goo blog サービス終了のお知らせ 

野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

珍しいリカステ属のラン「リカステ・チタ・インパルス」(蘭シリーズ20)

2020年02月19日 11時14分07秒 | 

珍しいリカステ属のラン「リカステ・チタ・インパルス」。一つまた二つ、大きな目立つ花がつくのが特徴だ。どっしりと落ち着いた花が、何かを訴えるかのようで、印象的である。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

 

 

ラン「リカステ・チタ・インパルス」

ラン科リカステ属

学名 Lycaste Chita Impalse

原産地 栽培種

多年草

 リカステの園芸品種の一つ。リカステは花は少ないがその分大きく豪華な花容が特徴である。花は花被片の中の萼片が特に大きく目立ち、ラン科を特徴づける唇弁はそれほど大きくないようである。そのため、大輪で豪華だがどこか気品のようなものを感じるのも特徴である。本品種は明るいワインレッドの花色で、花被片の乱れのない整形花である。

 

 


アイボリー・ホワイトの端正なバラ「ホワイト・マジック」(薔薇シリーズ107)

2020年02月19日 07時32分17秒 | 

アイボリー・ホワイトの端正なバラ「ホワイト・マジック」。それほど大きくない丸弁平咲きの花だが、房咲きで次々と開く。聖なる妖精の力を借りる白魔術という名前は、このバラの妖精のようで、それでいてちょっとコケティッシュな魅力をうまく表現している。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

バラ「ホワイト・マジック」

品種名
ホワイト・マジック White Magic
系統 F(フロリバンダ)
咲き方 四季咲き
花の色 白
花の形・大きさ 丸弁平咲き 6cm
花の香り 微香

ホワイト・マジックの花の特徴
ホワイト・マジックは、大きさ6㎝ほど、アイボリーホワイトのバラの品種です。四季咲きで、大きな房になって次々と花が咲きます。

花持ちはあまりよくありませんが、花付きがよく、花びらの質が雨にも強いため、長い期間花を楽しむことができます。

株のまとまりがよく、コンパクトに生育するので、鉢栽培にも向いています。

ホワイト・マジックの作出について
ホワイト・マジックは、1988年にアメリカの(Warriner,W.A.)が作り出したバラの品種です。

交配親は、(Sun Flare)と(実生)です。


一重の淡い紅の梅「森の関」(梅シリーズ04)

2020年02月18日 09時05分26秒 | 

一重の淡い紅の梅「森の関」。緋梅系の緋梅性の品種で、伝統のある上品な花だ。底赤の花芯から多数の蕊が形よく開く。強い緋色の蕾もふっくらとしていてかわいい。梅らしい香りも強く漂うという。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 


紫の作り出す模様が幻惑を誘う「バンダ・マハカ・アホングス」(蘭シリーズ19)

2020年02月18日 08時18分16秒 | 

さバンダらしいラン「バンダ・マハカ・アホングス」(Mahaka aphongs)。まるで宇宙人に上から覗かれている気分になる不思議な花だ。紫の作り出す模様が幻惑を誘う。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

 

 

 

 


ビロードのような感触の真っ赤のバラ「ラバグルート」(薔薇シリーズ106)

2020年02月18日 07時18分26秒 | 

ビロードのような感触の真っ赤のバラ「ラバグルート」。ほとんど黒バラにもみえる。丸弁咲きの中輪だが、たくさんの房咲きの花が、次から次へと湧き出るように開花するという。深みのあるみごとな花の色。ドイツ語の名前は「噴出したばかりの赤く輝く溶岩」の意味だろう。なるほどという名前である。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

バラ「ラバグルート」


ラバグルートの詳細
花色はビロードがかる赤紅色の小中輪花です。咲き始めは特に強く黒みを帯びてきます。大変花持ちが良く、5輪以上の房咲きとなり、多い時には20輪以上になることもありますので、鉢植えで楽しむにはオススメです。

●ラバグルートの動画

品種名 ラバグルート
英語名 Lavaglut
系統 フロリバンダ
作出年/国 1978年/ドイツ
作出者 Kordes
香り 軽い
開花習性 四季咲き
花形 八重咲き 5cm
樹高 1.0m


大きめの花が抱え咲きで咲く一重の紅梅「大盃」(梅シリーズ03)

