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No Olympic Tokyo(P.38.2):INOSE dug his own grave again...

2013-05-02 21:21:41 | 五輪招致ネタ
今日も懲りずに例のネタ(謎)。


一昨日、猪瀬 直樹(Naoki INOSE)東京都都知事が New York Times とのインタビュー中2020年夏季五輪招致に関して「イスラム教圏の国は、(唯一神)アラー以外に共通点がなくお互い戦争ばっかしてて階層社会(制度の世界)だ(適当訳)」なんて発言などについて謝罪した。
これに関して、国際オリンピック委員会(IOC)は東京への処分を行わないと決めたのだが・・・。
・猪瀬知事発言 IOC「処分せず」(2013年5月1日 nhk.or.jp)

色んな意味でコメントに困るこの話。
以下、2013年5月1日 nhk.or.jp『猪瀬知事発言~』を全文(略

---- 以下引用 ----
2020年夏のオリンピック招致を巡り、東京都の猪瀬知事がライバル都市のトルコのイスタンブールを批判する発言をしたことについて、IOC=国際オリンピック委員会は1日、東京に対して招致活動に伴う行動規範を順守するよう改めて求めたうえで、処分などは行わないことを発表しました。

この問題は、2020年夏のオリンピック招致を巡り、東京都の猪瀬知事が、アメリカの新聞、ニューヨーク・タイムズのインタビュー記事の中で「イスラム諸国はけんかばかりしている」などとライバル都市のトルコのイスタンブールを批判する発言をし、その後、猪瀬知事が発言を認めたうえで発言内容を訂正して謝罪したものです。
これについてIOCは1日に声明を発表し、「東京の招致委員会に対して、招致活動に伴う行動規範を順守するよう改めて求めたうえで、この件は終わりにすることを決めた」として、東京に対する処分はしないことを明らかにしました。
ただ、今回の招致活動では、東京とイスタンブール、それにスペインのマドリードが招致合戦を繰り広げているだけに、ことし9月に予定される開催都市の決定に向けて、猪瀬知事の発言の影響がどこまであるのか注目されます。
---- 引用以上 ----

IOC が東京への処分を行わないことにしたのは、猪瀬知事が謝罪した+イスタンブールがそれを認めたのが理由なんだろうか?
まぁ、IOC としても、この騒動を長引かせたくないってのが本音だろうし(謎)
その意味では、今回の判断は妥当なものと思われる。


なのに、である。
猪瀬知事は、昨日の Twitter に続き今日の記者会見で更に醜態をさらしていた。
・猪瀬都知事、記者会見でぶんむくれ 五輪発言「終わった話」と繰り返す(2013年5月2日 j-cast.com)

猪瀬知事的には昨日の IOC の判断で「以上」にして欲しかったんだろうけど、世の中はそんなに甘くない。
というわけで、例の発言に関して記者から質問攻めに遭い・・・。
以下、2013年5月2日分 j-cast.com『猪瀬都知事~』から中盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
五輪招致を目前にしてのこの「失言」に、安倍 晋三首相は1日、訪問中のサウジアラビアで「日本はイスラムの寛容の精神に多くを教わるだろう」と急遽フォローに回った。
名指し批判されたトルコも謝罪の受け入れを表明するなど、「ライバル国」までもが気を遣う事態に。

ところが猪瀬都知事はなおも収まらず、発言はインタビューがほぼ終わってからの雑談だった、などと弁解を続けた。
さらに5月1日のツイッターでは、「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした」と挑戦的につぶやき、さらに波紋を広げることとなった。

そして究めつけとなったのが、2日の定例会見だ。
いつも以上のしかめ面を浮かべる猪瀬都知事は、IOCが今回の件を「処分せず」と回答したことを盾に、この問題を「終わった話」と繰り返した。
執拗にこの件を尋ね続ける記者たちには、

「さっきそれは話した! これから気をつけますから」
「だいたいこれぐらいにして! 同じ話になるぜ」

といらだちを隠さない。
仕舞いには記者に向かい、

「あなたはオリンピック招致したいと思ってるんですか? (賛成と聞いて)はい、ありがとう。割とオリンピック招致反対の人もいろんなことを仰いますので」

と、自身を批判するのは招致反対派といわんばかりの口ぶりを見せた。
(以下略)
---- 引用以上 ----

Twitter での「今回の件で誰が味方か敵か~」ってのは、猪瀬知事的には Twitter でのフォロワーのことを指してるらしいが・・・。
どう考えても、Twitter でのフォロワーだけに限らない気がするのは俺だけ?
つか、猪瀬知事からすれば、五輪招致に反対する人達は「敵」なんだろうか?
そうでないにしろ、こういう負け惜しみは傷を広げるだけなのに・・・。
一体何を考えてるんだ?

