ロウバイに似ているが、花芯が紫にならず、花全体が黄色の一色なので、透明感があるソシンロウバイ。最近ではこの花のほうが多く、早春に道端でみかける黄色い花はたいていこの素心蝋梅だ。ロウバイよりも少し早めに咲くのもよい。
(2020-01 東京都 神代植物公園)
開花時期 1月、2月
花の色 黄、紫
名前の読み そしんろうばい
分布 原産地は中国
日本へは明治時代に渡来
生育地 庭木
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 2~5メートル
分類 ロウバイ科 ロウバイ属
学名 Chimonanthus praecox var. lutea
花の特徴 葉の展開に先立って、花径2センチくらいの花をたくさんつける。
花被片はたくさんある。
蝋梅(ロウバイ)は内側の花被片が濃い紫色になるのだが、素心蝋梅(ソシンロウバイ)は花被片全体が黄色くなる。
葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 花の少ない時期に咲くので珍重されている。
蝋梅(ロウバイ)の名は、蝋細工のように見える花の姿から来ており、辺り一面に水仙に似た芳香を漂わせる。
英名はウインタースイート(winter sweet)である。