2020年02月17日 10時15分30秒 | 

一重の紅梅「大盃」。大きめの花が抱え咲きで咲く。紅梅性で、香りのよい花が次々と開くのが楽しい。紅梅性の梅は枝や幹の内部が紅いという。いかにも早春に咲く紅梅らしい花だ。横向きになってしまった写真では、まだ枝にちらほら咲いているだけだった。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

 

 


小さなピンクの花がたくさんつく「デンドロビウム・ヒビキ」(蘭シリーズ18)

2020年02月17日 09時24分51秒 | 

ランには珍しくあまり蘭らしくない小さなピンクの花がたくさんつく「デンドロビウム・ヒビキ」。夏に開花して数か月も咲き続けるという長持ちするランだ。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

ラン「デンドロビウム・ヒビキ」

ヒビキはデンドロの原種、リービフォリウム(Den.laevifolium)とブラクテオサム(Den.bracteosum)の交配種です。初夏に咲く花はきれいなピンクで、花付きがよく、花もちもよい品種です。水を好みますが、乾燥にも強い品種です。花は通常1~2カ月間は咲き、半年近く咲き続けることもあります。夏の暑さにも強く、原種系なので育てやすく、また開花期間も長いので、初心者にもおすすめです。

学名 Den. Hibiki(Den.(btacteosum x laevifolium))
草丈 15cm
開花期 5~7月頃
日照 半日陰向き
耐寒性 5度


珍しくデンマーク産の黒紅色のバラ「ジョッセルフェルト」(薔薇シリーズ105)

2020年02月17日 08時17分06秒 | 

珍しくデンマーク産の黒紅色のバラ「ジョッセルフェルト」。デンマークの地名から名付けられたらしい。深紅の花弁は暗い紅で、黒バラの系統にもみえる。半剣弁高芯咲きの花は蕾の頃にとくに黒紅色が強く、開花するとともに赤い色になるという。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 


バラ「ジョッセルフェルト」

品種名……ジョッセルフェルト(Gissel Feldt)
系統……HT
作出国……デンマーク
作出者……ポールセン
作出年……1972年
花色……黒紅色
花弁数……20枚
花期……四季咲き

 


たわわに花がつく白の一重の冬至梅(トウジバイ)(梅シリーズ02)

2020年02月16日 09時59分35秒 | 

白の一重の冬至梅(トウジバイ)。これも今の時期に満開になっている。原種に近い野梅系野梅性の梅で、かつては正月用の白梅としてよく使われていたらしい。いかにも梅鉢型の白の一重の花が枝もたわわについているところは壮観である。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

梅「冬至梅」

冬至梅(トウジバイ)は、白花の一重咲きで暖かい地域では12月中旬頃より開花が始まる早咲き品種です。お正月用の梅として使用されています。昔の冬至梅と比較して新冬至梅が存在していますが、今の冬至梅と新冬至梅は同じ品種とされています。
野梅系野梅性(やばいけい やばいしょう)と言われ、野梅(のうめ)から変化した原種に近い花梅と言われています。

学名 Prunus mume
タイプ
(種類、カラー) バラ科サクラ属 耐寒性落葉高木

植付時期 秋・春(最適期以外の時期も、ポット植えの苗木のため、根を崩さずに植え付ければ、年間を通して移植は可能です。)寒冷地は凍結防止のため春植えをお勧めします。
開花・収穫時期・量(基準:関東地方) 開花期:2月~3月頃


半二重の深紅のバラ「レッドキャップ」(薔薇シリーズ104)

2020年02月16日 07時23分29秒 | 

半二重の深紅のバラ「レッドキャップ」。半剣弁高芯咲きの中輪の花が気前のよいほど、房咲きになる。まっとうな堂々とした赤の花が惜しみなく咲くのでうれしくなる。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

バラ「レッドキャップ」

1954年米国 Herbert C. Swim 作出。花色はローズレッドからカレントレッド(フサスグリの実の赤)。四季咲き性の半剣弁高芯咲きの半二重で中輪房咲きになります(FL)。神代植物公園のレット゛キャッフ゜株は1959年にロサンゼルス市から寄贈された80品種のバラの一つ。ロサンゼルス市中央公園のローズガーデンに植えられていたバラだそうです。