が、猪瀬知事は、今日の記者会見でそれ以外にも意味不明の発言をカマしていた。
実は、猪瀬知事は、何故か日本とトルコの近代化に関する話を持ち出していたが・・・。
以下、2013年5月2日分 j-cast.com『猪瀬都知事~』から終盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
そんな中、「トルコ側に直接会って謝罪・釈明を行う意思はあるか?」と尋ねられた都知事は、少し意外な答えを返した。

「考えています。それだけじゃなくて……大げさに言うと、世界史とかそういうことを語り合いたいなという風に思っています」

突然の「世界史」発言に、一瞬会場は虚をつかれたムードに。どういう話をしたいのか尋ねると、

「日本は19世紀に『近代化』をスタートしましたが、トルコも日本をある意味で参考にして近代化を遂げました。中心になって頑張ったのがあの有名なムスタファ・ケマル――『シャー』と言われた人ですね。ヨーロッパ以外の文明がどう『近代』を受け入れたか、あるいは独自に近代化するというのはどういうことか、そして近代の向こうにどういう世界が待っているのか、それこそが今回東京が五輪にエントリーしているテーマのひとつなのですが……」

といった調子で、五輪から都営バス24時間営業化に及ぶ演説が繰り広げられた。
今回のような低次元の話ではなく、もっと高尚な「近代」についての論を語り合いたい、とのことらしい。

なお重箱の隅をつつくようで知事には恐縮だが、ムスタファ・ケマルの称号は「シャー」ではなく「パシャ」ではないですか。
---- 引用以上 ----

確かに、シャー(şah:王、という意味があるらしい)とパシャ(paşa:将軍だかなんだかの意味)は似てるけどさ(苦笑)。
おそらく、猪瀬知事は例の発言によるダメージを減らすため「俺ってトルコのことを知ってるんだZe」と自慢するつもりだったと思われる。
が、この言い間違いで更に墓穴を掘ったのが誤算と言うか何と言うか。
ここまで酷いと、逆に笑える領域に達してるとしか・・・。


そんな猪瀬知事の一連の対応については、琉球新報の社説が全てを物語っていた。
・猪瀬氏失言 東京招致の意義問い直せ(2013年5月2日 ryukyushimpo.jp)

以下、2013年5月2日分 ryukyushimpo.jp『猪瀬氏失言~』から中盤部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
国際オリンピック委員会(IOC)は立候補都市の行動規範の第14条で「他都市のイメージを傷つける行為や、不利となる発言、記述を慎まなければならない。他都市との比較も禁じる」と規定している。

猪瀬氏は、この規範を承知しながら「平均寿命は女性が85歳、男性は80歳で、日本社会にいかにストレスが少ないかを示している。トルコの人々も長生きしたいなら、日本でわれわれが持つような文化をつくるべきだ。若者が多くても、若いうちに死んだらあまり意味がない」とも述べた。

これが日本を代表する顔の一人、東京都知事の発言か。
何と傲慢(ごうまん)な態度だろう。
自国文化の優越性を誇示するあまり、異なる民族、文化への敬意を欠くとは常識を疑う。
(以下略)
---- 引用以上 ----

上の引用文の最後は、こう書き変えても差し支えないかもしれない。

猪瀬知事自身の優越感を誇示する余り、異なる民族、文化、への敬意を欠くとは常識を疑う。


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4 コメント

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Unknown ()
2013-05-03 18:45:54
この件の記事についてコメントさせて下さい。

要するに、2020年は猪瀬都知事にとって、石原都知事から引き継いだ東京オリンピックの招致を実現ための発言だったのはないのか?と感じております。

しかし、日本国民からは、今日における猪瀬都知事の発言で、「東京オリンピックの開催は無理!」と思われた方々が多くなってしまわれたことだけは否めません。

「イスラム圏初」ということに対して、過激な発言をすると都知事であることを国際オリンピック委員会・世界各国のオリンピック委員会・日本オリンピック委員会の関係者の方々及び世界各国の国民の皆さんも始めて認識したのではないのでしょうか?

私自身も正直に言いますと、「これから、オリンピック招致をしようとする国々も、猪瀬都知事による今回の発言によって、世界各国の皆さんもオリンピック招致において完全に億劫になりそうで、冗談じゃないと思うことでしょう。世界各国の人々が、東京及び日本人って、こんな人たちだったの?もし、そうだとしたらショックだし失望する。もう、日本人と仲良くなりたくないという烙印が押されてしまい、日本人の存在を差別されそうです。いい加減にしてほしいし、これ以上、相手国に対して刺激的になるような発言を今後一切するな!」とでも言いたいです。

とはいっても、またいつかどこかで余計なひと言を猪瀬都知事は言うと思いますよ。

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Unknown ()
2013-05-03 19:21:03
ごめんなさい、続きのコメントとしたいのですが・・

