もう1つの感性の本棚

書くことを仕事にしている者として、日常をどのような感性で掬い取るか。

締め切りという感覚20~解放への疾走

2006-06-17 09:37:58 | 締め切りという感覚
外注原稿の仕事が、最後の追い込み状況にあることを記した一昨日について。

結局、夜通し作業を続け、全原稿をメールで送り終わったのは七時。
何度か、諦めて寝ようかと思ったが、未処理原稿の数が減っていくのを励みにして
ぶっ通しで10時間以上書いた。
メールのメッセージに「終わりです」と打って、瞬間的だが解放された気がした。

七時から八時まで寝て、それから風呂に入って9時半に出勤。
疲れてはいるが、高揚しているのか意識は覚醒されていて、日常業務をこなす。
時折、目がかすんだり、カラダの芯がぐにゃりする感覚が襲ってくるが、大きな支障はなかった。

六時半まで日常業務と外注原稿の残務をした後、先月から行くことが出来なかった
ゴルフ教室の振り替えレッスンに行く。
行きがけの電車では、座れるとさすがに寝る。
集団レッスンと自習で200球ほど打つ。終わったのが10時近く。
11時頃、自宅に戻って夕食。

最初に告げていた帰宅時間を1時間過ぎて、食事を作って待っていた家人は不機嫌極まりない。食卓の用意に動こうとしたところ、電子レンジから取り出したグラタン皿を落とし、中身が入ったまま器を損壊。
仕事を増やされたと、さらに家人は不機嫌になる。

HDレコーダーに録っていたドラマを観ながら、黙々と食べる。
会話のない食事はつらい。

よくない雰囲気から逃げ出すように一人で風呂に入る。
コンビで買っておいたゴルゴ13を湯に浸かりながら読もうとするのだが、いつの間にか寝てしまう。
風呂から出てベッドに入ったのが2時。

正直、よく体力が保てたと思うし、社会復帰できた感覚もある。
しかし、終わってみれば、すべてがOKということではない。
原稿そのものは、当然、書いて送ったでは終わらない。
校閲、修正、完成という重要な工程が残っている。いくらこちらが苦労しようが、クライアントがダメ出しすればご破算というリスクもある。

クライアントも期限に終われているため、大幅に直す余裕を与えない戦略に結果的になるのかも知れないが、とりあえず書き通したという自己満足ではギャラはもらえない。
さて、最後の工程はどう流れるか。
新たな地獄か、解放の地か。





















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