野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

直立した茎の先に黄金色の花をつける「リュウキンカ」(高尾の花19)

2020年04月12日 09時42分39秒 | 

直立した茎の先に黄金色の花をつける「リュウキンカ」。立金花と書く。花弁にみえるのは萼片だが、どれもつややかで、光を跳ね返すように輝いてみえる。立ち上がった雄しべもそろっていて見ごたえがある。

(2020-03 南高尾) 

「リュウキンカ」

リュウキンカ(立金花、学名:Caltha palustris var. nipponica)は、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。

特徴
根出葉は長い葉柄をもって束生し、葉身は心円形から腎円形で、長さ、幅とも3-10cmになり、縁には低い鈍鋸歯を持つ。茎は直立し、花茎の高さは15-50cmになる。茎は中空で、茎葉は茎の上部につき、根出葉に似るが小型になる。

花期は5-7月。茎の先端および葉腋から長い花柄を伸ばし、径2.5-3cmの黄色い花をつける。花弁はなく、花弁に見えるのは萼片で、ふつう5枚、ときに6-7枚ある。雄蕊は多数あり、雌蕊は4-12個ある。果実は袋果となり、長さ1cmになる。根は白色でヒゲ状になる。

茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と呼称されるようになった。属の学名となっているCalthaはラテン語で「強い匂いのある黄色い花」という意味を持つ。

分布と生育環境
日本では、本州、九州に分布し、アジアでは朝鮮や中国に分布する。水辺や湿地などに生育し、ミズバショウの群生地で見られることもある。

利用
若芽は山菜として食用可能であるが基本的に有毒であり、食すと下痢などの症状を起こす場合がある。

 

 

 


紅色の花弁の背後に黄色の裏面が映える複色のバラ「レベッカ」(薔薇シリーズ158)

2020年04月12日 07時02分42秒 | 

紅色の花弁の背後に黄色の裏面が映える複色のバラ「レベッカ」。華やかでありながら神秘的な雰囲気をかもしだす大輪のバラである。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「レベッカ」

表弁が洋紅色、裏弁がクリーム黄色の華やかな複色花です。大輪ながら花付きよく、丸めの大きな葉との相性もよい。株立も問題なく花壇用品種として優れた形質を持っている複色系の名花です。

品種名 レベッカ
ローマ字 Rebecca
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 10㎝
樹高 1m
樹形図 1b番 半横張り
作出年 1970年
作出国 ドイツ
作出者 Mathias Tantau, Jr.
別名 Renica
交配
Konfetti × Piccadilly