白いベル形の花に青い筋が入る「アリウム・トリケトルム」。ネギ属の花で、ミツカドネギとも呼ばれる。スノーフレークに似た雰囲気のあるきれいな花なのに繁殖力が強く、雑草扱いにされているらしい。食べられるが、少し匂いが強いらしい。
(2020-04 川崎市 道端)
アリウムトリケトラム
[英名] white flowered onion, three cornered leek, threecorner leek , three cornered garlic
[学名] Allium triquetrum L.
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae ネギ属
ネギ属はユリ科からヒガンバナ科(ネギ亜科)へ移された。
オーストラリアや南北アメリカなど広く帰化している。道端で雑草化しているものが見られ、日本でも雑草化し始めていると思われる。
茎は3稜形。葉は扁平、2~3個、根生し、茎とほぼ同長。花は茎頂に3~15個つき、長さ10~18㎜の鐘形。花被片6個、白色、中央に緑色の明瞭な筋がある。雄しべ6個。葯は黄色。
同じ時期に似た白色の花が咲くスノーフレークや白色のツリガネズイセンは花被片に緑色の筋がない。
[花期] 3~4月
[草丈] 10~40(18~50)㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、土手
[分布] 帰化種 西ヨーロッパ南部、西アフリカ北部原産