もう1つの感性の本棚

書くことを仕事にしている者として、日常をどのような感性で掬い取るか。

パチンコで食べるとしたら

2006-08-19 11:23:21 | いいオトナの知的未開地探検
 駅前から自宅への帰路、パチンコ屋の換金所があって、そこに最後に換金した人の金額が電光掲示板に表示されている。
 最高額は13万5000円、最低額は8500円だった。
 換金所が開いている時間に通りがかった時に見かける一日一回限りの金額で、平均的な換金額がいくらなのかはよくわからないが、その金額を見る度に妄想するのだ。

 一日3時間ほどパチンコ屋に通って、月の手取りで30万円程度の生活が出来たらどうだろうか。

 一日1万円の純利益が必要ということになる。
 30万円という額では、今の生活を維持することは出来ないが、家賃を払って食って、少し遊んで、ちょっとだけ貯金もすることは出来る、まあ妥協ラインだと思う。

 実際にパチンコで食べている人も結構いるようだが、多分惰性では食べられない。また3時間程度での滞在時間で常に1万円の純利を上げられることもむずかしいだろう。
 つまり、パチンコで食べるというのは楽をすることとは違うのでは、と想像する。根気や忍耐がミックスされ、人間関係以外のストレスもありそうだ、というのが、単に他人が稼いだ金額を掲示板で見るだけの者の妄想なのである。

 楽しくて夢があって資産も形成したというプロが、この世界にも存在するのだろうか。