〝清水が川崎を討伐する〟
蹴球担当武将ファントムドリブル君からの火急の報せを受け、春風は前夜の戦いでの睡眠不足など忘れ、等々力へ馳せ参じた。
戦場となる競技場には15時開戦に備え、歴戦の猛者たちが終結しつつあった。
敵陣地での開催となるため、1万人にのぼる川崎軍を清水軍はわずか3千人で相手するこになる。
しかしここは応援に定評のあるエスパルス、人数の少なさをまったく感じさせない。
開戦前からサンバのリズムでフロンターレ側を圧倒していた。
「そういえば前はフロンターレを応援してただろ?」
という疑問を持った人も少なからずいるかもしれないが、寝返りは戦乱の世の常である。
いくら川崎の地に住んでいようとも心までは青に染まらず、故郷のチームの鮮やかなオレンジは色あせてはいなかった。
肝心の戦闘内容に話をうつそう。
開戦の火蓋が気って落とされてまもなく清水が先制点を入れ、士気は一気に最高潮へと。
誰もが勝利を確信していたが、前半での失点に続き後半では川崎に逆転を許してしまう。
試合終了間際に同点へと追いついたのには感動した。
以上、まさかの2日連続戦国風日記でした。
日記の内容とは違い、フロンターレもエスパルスもどっちも好きで、同じように応援してますよ。