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みゅーじっくふうちゃんねる 

~show我が青春、涙からもらった元気~   

おもかげ色の空

2013年11月24日 | 南 こうせつ・かぐや姫




別れた時 おもかげ色の空を忘れました
飲みかけのグラスに映った 空を忘れました
あの日の君は 笑いさえもうかべていた
まるでぼくの後姿に
よろしくと言いながら

通り過ぎる風 それが季節 とても寒い季節
ガラス窓のすき間みつけては せまい部屋の中へ
なぜかさびしい夕暮れ時 風が止まり
そんな時にふと思い出す
やさしかった人を

いつか君が忘れていった レンガ色のコート
僕には少し短すぎて とても着れそうにない
想い出として 君はここにおいてゆこう
部屋のあかり消しながら
また会うその日まで

また会うその日まで
また会うその日まで



空の色っていえば、どんな色を思い浮かべますか。

薄い青色、濃い青色、水色なんてのが一般的でしょうか・・・

(メ・ん・)?空色?

┐(´∀`)┌ハイハイはい、そう言われる方もいらっしゃるでしょうね。(笑)

では、「おもかげ色」ってどんな色なんでしょう?

セピア色?

う~ん、「おもいで色」なら分かりますが、「おもかげ色」ですからねぇ~・・・

正直、ふうちゃんも分かりません。(笑)

ただ、分かるのは、同じ空の色でも、それを見る人の境遇や状況によっては、さまざまに変化するということです。
つまり、人の心の持ちようで空の色は変わって見えるということです。

小学生の頃、運動会で徒競走のスタートの順番を待つとき、緊張と期待で胸躍らせて仰ぎ見た、晴れ渡った秋空の透き通るような空の色・・・

優しい日差しの中での遠足のお弁当、一緒に食べるグループの中に淡い想いを抱いた好きな子がいるだけで、なぜか幸せを感じて見上げた空の色・・・

ひとり、またひとりと、友達が帰っていく公園で、長く伸びた自分の影と一緒に見た夕焼空の色・・・

野辺の送りの帰り道に、青空が、さらに蒼く蒼く、晴れ渡って、一筋のひこうき雲が見えた空の色・・・

渡しそびれた手紙を投じたキャンプファイアーの炎が、篝火のように燃え上がり、火の粉が蛍のように風に舞って、見あげた夜空の色・・・

傷心の心を抱えたままに旅に出て、降り立った駅で見た、いまにも降りだしそうな気配の朝焼けの空の色・・・

う~ん、そうすると、「おもかげ色」って、もしかすると人それぞれの「心の色」なのかも知れませんね。


「神田川」の大ヒットでメジャーになる直前のかぐや姫セカンドアルバム「かぐや姫おんすてーじ」に収録されていたのがこの曲です。

伊勢正三さんの作詞、南こうせつさんの作曲という組み合わせで、伊勢さんの切ない歌詞に、こうせつさんのアップテンポの明るい曲が調和して、いかにも、初期の頃のかぐや姫らしさがよく出ている名曲です。


出だしのフレーズ、「わっか・れぇ~・たっ・とっき~」を歌うときなんて、思わず、体を揺らしてリズムを取ってしまいます。(笑)

さらに、エンディングにおけるリズミカルな「部屋の~あかり~消しな~が~ら~また会~うその日まで~」のフレーズに至っては、もはや、大合唱曲となっており、カラオケボックスや宴会でのラスト曲にも最適ですので、必ず練習しておきましょう。(笑)

ただし、この曲で演歌や民謡のような手拍子はやめましょうね、まず、お年がばれますから。(笑)