夜の中をめだちすぎる赤いドレス
街の中でひかりすぎる銀色のピアス
Baby あなたの指先は
スピーディーな黒猫のよう
男達と出会うごとに 指輪をかえ
ささやくたび ふちどられる 唇のルージュ
Baby あなたの誘惑は
バラエティーな星空のよう
※愛されてばかりいると 星になるよ
ゆきすぎてばかりいると 空にゆくよ※
笑いながら 踊りながら 転びながら
口の中へ 胸の中へ そそぎ込むワイン
Baby あなたの喜びは
クレイジーなときめきのそば
(※くり返し)
どんな夜もパラダイス
喜びだけくり返す
甘いワインに酔わされたままでいるのさ いまも
いつも夜はパラダイス
喜びだけくりかえす
恋のゲームに誘われたままでいるのさ
夜が終り ひとりきりでとり残され
次の夜をむかえるなら眠らせてあげる
Baby 夢見る時だけは
スパイシーな瞳をとじて
(※くり返し×2)
愛されてばかりいると 星になるよ
ゆきすぎてばかりいると ほんとうにゆくよ
最近はすっかり見かけなくなりましたが、ふうちゃんの子どもの頃は、よく紙飛行機を折って飛ばしたものです。
空にあこがれていたせいでしょうか、それともいつか帰るところと思っていたせいでしょうか・・・
そんな子どもの頃、扇風機がなぜ飛ばないのか・・・真剣に考えたことがあります。(笑)
扇風機の羽って、立派な四枚や五枚の羽があって、あんなに強く風を発生させて、しかも結構、回転数も相当あると思うのに、なんで飛行機のように空を飛ばないのだろう・・・
友だちにも聞きました。
結果、「扇風機には、電気コードがついていて、扇風機が飛ぼうとすると、電気コードが邪魔をして飛べなくしている」という答えが一番多かったように思います。
やっぱり、子どもらしい素直な結論です・・・(笑)
しかし、そうだとすると、扇風機は、そのコードを断ち切って、飛ぼうとするのでは・・・素直でないふうちゃんは、また、不思議に思ったのです。(笑)
そして出た結論は、「扇風機が飛ぼうとすると、電気コードがコンセントから外れ、電気が供給されず、羽が回らなくなり、飛べなくなるのだ」と言う、多少科学的解明に落ち着きました。
だから扇風機は飛べない・・・(笑)
首輪でつながれたら逃げようとするけど、首輪がないと不安で逃げられない、臆病な犬のよう・・・
アメリカに支配されてるときはそこから必死で逃げようとするけど、自立できるようになると、こんどはアメリカに見放されることが不安になりをそれを怖がる・・・
若い頃は「浮気は男の甲斐性」とか言って妻の束縛を拒むけど、老いてくるとその束縛がないことを不安がり妙に寄り添ってしまう・・・(笑)
紙飛行機から扇風機と話を飛ばし続けたので、そろそろ本題に移しましょうか。(笑)
愛されてばかりいると 星になるよ
ゆきすぎてばかりいると 空にゆくよ
この曲で注目されるフレーズは繰り返されるこの2行です。
しかし、意味がどうも・・・
何で愛されてばかりいると 星になって、ゆきすぎてばかりいると 空にゆくんだろう?・・・
一般的には「星」も「空」も好感を持って受け止められる対象ですから、愛されてばかりいると 星になって、ゆきすぎてばかりいると 空にゆくのは、どちらも良いことだと言っているんでしょうか?
どうも、違う気がします。
それでは、陽水さんにとって星とか空って何なんでしょうか。
これは想像ですが、多分、陽水さんにとって星とか空は「逃げ場のない場所、分からないもの」として映るのではないでしょうか。
そう考えると、このフレーズがスッキリします。
つまり、愛されてばかりいると分からないものになっちゃうよ、ゆきすぎてばかりいると逃げ場のない場所に行っちゃうよってことなんだと思います。
(^0^)/うふ、なんか今の日本みたい。
井上陽水さん、本名、井上陽水(いのうえあきみ)さん、1948年(昭和23年)8月30日、福岡県生まれ、血液型AB型。
1969年(昭和44年)に、芸名「アンドレ・カンドレ」で「カンドレ・マンドレ」の歌でプロデビューするも、あまり売れず、1972年(昭和47年)、井上陽水と改名して、「人生が二度あれば」で再デビューして、ファーストアルバム「断絶」で、その名を知らしめ、その後の多彩な活躍は、記載するまでもないと思います。