ドル・インデックス 日足図
ドル・インデックスの反発が鈍くなっている。背景には、米利上げ観測の後退やECBのタカ派スタンスの継続に着目したドル安懸念の強さにあり、投機筋が米政府のドル安決意を試したい、という「陰謀論」さえ聞こえて来る。
UBS銀行のアナリストをはじめ、ドル安の再開を予測し始めた方が多い。所謂「中央銀行ウォッチャ―」らはバーナンキ議長とトリシェ総裁の次の一手を必死に予測しているが、皮肉にも、目下の状況ではバーナンキ議長とトリシェ総裁も誰かに「次の一手」を教えてもらいたいのではないか。なので、ウォッチャ―やアナリストらの努力も幾分滑稽に見える。
実際、ファンダメンタルズ上のシグナルは往々にしてお互いに矛盾し、また経済指標の予測自身があてにならない。最近の好例では、米主要紙が揃って「米早期利上げなし」と報道した途端、この観測自身が米FRBの「工作」だ、との指摘も上がってきた。また、最近英キング総裁の発言の基調と5月小売売上高がアナリストらにとってはかなりサプライズだった。だから、ファンダメンタルのみを分析するアナリストらの予測を気にすることはない。
本物のトレーダーならチャートのメッセージを重視するので、ドルインデックスの日足をチェックしないと結論は出ない。上のチャートを見る限り、終値で数れば、日々線が100日線の上に保っている日数は6日になったことがわかる。これは実に2006年10月以来の出来事である。よって、ドルの真価を問われるが、引き続き基調の変化、即ちドルのリバウンドがより本格的になる可能性に注目する、といった判断ができる。言い換えれば、テクニカル上のサインはより重要で、より示唆に富むものと認識すべきである。
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ドル・インデックスの反発が鈍くなっている。背景には、米利上げ観測の後退やECBのタカ派スタンスの継続に着目したドル安懸念の強さにあり、投機筋が米政府のドル安決意を試したい、という「陰謀論」さえ聞こえて来る。
UBS銀行のアナリストをはじめ、ドル安の再開を予測し始めた方が多い。所謂「中央銀行ウォッチャ―」らはバーナンキ議長とトリシェ総裁の次の一手を必死に予測しているが、皮肉にも、目下の状況ではバーナンキ議長とトリシェ総裁も誰かに「次の一手」を教えてもらいたいのではないか。なので、ウォッチャ―やアナリストらの努力も幾分滑稽に見える。
実際、ファンダメンタルズ上のシグナルは往々にしてお互いに矛盾し、また経済指標の予測自身があてにならない。最近の好例では、米主要紙が揃って「米早期利上げなし」と報道した途端、この観測自身が米FRBの「工作」だ、との指摘も上がってきた。また、最近英キング総裁の発言の基調と5月小売売上高がアナリストらにとってはかなりサプライズだった。だから、ファンダメンタルのみを分析するアナリストらの予測を気にすることはない。
本物のトレーダーならチャートのメッセージを重視するので、ドルインデックスの日足をチェックしないと結論は出ない。上のチャートを見る限り、終値で数れば、日々線が100日線の上に保っている日数は6日になったことがわかる。これは実に2006年10月以来の出来事である。よって、ドルの真価を問われるが、引き続き基調の変化、即ちドルのリバウンドがより本格的になる可能性に注目する、といった判断ができる。言い換えれば、テクニカル上のサインはより重要で、より示唆に富むものと認識すべきである。
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今日は。コメント、ありがとうございます。いくつのご質問に関する回答は以下の通りです。
まず、yasuさんとtetsuさんのご質問ですが、基本的には為替と株式市場のパフォーマンスの相関性が高くないことが歴史が教えてくれています。また、表では利上げ観測にしても、恐らく目下のドル高はあくまでサイクル論に基づく上昇傾向にあるだけの話に尽きます。言い換えれば、ドル高が必然的になってくれば、市場が例えかなり先の好材料に反応し、目先の悪材料を無視すれ場合もあります。
ライチさん、私は来日した時、勿論金融の道を歩むなんて夢も思わなかったです。お金への執着ですが、「明日餓死するかもしれない、来月学費を払わなければいけない」よいった極端な状況に置かれたら、誰でもお金の大切さを身に染められますね。
るりさん、ドルインデックスはドル全体の高安を表し、そのチャートは視覚的に時間軸と比率した形で強弱を記録しています。具体的な説明は本の74ページの「ドルインデックスではかる先の円安バブルの異常さ」にあります。ご参照まで。
「ドルインデックスとは」で検索すればいっぱいでてきますよ。
自宅のモデムが壊れてしまって1週間はインターネットにアクセスできません。
ネットの便利さとストップは必ず入れなければいけないことをしみじみ感じています。
チャートも見られないし・・・
陳さんの本をもう一回読もうっと。
よろしければ、ドルのインデックスは何を見るために使うのか、お教え願えないでしょうか?
Amazonのランキングも凄い勢いですが、気付けばブログランキングの上昇も
それでは今日もポチっとな。w
さてはて、今週の相場はどうなりますでしょうか。FOMCによる利上げは今回はまだ時期尚早のような気がします。内容次第ではまた一段と調整が進みかねない状況ですかね
本が、届きました。感極まってます・・・って、まだ読んでないんですが。
ところで、陳さんは、来日した時から、金融業界への道を考えていたんですか?チャート分析ではなく、心構えとして、やはり、お金への執着が大事でしょうか?
