見本の中から自分で選ぶ)頂けました。

この日は「京の冬の旅」の特別公開の所を5ヶ所廻りましたが、個人的にはここが一番良かったです。

H25.1.22 得浄明院

2013-02-15 01:20:10 | 寺(京都)
前回の続きです。
知恩院の次はすぐ近くの得浄明院へ。歩いて5分位?

得浄明院
京都市東山区知恩院山内林下町459
<山号> 本覚山
<宗派> 無宗派
<本尊> 一光三尊阿弥陀如来
<札所> 尼寺三十六所霊場


御本尊が一光三尊阿弥陀如来である事からも分かる通り、ここは信州善光寺大本願の京都別院。
善光寺と同様に、こちらでも「戒壇めぐり」ができます。

今回の「京の冬の旅」の特別公開は、
“伏見宮家伝来の鮮やかな「観経曼陀羅(かんぎょうまんだら)」、御所人形ほかの寺宝や、風趣ゆたかな和州遠山流(わしゅうえんざんりゅう)の盆石(ぼんせき)なども特別展示される”
というものなんですが・・・

・・・正直、あんまり印象に残っていません。
戒壇巡りをしたのは覚えているんですが…。( ̄~ ̄;)

場所は知恩院の参道の一本北側の通り沿い。

華頂大と華頂女子高に挟まれた所に山門があります。

門を抜け、奥へ進んだ突き辺りに入口。

こじんまりとした感じで、看板が無かったら通り過ぎそう…。

入ってすぐに受付があり、正面に本堂。

拝観は、本堂で一通りお話を聞いてから堂内を一周→戒壇巡り→書院へという流れ。
書院には盆石(盆栽の石バージョン?)というものも展示されていました。
初めて見ましたが、確かに綺麗なんですけどいまいち興味が出ずサラーっと流し見してしまいました。

小さな寺院ですので、個人的には見所はそれほど多く無い感じ。
戒壇巡りは良い体験なんですが、完全な暗闇ですので暗いのが苦手な方はご注意を。
又、境内には“一初”が約200本植えられているとの事ですので、花の咲く春(4月下旬から5月上旬)に来るのが良いかもしれません。

尚、御朱印はこの日は書き手(住職?)が不在で頂けず。
(書置きは用意されていましたが、日付抜きのものでしたので遠慮しときました)
まぁ、また次の機会に…。

H25.1.22 知恩院

2013-02-09 11:55:20 | 寺(京都)
1週間ぶりに更新。
ここ最近が神社ばかりだったので今回からはお寺を。

今年も「京の冬の旅」の非公開文化財特別公開が行われていますが、1月に京都に行った際にいくつか廻ってきました。
最初に行ったのはこちら。

知恩院
京都府京都市東山区林下町400
<山号> 華頂山
<宗派> 浄土宗
<本尊> 法然上人・阿弥陀如来
<札所> 法然上人二十五霊跡


言わずと知れた有名寺院。
通常は“知恩院”と呼ばれていますが、正式な寺号は“華頂山知恩教院大谷寺”。

特別公開されているのは国宝の三門楼上内部になりますが、ここはしょっちゅう公開されていますので、あまりレアな感じでは無い…。
又、「京の冬の旅」の特別公開は基本1ヶ所¥600の拝観料なのに対して、ここと東寺五重塔のみ¥800とちょっとお高め。
(東寺は金堂や講堂などの通常公開されている部分の拝観料も含んだものですが)

外観以外は撮影禁止で写真が撮れないのが残念・・・ですが、一度は観る価値有りかと。

楼上内部は仏堂になっており、宝冠釈迦牟尼仏像を中心に両脇には十六羅漢像が安置されています。
又、天井や柱、壁には龍や天女など描かれていますが、色鮮やかな彩色がかなり残っていて中々の保存状態でした。

せっかくなので御影堂(本堂)も参拝・・・と思っていたら、何と現在工事中。

がっちりとした素屋根で完全に覆われてました。まだ数年は掛かる様です。

御影堂の代わり?に法然上人御廟と勢至堂へ。

どちらも境内の一番東側、この↑階段を上った小高い所にあります。

御廟。

これは御廟にお参りするための拝殿で、御廟自体はこの奥。

勢至堂。

享禄3年(1530)に再建されたもので、何気に現存する知恩院最古の建造物らしい。

勢至堂(勢至菩薩)の御朱印。

御影堂近くの朱印所兼瓦志納所で頂きました。

H25.1.4 金劔宮

2013-02-03 11:55:14 | 神社
白山比め神社を参拝後、時間にまだ余裕が有ったので近くの神社も参拝。

金劔宮
石川県白山市鶴来日詰町巳118-5
<主祭神> 瓊々杵尊
<社格等> 旧県社


先に行った白山比め神社から、北へ約1.5km程の場所に在ります。
かつては“劔宮”“劔神社”と呼ばれ、地名の“鶴来(つるぎ)”もそれに由来するらしい。

この階段下はすぐ道路になっていますが、道路を渡った先から更に階段が続いており、そちらが表参道に当たる模様。
尚、駐車場はこの道路をもう少し北へ行った所。それほど大きくはなく、約10台分位かと。

↑の階段を上がった所にいた凛々しい感じの狛犬。

雪がお顔に積もってマスクマンみたい…。

そして正面を向くとすぐ近くに拝殿が。

ガラスでぐるっと覆われています。雪対策?
正面は引き戸になっていますので、お参りする際はガラガラっと開けて中へ。

拝殿を横から。

後ろに弊殿・本殿と続く。本殿はガラスで覆われていない。

拝殿(本殿)の北側(向かって左側)には摂末社が建ち並ぶ。
近いものから順に。

まずは乙剱社。

御祭神は彦炎出見尊。こちらもガラスで覆われているので、引き戸を開けてお参り。
左側にある大きめの社は隣の恵比須社の本殿。

続いて恵比須社の拝殿。後ろへ少し離れた所に先程の本殿が建っています。

大阪今宮戒社の御分霊が祀られている様です。

恵比寿社のすぐ横には金刀比羅社。

例のごとくガラスで覆われている。こちらも中へ失礼して。

丈六神社(右)と粟島神社(左)。

それぞれ御祭神は大山咋命と少彦名命。

これらの摂末社の向かいには舞殿があり、その近くにはこんなものも。
天忍石(牛石)。

「古くよりこの石に神霊が降臨したと伝わる影向石で、形が小牛に似ているところから「牛石」とも伝えられる」との事。
・・・ん~、雪でよく分からん…。(-ω-;)

他にも義経腰掛石や、


亀石も。

こちらは完全に雪の下…。

境内の一番北側、階段を上った先にあった招魂社。

祀られているのはこの地域の戦没者の御英霊。

招魂社の前にあった狛犬。

雪が凄い事に…。(´;ω;`)

ついでに社務所も。

境内南端にありますので、お守りや御朱印をご要望の際はこちらへ。

御朱印。


すぐ前の道は白山比め神社へ向かう車で渋滞していましたが、こちらへ寄る車は殆ど無し。
人が少なく静謐な感じで、良い雰囲気の中で参拝出来ました。