goo blog サービス終了のお知らせ 

2014年6月12日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

「火葬」は多数派ではなかった!? 意外と知らない世界の火葬事情。

石材業界の業界紙で「日本石材工業新聞」というのがあります。

最近のコラムに世界の火葬事情が掲載されていたのでご紹介したいと思います。
お墓コンサルティングセンターの林ひろみさんが書かれた記事です。

記事によれば「国際火葬連合」と「イギリス火葬協会」という団体が協力し、毎年各国の死者数と火葬数、ならびにそこから算出した火葬率を発表しているのだそうです。


タイ・アユタヤの涅槃仏。タイは仏教国ですが、特に南部にはマレー系のムスリムが多数暮らしています。


2012年度の第1位は日本。99.96%という抜きん出た火葬率です。
2位が台湾の92.42%、3位が香港の90.43%で、この3国が4位以下を大きく引き離しています。

4位はスロヴェニアの81.06%で、以下タイ(80.00%)、シンガポール(79.11%)、スイス(79.00%)、チェコ(78.88%)、デンマーク(78.18%)、スウェーデン(77.85%)と続きます。

ちなみに13位のニュージーランド(72.00%)までが50%を超えており、14位以下はフランスが32.51%、イタリアが16.62%など50%を下回っています。

中東の国がランクインしていないのには明快な理由があります。
イスラム教において火葬はタブーとされているためです。
イスラムの教義では、死者は最後の審判ののちに復活すると教えています。
その際に肉体がなければ復活することが出来ないのです。
ですからイスラム世界における埋葬は、原則土葬です。

キリスト社会においても、同様の理由からどちらかというと土葬の方が好まれるようです。
例えば、アメリカ合衆国の火葬率は43.17%です。フランスやイタリアも前述した通り火葬の割合が低い国ですね。

ヨーロッパでも火葬率の高い国がありますが、それらの国は国土が狭く、より広い敷地面積を必要とする土葬には限界があることから火葬が普及したようです。





■ 加登のこと、もっと知りたい方は・・・・・


 霊園・墓石・仏事法要の情報満載! 加登HPは画像をクリック


   フォロー大歓迎! 加登 公式ツイッターも画像をクリック


  大切な故人やペットの思い出を身につける。手元供養品【SAMSARA】