春に咲く蕗の園芸品種「ニオイカントウ」。匂款冬と書くが、匂款(カントウ)は蕗のことで、匂いが強いためにこの名前になった。西洋では「ウインター・ヘリオトロープ」という優雅な名前をもらっているのはうらやましい。
(2020-02 川崎市 花壇)
ニオイカントウ(キク科フキ属)
和名:匂款冬
花期:3~5月 多年草
自生地:観賞用に栽培
花の色:薄紫色
花の形:フキノトウ に似た薄紫の花を付ける
その他:甘い香りのする蕗の仲間
地中海沿岸地方原産 別名ウインターヘリオトロープ
春に咲く蕗の園芸品種「ニオイカントウ」。匂款冬と書くが、匂款(カントウ)は蕗のことで、匂いが強いためにこの名前になった。西洋では「ウインター・ヘリオトロープ」という優雅な名前をもらっているのはうらやましい。
(2020-02 川崎市 花壇)
ニオイカントウ(キク科フキ属)
和名:匂款冬
花期:3~5月 多年草
自生地:観賞用に栽培
花の色:薄紫色
花の形:フキノトウ に似た薄紫の花を付ける
その他:甘い香りのする蕗の仲間
地中海沿岸地方原産 別名ウインターヘリオトロープ
淡い紫の花が目にやさしい「ミツバツツジ」。まだ葉は出ていないので、三つ葉は確認できない。早春に先駆けて山を飾る素敵なツツジだ。
(2020-03 南高尾)
【ミツバツツジとは】
・関東、東海及び近畿地方の低山に見られるツツジの一種。数多いツツジの仲間のうち最も早く開花し、早春の山を彩る。地域差による品種や変種が非常に多く、正確に分類するのは困難とされるが、基本種のミツバツツジは雄しべが5本、それ以外の多くは10本であるため比較的見分けやすい。
・代表的な品種にトウゴクミツバツツジ、サイコクミツバツツジ、トサノミツバツツジ、キヨスミミツバツツジ、ヤクシマミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジなどがある。
・開花は葉の展開に先立つ3~5月。画像のような紫色が基本だが、個体によって色合いは微妙に異なる。ふつう2~3花がまとまって小枝の先に咲く。花の後には実がなり、10月頃に熟す。
・名前のとおり3枚の葉がセットになって枝先に付く。若葉は両面に毛があり、触ると粘り気がある。成葉は菱形に近い形になる。
【育て方のポイント】
・日向であれば土質を選ばずに育つ。
・剪定に十分耐えるが、枝の出方が粗いため、丸や四角といった幾何学的に刈り込むような木ではない。極端に伸びた枝を根元から取り除くような剪定が望ましい。普通はメインとなる幹がなく、株立ち状に育つ。
【ミツバツツジの品種】
・トサノミツバツツジ
近畿地方に多い品種で、雄しべは10本、葉の両面に点々の模様がある。
・サイコクミツバツツジ
西日本の山地に多い品種。葉の付け根付近に毛があること、10本の雄しべには長短があることが特徴。
・キヨスミミツバツツジ
サイコクミツバツツジに似るが、全体に毛が少なく、葉が小さい。関東から近畿にかけて分布する。・トウゴクミツバツツジ
関東や中部地方の山中に多い品種。葉がより大きい。
・ダイセンミツバツツジ
トウゴクミツバツツジに似るが、花柱に毛がない。樹高が4m近くになるなど他の品種より大型で、近畿から中国地方に分布する。
・コバノミツバツツジ
葉が小型で、花柄に褐色の毛がある。静岡県以西に見られる。
淡いピンクの花弁がほんのりと黄色に染まるバラ「エル」。丸弁抱え咲きのゆったりとした大輪で、透明感がすばらしい。名前はフランスの女性誌「Elle」によるものだが、もともと「彼女」という意味で、優雅な女性の雰囲気がみちあふれている。
(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑)
品種名 エル 【Elle】
系統 ハイブリッドティ 育てやすさ 育てやすい
花色 オレンジを含むピンク、淡いピンク
花性 四季咲き 花形 12cm 丸弁抱え咲き
香り 強香
大きさ/樹形 樹高約120cm 半横張り性の比較的大きめのブッシュ
開花時期 普通 5月中旬頃より
品種の解説
なんともいえない、優しげな表情を見せてくれる、とっても優雅なオーラを放つバラです。
丸弁の抱え咲きで、おっとりした花容。ゆるやかにカーブした花弁が優雅に開き、咲ききっても花形が崩れない、優秀花なんです!
花色はオレンジを含んだピンクで、にじむようにじわっと、オレンジ~ピンクへ、そして、そのピンクも濃かったり淡かったり。
暖かみのある花色は本当にすばらしい!栽培環境によっても、この花色の出具合は違ってくるようですよ。
花名はフランスの女性誌にちなんでいます。
樹形は半横張り性で、樹高は120cmほど。
しまりのある株で、花と株とのバランスが良く取れていて、見栄えが良いです。
ステムが丈夫なので、切花にしても良いですね♪ 濃厚な香りがお部屋に広がりますよ♪
世界的にも評価が高く、2005年にAARS賞を受賞しています!