分子研UVSOR松井研究室のブログページ

2018.03に分子科学研究所に異動、研究室を立ち上げ中です。

国際会議5日目

2017-07-29 18:15:26 | 学会・研究会

一昨日の委員会でinternational advisory boardに入れてもらうことになりました。
どのような仕事ができるか、工夫次第というところがありそうです。
2年後の表面構造の国際若手の学校のホストを打診されました。
国際会議と違い、国際結晶学連合の活動の一環として
こちらから一線の研究者を選んで声をかけて来日してもらうことが
できそうです。どんどん若手が海外に飛びだしていけるきっかけにもなれば
と思います。

最終日は最初に座長を務めたMaさん。清華大学で極薄膜超伝導を
やっている方です。FeSeの仕事をまとめなければ。
HarmanさんがCTR散乱の話で続きました。
まだ学生さんで、厳しい質問に耐え切れず最後はこれから勉強します、といって場を収めました。
Lyuさんがマヨラナの話、
Yuさんが2次元膜の相転移の話をされました。
最後に主催者議長のConradさんがX線定在波によるグラフェンの研究で
プログラムが終了しました。
次のinternational advisory boardの座長のKumpfさんが閉会式を仕切り
Atlantaの会議は終わりました。

Excursion

2017-07-28 07:03:22 | 学会・研究会
午後はエクスカーション、
有名らしいジョージア水族館です。

ジンベイザメがいました。
展示は海遊館が何倍も秀逸です。
展示よりもフードコートが大きく、夏休みの家族づれで賑わい、
かなり場違い。
一緒に入った先生は先に出て行ってしまいました。
そうこうしていると、
Matthiasさんに出会い、
場所を変えることにしました。

コカコーラは前を素通り、
High美術館に行きました。

これはモンドリアンの真似。

有名な作家の展示がありました。
写真撮影が奨励されていました。

面白い立体展示もあり、楽しめました。

国際会議4日目

2017-07-28 06:45:42 | 学会・研究会
会議も4日目になりました。
Liさんがスピン偏極した電流を磁性チップの4探針STMで計測する研究で招待講演されました。
Muntwiler さんがエネルギースキャンの光電子回折で層間距離を求める話を報告されました。
PEARL の綺麗なデータが出てくるのは嬉しいです。
虻川さんがNi(110)上のグラフェンの綺麗なデータを紹介されました。
PEEMはインパクトがあります。
後半、田尻さんがビスマスの成長を透過型XRDで観察する研究を話されました。
今日の最後はTejedaさん。SiC 傾斜面上のグラフェンの観察です。

街中に出ました。

国際会議3日目

2017-07-27 19:56:04 | 学会・研究会
発表と座長の仕事が終わり、
会議を楽しむ立場になりました。
時差ぼけと夏休みの宿題が憂鬱にしていますが。

まずはWiddraさんの準結晶の招待講演です。
[Hearing twice is remembering once]というように
二回目の聴講、色々面白味の次に、複雑さの中身が見えてきました。
Karthaeuserさん、Julichから。フラーレンでも準結晶表面ができるのは
純粋な科学として面白いです。
Celisさんの代理でTejedaさんがグラフェンリボンの話をされました。
Meyerheimさんが再び準結晶薄膜についてXRDで。
以前測定したBaTiO3のデータ解析に必要な知識が大分そろってきた気がします。
後半のセッションはFeliciさんのCDRによるその場観測の話、
白澤さんの時間分解CTRの話でした。
昼はコーヒーブレークの残りをいただいただけで十分、腹いっぱいになりました。
少し街に出て薬局で買い物。Melatoninが手に入りました。

午後は今回のICSOS賞を授与されたLaurance Marksさんの特別講演です。
酸化物表面に関してすべて「Paulingの化学結合論」が成り立つ、という
シンプルで強いメッセージでした。
化学側からの立場で、物理側の議論を強く牽制する姿勢は貫禄がありました。
Coatiさんが有機・金属界面のSXRDについて紹介されました。
Lund大からはGustafsonさんが触媒金属表面上でのCOの反応、秋にまたお会いする予定です。
しめはArndtさんのマグネタイト表面のXRDについて。
睡魔の襲われ、残念ながら頭の中を通り抜けていきました。

夜は今回の議長に誘われExec Dinnerに参加してきました。
次回の開催候補地やポスター賞の是非などを議論、
宿舎に戻ったのは11時を回りました。

国際会議2日目

2017-07-26 12:05:20 | 学会・研究会
二日目は8時半から始まりました。

宿舎の建物です。

上海の復旦大のJinさんが招待講演されました。
Bi薄膜の歴史が面白く語られていました。
南フロリダ大のBatzillさんが遷移金属カルコゲナイドのvan der Waalsエピタキシーの話をされました。
Carnegie Mellon大のFeensteraさんがC面の
今回の主催者のConradさんがSi面のSiC上grapheneの話をされました。
Ames研究所のThielさんがDy原子の黒鉛層間挿入の話をされました。
構造の研究に軸を置いているからか、比較的、系がシンプルでとっつきやすい話が続いているような気がします。
午後は座長を担当。
Bremen大のFlegeさんの招待講演、希土類酸化物の成長過程の話です。
阪大の若林さんがペロブスカイトヘテロ界面の話で続きます。
Erlangen-Nuremberg大のHammerさんが単原子鎖の酸化還元過程を示されて、これも面白い話でした。
後半は香港科技大のAltmanさんがCu表面の酸化の話、
最後にJulichのKumpfさんが吸着分子間の真逆な相互作用を利用した成長制御の話でした。
今回はインドから2件無断欠席があり、ちょっと残念。
質疑応答が長引き、時間がオーバーしてしまいがちではあったので、
帳消しになった感がありましたが。
夕方にポスターセッション。
ちょっとこれは件数がびっくりするほど少なく(4件!!)、
考えものです。

昼は30年以上ぶりにburritoを食べました。
米国出張は胃拡張になります。

国際会議1日目

2017-07-25 10:30:05 | 学会・研究会
Georgia工科大学で表面構造の国際会議が開かれています。
3年前に英国のCoventry で開催された次の会議です。
今回で三回目の参加ですが、
蓋を開けて見たらトップバッターの招待講演になっていました。
Registration を兼ねた軽い朝食のあと、
一度宿舎に戻り、
発表の最後の詰めを行いました。
Site-specific Atomic Imaging and Electron Spectroscopy by Photoelectron Diffraction
と題して、
表面構造と、Auger電子の円二色性の話をしました。
それぞれの項目について質問が来たのでとりあえず、ホッとしました。
WangさんがTEMの観察、
佐野さんがナノ集光のW-RHEED 開発の話をされました。

後半はPussi さんが準結晶の解析について、
Heldさんが有機薄膜のLEED解析について、
最後にZhouさんが表面のポテンシャルについて講演されました。

夕食はマティアスさんもさそい、何人かでビールを飲みに出かけました。


無事宿舎に到着しました。

2017-07-24 11:16:42 | 学会・研究会
Midtown駅からてくてく歩くと左手に大学構内が見えてきました。
夏休みの学生がいない時期の寮を利用しての宿泊です。
夕飯にピザを買ってきて
偶然だか、必然だか同僚になった方と食しました。

講演資料はできているのですが、
しゃべる原稿の方はまだまだ。

ただそろそろ眠いので休みます。