オレンジ色の花がユニークな「レンゲツツジ」。レンゲという名前は、花の付き方がレンゲの花に似ているからだという。
(2023年春 神代植物公園)
2023年ツツジシリーズ
「琉球ツツジ」(ツツジシリーズ 23-01)
「オオヤマツツジ」(ツツジシリーズ 23-02)
「白万葉」(ツツジシリーズ 23-03)
「峰の松風」(ツツジシリーズ 23-04)
レンゲツツジとは
特徴
レンゲツツジはオレンジ色の鮮やかな花を咲かせ、庭や鉢でも楽しむことができます。落葉樹ですが、最近の研究から同じ落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間であることがわかっています。
レンゲツツジは乾燥に弱く、夏に冷涼な地域では、湿地にも群生しています。関東平野にもかつては自生があったので、暑さに弱いというよりも、水切れに弱いと思われます。栽培に当たっては、水切れさせないよう注意しましょう。
レンゲツツジは日本と中国に分布しますが、じつはこの仲間の大多数は、北アメリカに分布しています。北アメリカ原産のウィスコスム(Rhododendron viscosum)や、その交配種をニオイツツジと呼んでいます。また、ヨーロッパ原産のルテウム(R.luteum)と、北アメリカ原産種を交配した園芸品種を、日本ではエクスバリーアザレアと総称します。ただし、鉢花で出回るアザレア(R.Belgian Azalea hybrids、常緑性ヤマツツジの品種群)とは全く異なるグループなので、混同しないようにしましょう。
基本データ
園芸分類 庭木・花木
形態 低木 原産地 日本、中国
草丈/樹高 1~2m 開花期 5月
花色 黄,オレンジ 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い