今後は、今月末にアコード会議が、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれるそうですが、そこの会議にも猪瀬都知事も出席するそうですが・・・大きなマイナス要素もあり、竹田恒和日本オリンピック委員会理事長も頭が痛いことでしょう。この会議においても間違っても猪瀬都知事は失言を行ってはいけません。

問題なのは、この会議において、国際競技連盟・国際オリンピック委員会の関係者数名も、ロシアのサンクトペテルブルクに来られるので、竹田恒和日本オリンピック委員会理事長は、まず国際オリンピック委員会の関係者数名から、「どうして、猪瀬都知事はイスタンブールオリンピックを批判するかのような発言をしたのか?」と聞かれ、かなり焦ることかと思います。

但し、東京オリンピック招致を中止することは、この時点において一切出来ません。国際オリンピック委員会も東京のオリンピック立候補を取り下げるような措置も一切取ることは無いと思われます。

もし、オリンピック立候補を取り下げることになりますと、日本はしばらくの間、夏季オリンピック・冬季オリンピックのいずれにおける招致レースになのることが出来なくなります。

猪瀬都知事は、勝気精神まっしぐらであること、自分自身ありきであることを日本国民に完全に露呈してしまったことで、東京都民もさすがに日本の地方都市からの批判を受けざるを得ません。

というか、もう日本でオリンピック招致するのは、今後一切勘弁してもらいたいものです。世界の国々からお笑いの産物です。

牧伸二さんが、この世を去ったそうで本当に残念です。牧さんのウクレレ使ったあの名台詞を乗せて、2020年東京オリンピック招致について歌いたいと思います。

「2020年東京五輪、猪瀬都知事も本気で頑張る。だけどイスタンブールの批判で失言を言った。あ~ん、あ~ あ~いやなっちゃった、あ~ん あ~ あ~驚いた。」

「あ~ん あ~ あ~東京五輪 瞬く~間に~遠のいた。」

牧伸二さんのご冥福をお祈り致します。


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。 さんへ (flagburner)
2013-05-03 23:05:24
コメントありがとうございます。

>日本国民からは、今日における猪瀬都知事の発言で、「東京オリンピックの開催は無理!」と思われた方々が多くなってしまわれたことだけは否めません~
>とはいっても、またいつかどこかで余計なひと言を猪瀬都知事は言うと思いますよ。
確かに(苦笑)
昨日の記者会見といい、謝罪後の Tweet といい、どうも猪瀬知事は余計な一言を言わずにいられない癖があるようです。
結果として、自身の政治家としての資質まで問われる事態を招いてるのは、身から出た錆と言うかなんというか・・・。

>竹田 恒和日本オリンピック委員会理事長は、まず国際オリンピック委員会の関係者数名から、「どうして、猪瀬都知事はイスタンブールオリンピックを批判するかのような発言をしたのか?」と聞かれ、かなり焦ることかと思います
そうですよね(苦笑)
おそらく、竹田理事長は猪瀬知事の発言に関して「悪意はない」云々と言うと思われます。
しかし、猪瀬知事の行ってる弁明みたいなことを言ってるようでは、IOC の方々が納得するとは思えません。
本当は、猪瀬知事が弁明すべき所なのですが・・・。
返信する
Unknown ()
2013-05-03 23:52:24
あ、そうそう本日、安倍総理がトルコの首都アンカラで記者会見を行っておりました。

その話によると、トルコと経済交渉的な権利を優先的に得たそうで・・・そうしたら、原発をトルコに建設することになったそうです。

おいおい、福島の原発事故を十分検証せずに、親交国であるトルコに原発造るのか?と日本の首相として愚かだと感じました。

そして、アンカラでの記者会見の前に、トルコで猪瀬都知事が、2020年のオリンピック招致しているイスタンブールオリンピックの批判とも取れる発言をしたことについて、こう述べております。

「イスタンブールオリンピック開催となったら、真っ先に万歳といいます。そして、もし東京で開催となったら・・・(記者席から拍手喝采され・・・)是非、トルコの皆さんに、祝福してほしい」と言ったそうです。

しかし、よーく考えてみると、「2020年のオリンピックってイスタンブール・東京の2都市でしたっけ?」、「スペイン:マドリード」を忘れてませんか?

まぁ、スペインに外遊訪問していないからなのでしょうが、安倍総理に言いたい!勝手に「イスタンブール・東京」にオリンピック招致レースを絞り込まないでほしい。マドリードも立候補しております。

日本の総理も、猪瀬都知事とあまり変わらない気がします。「マドリード」をないがしろにするとは?もし、これをスペイン人が記事を見たら・・・不満を持つかもしれませんよ。

なーんか、もう日本の2大(東京都知事・日本の内閣総理大臣)トップが、オリンピック招致の話になると、なんか腑抜けており、この方たちから2020年のオリンピック招致における話は一切聞きたくないです。

トルコ人・スペイン人も呆れて、何もものが言えません状態となっておりまーす。
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