野の花 庭の花

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花期だけ葉の半分が白くなるために半化粧とも呼ばれる半夏生

2019年06月26日 06時54分11秒 | 

神代植物公園の水生植物園で、半夏生が群生していた。あたり一面に咲いていたというのが正確だろう。半分だけ葉が白くなり、そばにオカトラノオを小さくしたような白い花がいくつか咲く。この穂の形の花を「トカゲの尾」とみなして、英語の名前と学名がつけられている。
あまりみかけない花だが、一度みると忘れられない。和名の「半化粧」や「片白草」も特徴をうまくとらえている。花期が終わると、葉の白さは消えるとしいうから、うまくできている。

(2019-06 東京都 神代植物公園) 

半夏生

半化粧 (はんげしょう)(半夏生(はんげしょう)片白草(かたしろぐさ))

(Lizard's tail)
・毒痛み(どくだみ)科。
・学名 Saururus chinensis Saururus : ハンゲショウ属 chinensis : 中国の
 Saururus(ソーララス)は、ギリシャ語の「sauros(トカゲ)+ oura(尾)」が語源。  トカゲの尾のような穂状の花序から。
・開花時期は、 7/ 1 ~ 7/20頃。
・上の方の葉っぱが、ペンキをべったり塗ったように白くなるのがおもしろい。

・「半化粧」「半夏生」「片白草(かたしろぐさ)」など、いろんな呼び名がある。

・花期に葉が白くなるのは、虫媒花であるために虫を誘う必要からこのように進化したのではないか、といわれている(白くて目立つ)。

・花は葉と同じく白で、紐状。
・花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、白い葉の白い部分は色落ちして、ふつうの緑色っぽくなる。

・山の水辺に群生することが多いが、都会でもときどき植えられてるのを見かける。

■名前の由来
「半夏生」(はんげしょう) 夏至から数えて11日目頃(もしくはその日から5日間)を「半夏生」と呼ぶが、その頃に花が咲くことから。



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