この時期の梅林で満開になっている梅「白難波」(梅シリーズ01)

2020年02月15日 10時14分53秒 | 

この時期の梅林で満開になっている梅「白難波」。ふっくらとした八重の花がまとまって開くので、ゴージャスだ。梅の中でも最初に満開になる品種で、梅林には欠かせない梅だろう。「水戸の六名木の一つ」だという。花梅には次の三系九種がある。難波性の花は「静かで大きめの八重咲きの姿が美しい種で、花の香りも良い」という、

  • 野梅系:野梅性、難波性、紅筆性、青軸性
  • 緋梅系:紅梅性、緋梅性、唐梅性
  • 豊後系:豊後性、杏性

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

梅「白難波」

分類 花梅
開花 1月下旬~2月下旬
花色 白
大きさ 中輪(2~2.5cm)
花型 八重
性 難波性




その他 さし木でよく発根
台木に用いる
水戸の六名木の一つ


華やかな花の模様がバンダ属らしいラン「バンダ・ロスチャイルディアナ」(蘭シリーズ16)

2020年02月15日 09時45分31秒 | 

華やかな花の模様がバンダ属らしいラン「バンダ・ロスチャイルディアナ」。紫の発色もきれいだ。バンダ属は年に数回も花芽をつけるという。たくさんの妖艶な花をつけてくれるこの品種のランは、育てがいのある蘭の花だろう。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

 

バンダ・ロスチャイルディアナ

ラン科バンダ属

学名  Vanda Rothschildiana

原産地 栽培種

多年草

 交配は(coerulea × sanderiana)。1931年登録の古典的な
品種である。交配親に使われている両者とも大輪で美しい花なので
本品種も華やかなものとなっている。


藤色とも桃色とも言い難いピンクのバラ「コティヨン」(薔薇シリーズ103)

2020年02月15日 07時16分58秒 | 

藤色とも桃色とも言い難いピンクのバラ「コティヨン」。丸弁抱え咲きの中輪で、花弁が横に開いていく。花の数も多く、香りも高いことは、「完璧な香り」という別名も示している。コティヨンはフランスで舞踏会の最後を締めくくる華麗な集団でのダンスのことらしい。ペチコートの意味もあって、何となく納得の名前である。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

バラ「コティヨン」

やさしい色合い、美しいアンティーク調の花が咲きます。
中輪種としては香りも十分に楽しめる多花性種です。
株の充実度合いによって花弁数が大きく変わります。 
花名はフランスの舞踏の一種です。
別名 【Bonnie Babes、Perfume Perfection】

品種名 コティヨン      Cotillion
作出  1999年 アメリカ Dr. Keith W. Zary
系統  F フロリバンダ
交配  (Sweet Chariot × Herbie) × Shocking Blue

花色  藤色がかったピンク
花形  丸弁抱え咲き
花径  中輪
芳香  中香   ★★★☆☆

開花  四季咲き ★★★★☆

樹高  1.2m

 


花全体が黄色の一色なので、透明感があるソシンロウバイ

2020年02月14日 10時40分20秒 | 

ロウバイに似ているが、花芯が紫にならず、花全体が黄色の一色なので、透明感があるソシンロウバイ。最近ではこの花のほうが多く、早春に道端でみかける黄色い花はたいていこの素心蝋梅だ。ロウバイよりも少し早めに咲くのもよい。

(2020-01 東京都 神代植物公園) 

ソシンロウバイ


開花時期 1月、2月
花の色 黄、紫
名前の読み そしんろうばい
分布 原産地は中国
日本へは明治時代に渡来
生育地 庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 2~5メートル
分類 ロウバイ科 ロウバイ属
学名 Chimonanthus praecox var. lutea
花の特徴 葉の展開に先立って、花径2センチくらいの花をたくさんつける。
花被片はたくさんある。
蝋梅(ロウバイ)は内側の花被片が濃い紫色になるのだが、素心蝋梅(ソシンロウバイ)は花被片全体が黄色くなる。
葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 花の少ない時期に咲くので珍重されている。
蝋梅(ロウバイ)の名は、蝋細工のように見える花の姿から来ており、辺り一面に水仙に似た芳香を漂わせる。
英名はウインタースイート(winter sweet)である。