今まで「StockChart」は$INDOしか表示されないとばかり思っていました。まさか直接入力して色んなチャートが見れるとは!軽い衝撃でした(笑)。
休日いかがお過ごしでしょうか。
私は、ある本を読んで最近の自分の思考に少し反省をしている次第に御座います。
読みたい書物がここへ来て、山のように出てきました。
このお導き、重ねて陳様にお礼を申し上げます。
デビル君も陳様とエリオット君に宜しくと申しております。(笑)
あの人は自分で勝率6割って、おっしゃってますし、、
ちなみに今年の予想はドル円は100~110くらいを、あまり変わらず、、
ユーロ、ポンド、カナダ、キウイ、オージーが対円、対ドルでかなり落ちると予想されてるので、それが間違ったとき突っ込まれては?
短期的な予想は、まず人間は当たらないんだし、揚げ足取りみたいなのは、ちょっとねぇ~
スミマセン、陳さんのブログに割り込みみたいな感じになりまして。
豪ドル/米ドル、米ドル/スイスフラン、ユーロ/米ドル、米ドル/カナダドルを週足で見ると、確かに底は売ったもの、ドルが大きく上昇する気配が感じられないのですが、
いかがでしょうか。ポンド/ドルだけは、週足で下げ傾向ですけど。
陳氏の御主張は常に一貫していて、ぶれていないのは承知しているのですが。
最大の懸念は、風を読めない某アナリストが、ドル安と言っていたのが、ドルしっかり、レンジ相場がつづくとコメントが変化してきた事です。
おはようございます。皆さんのご声援、誠に感謝しております。
チャートに関しては、stortchart以外、barchart.comやnetdania.comでも見られます。barchart.comでは30分ごとのチャート更新となりますので、よりリアルタイムリーになっています。
不動修太郎さん、はじめまして、これからもよろしくお願いします。
yasuさんのご質問、すこし考えさせてください。のちほどお返事いたします。
では、皆さん、よい休日を。
ここで見れますよ。
ttp://stockcharts.com/h-sc/ui?c=$usd,uu%5bh,a%5ddaclyiay%5bdd%5d%5bpc50!c200!f%5d%5bvc60%5d%5bila13,21,8!lb10
ここからもリンクされています。
ttp://www.fxtechnical.net/2006/12/saxo_1.html
http://stockcharts.com/h-sc/ui
stockchrat です。今日の陳さまのチャートもこれだと思います。
フリー。
銘柄のところを $USD でドルインデックス 日足・週足3年分見れます。
設定はたくさん自由に変えられ楽しいです。
たくさんの方が利用されていると思います。
$indu ダウ
$ wtic WTI原油
$ ust10y 米債10年金利
$のあとに gold (金) XEU(ユーロインデックス)
BSE(インド株) SSEC(中国株) などが見れます。
追伸: 陳さま この書き込みが重複していましたら
どちらかを削除してください。
●ID
0000258775
●タイトル
「日本一分りやすいFX(為替取引)の勝ち方解説」
にて、陳先生の新刊を推薦いたしました。
Amazonの総合ランクが6位ですね。素晴らしいです。
http://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$USD&p=D&b=5&g=0&id=0
Stock Chart です。
たくさんの方が利用されてると思います。
銘柄のところを $indu でダウ、$VIX で恐怖指数
$ust10y で米債金利 $wtic で WTI原油 など
いろいろ見られます。
本日の陳さまのチャートもこれだと思います。
超初心者なので、まったく的外れかもしれませんが
http://stockcharts.com/
こちらでドルインデックスが確認できます。
というか、そう思い込んでいるのですが
もし違ってたらご指南ください(汗)
ご無沙汰しております、久々に書き込みさせて
頂きます。
最近の為替の値動きに関してですが、米政府の
政策転換でドルを売りづらくさせているとおっしゃる
方多いですが、株式がこれだけ勢い良く下がっている
にも拘らず値段が落ちないのは自分の3年の投資歴では到底理解ない状況です・・・
今NYダウの12.000割れでやっとドル円が107
Lowまで行きましたが・・・。
しかもここ数日はドル高よりも円安・ドル安が顕著で、特にユーロ円は168・・。オージーは102.70・・。
これは裏になにかあるのではと勘ぐってしまいますが陳様はどのようにお考えですか?インフレ台頭でみんなが金利に目を向けているにしては無謀すぎるような気がしますが・・・実際利上げと決まったわけでもないし、それ以上のリスクもいろいろあるだろうし。
まとまりませんがアドバイス頂けたらと思います
よろしくお願いいたします
為替の真実』を、Amazonにて、購入しましたよ。
届くのが、本当に楽しみです。疑い深いので、
じっくり拝読します(笑)。
エリオット君の「教科書通り」という発言は、ドル・インデックス 日足図を一つの参考にしようという事だったんですね。ドル/円やMACDは、見れる
サイトを発見したのですが、ドル・インデックスの
チャートを見れる無料のサイトがあれば、教えて
下さい。有料サイトは、私の給料では
払えなかったので・・・。
私の取引しているFX業者はもちろんフリーチャートでも、リアルタイムで表示できるドルインデックスチャートを見つけることができませんでした。
何卒よろしくお願いいたします。