2013年12月2日のブログ記事一覧-カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

またも紅葉。 @談山神社

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かれこれ一週間以上前の話になりますが、明日香村で行われた収穫祭に参加しました。餅つきをしたり蛍のエサとなる貝を川に放流したり、はたまた注連縄を作ったりと盛り沢山でしたが、何や彼やで2時ごろにはすべて終わったため、近くの紅葉スポットを訪ねてみることにしました。


ひこうき雲の目立つ日でした。空に憧れてますね。

スマホで調べたところ談山神社というのが近くにあり、美しい紅葉が見られるとのこと。
明日香村からは時間にして車で15分ほど、のはずでしたが、思いもかけぬ大渋滞に見事巻き込まれてしまいました。
それもそのはず、談山神社と言えば近辺では知らぬ者のない紅葉の名所だったのです。
翌日は仕事だし、早めに行ってさっさと切り上げようと思っていたのに、ようやく神社に足を踏み入れた頃には既に4時を回っているではありませんか。

しかも、駐車場からの道程には結構長い階段が2箇所あり、いつもは階段を見ると「かいらん」と言いながら嬉々として昇降を繰り返したりする息子が、この日に限っては明日香村で走り回って流石に疲れたのか「抱っこ、抱っこ」でなかなか歩いてくれません。境内に辿り着く頃には僕の脆弱な太腿筋は軽く痙攣をはじめていました。

さて、そんなこんなでようやく辿り着いた、お待ち兼ねの境内がこちら。

ばばん。



分かりにくいですが、全部で140段あるそうです。逆に笑っちゃいますね、こんな時って。思い出したのは、その昔妻と二人訪れたタイはチェンマイのワット・ドイ・ステープというお寺。

こちらがその写真です。



息子を抱いていたせいか談山神社の階段の方が長いと思っていましたが、調べてみるとドイ・ステープ寺院のそれは何と306段もあるそうです。



ところでこの談山(だんざん)神社、中大兄皇子と中臣モカマタリ、もとい鎌足が初めて出会い、後に革命を企てた密談の舞台になった場所なんだそうです。日本史上最も重要な革命、大化の改新ですね。



大化の改新がなかったなら、あるいは失敗に終わっていたなら、今の日本はまるで違う国になっていたかも知れません。



政治的クーデターであると同時に宗教的な革命でもあったこの改新無くしては、その後の仏教の隆盛はあり得なかったわけで、現在のお墓や供養の文化もどうなっていなか想像もつきません。

実際は感慨に耽る暇などなく、階段以外の場所ではしっかり走り回る息子の世話で手一杯な僕たちでしたが、紅葉はとにかく綺麗でした。もっと早い時間か、逆にライトアップが始まるくらいの時間だったらなおのこと鮮やかだったんだろうなとは思いますが、何だかんだで紅葉って楽しいです。
そう言えば、はびきの中央霊園のブログで紅葉に関する豆知識が掲載されています。ぜひぜひそちらもご覧ください。


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