平湯大滝から、再びバスに乗り、この日の宿泊地・中尾高原へと向かった。バスは、宿の斜向かいに停車。今宵の宿は、ペンション「ヨーデル」さん。ロッジ風のお洒落な建物が良かった。すぐにチャックインし、とりあえず温泉に入ることにした。
平湯大滝から、先ほど通り抜けた公園へ戻り、バスが来る時間まで過ごすことにした。「奥飛騨平湯大滝公園」という最近出来た施設とのことですが、大きな足湯や食事処などがあり、ちょうど良いので、遅めの昼食を取ることに。注文したのは、「飛騨牛朴葉味噌焼きセット」。量は少なめでしたが、柔らかくて美味しい肉と焼けた味噌の香りが良かった。
汗を流した後、新穂高温泉からバスに乗り、奥飛騨温泉郷の中心・平湯温泉に程近い、平湯大滝を見に行った。バス停平湯温泉キャンプ場前で下車。緩やかな坂道を登っていくと、道の駅のような公園が現れ、そこを通り抜けて歩いていけば、平湯温泉のシンボル平湯大滝へ到着。色付き始めた木々の間に、落差64mの大きな滝が見えました。
ロープウェイで新穂高温泉へ戻る途中、乗換駅のしらかば平駅の前に温泉を見つけたので立ち寄ることにした。「新穂高温泉 神宝乃湯」という立ち寄り湯で、男女別の露天風呂だけの施設。入ったときは他に客も無く、出るまでずっと貸切状態だった。ただ、湯が温めだったのと、下がヌルヌルしていたのが残念。男湯のほうは、ロープウェイから見えている感じで、ちょっと落ち着かない(笑。
展望台からの眺めを堪能したあと、西穂高岳の登山口のほうへ行ってみた。途中、道の傍らに石像があったので見に行ってみると、江戸時代に笠ヶ岳登山を復興させたお坊さんとのこと。槍ヶ岳に初登頂を果たしたのも、この方らしいと言われているそうですが、今でさえかなりの装備が必要な北アルプスに、江戸時代に登ったとは驚きです。
背後には、槍ヶ岳がきれいに見えました。
背後には、槍ヶ岳がきれいに見えました。
槍ヶ岳からぐるっと見渡すと、山へ登っていたころに憧れていた山々が並んでいました。右側の槍ヶ岳から、樅沢岳、三俣蓮華岳、双六岳、弓折岳と続き、写真左にあるのが抜戸岳です。こんな大パノラマは、滅多に見ることができないそうです。
第1ロープウェイの終点鍋平高原駅で第2ロープウェイに乗り換えて、標高2156mの西穂高口へ着いた。駅の屋上に展望台があるというので行ってみると、目の前に北アルプスの大パノラマが広がっていました。
写真は、出入り口を背にして右のほうに見えた西穂高岳です。山頂左側の岩と岩の間に、奥穂高岳の山頂もちょっと見ることができました。
写真は、出入り口を背にして右のほうに見えた西穂高岳です。山頂左側の岩と岩の間に、奥穂高岳の山頂もちょっと見ることができました。
バス停から数分登るとロープウェイ乗り場に着く。
この新穂高ロープウェイは、2つの区間に別れていて、全長3171m、高低差1036mは東洋一(世界第2位)だそうだ。
写真は第1ロープウェイで、今まで乗ったどのロープウェイよりも急な角度で登っていくので驚きました。目の前に、錫丈岳や笠ヶ岳の岩壁が立ち上がり、迫力ある景色が楽しめた。
この新穂高ロープウェイは、2つの区間に別れていて、全長3171m、高低差1036mは東洋一(世界第2位)だそうだ。
写真は第1ロープウェイで、今まで乗ったどのロープウェイよりも急な角度で登っていくので驚きました。目の前に、錫丈岳や笠ヶ岳の岩壁が立ち上がり、迫力ある景色が楽しめた。
奥飛騨温泉口駅から乗ったバスを栃尾温泉で乗り換え、狭い道を新穂高温泉へと向かう。途中、バスの運転手さんの粋な計らいで、錫丈岳が良く見えるところで一時停車。その後、バスは終点の新穂高温泉バス停に到着。
写真は、バス停近くから仰ぎ見た北アルプスの勇姿。正面に見えているのは、笠ヶ岳(2897m)~抜戸岳(2813m)の稜線。
写真は、バス停近くから仰ぎ見た北アルプスの勇姿。正面に見えているのは、笠ヶ岳(2897m)~抜戸岳(2813m)の稜線。