>生涯後悔するよ
若狭が何を言おうと、3年前に被告がそういう発言をした以上、今回の判決は福岡高裁がその恫喝(脅迫)に屈したと思われても仕方がない。
特定危険指定暴力団のトップから直接言われたら、自主独立の裁判官と言えども〝公正な〟判断などし辛くなるだろうに…と思うしねぇ?
まぁ市民のコメントじゃないが 、猫も893屋さんなど消滅してくれても構わないと思うだけに、余計に恐怖だよね、去り際のセリフは…
「生涯後悔するよ」工藤会・野村被告 一転“無期懲役”判決で上告
裁判長に対し「生涯後悔するよ」と発言していた工藤会トップの野村被告。 福岡高裁は3月12日、死刑判決を破棄し無期懲役の判決を言い渡しました。
■野村悟被告「生涯このことを後悔するぞ」
何台もの警察車両が列を連ねて、福岡市の中心部を通っていきます。 向かった先は、福岡高等裁判所。 特定危険指定暴力団「工藤会」のトップらに対する判決の日です。 レポーター 「12日午前9時20分です。工藤会トップの野村被告らを乗せたとみられる車が福岡高裁に到着しました」 工藤会の総裁、野村悟被告。ナンバー2の田上不美夫被告。 2人が問われているのは、殺人などの4つの事件です。 1998年の元漁協組合長射殺事件 2012年の元福岡県警警部銃撃事件 2013年の看護師刺傷事件 2014年の歯科医師刺傷事件 3年前の1審判決では、実行役への2人からの指示や指揮命令があったと認定し、野村被告に対しては死刑、田上被告に対しては無期懲役を言い渡していました。 その際の野村被告、法廷を去る直前、裁判長に向かって話しかけました。 野村悟被告 「公正な判断をお願いしたけど、全然公正じゃない。生涯このことを後悔するぞ」
■九州最大規模の暴力団
「工藤会」は北九州市小倉北区に拠点を置く九州最大規模の暴力団。 戦前から勢力を伸ばしてきた、ばくち打ちの組織が前身です。 「暴力団は市民の敵だ、敵だ」 2012年、福岡県で店への組員立ち入りを制限する制度が始まると、飲食店関係者を狙ったとみられる事件が続発。 いずれも工藤会が関与したとみられています。 またその年には、工藤会と関わりがある人物が管理する倉庫から対戦車用のロケットランチャーも見つかっています。 工藤会は2012年、全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定されました。 工藤会 幹事長(当時) 木村博受刑者 「一部は暴走した組員であったり、出てこないとも限らんのではないかと」 リポーター 「午前6時40分です。野村容疑者の自宅へと入って行きました」 そして2014年― 福岡県警 樋口真人本部長(当時) 「五代目工藤会のトップを殺人などの容疑で通常逮捕しました」 福岡県警は「頂上作戦」に着手。 総裁の野村悟被告や会長の田上不美夫被告ら、工藤会の首脳を逮捕しました。 トップ2人が罪を問われた4つの事件。 実行を指示したと裏付ける明確な証拠はありません。 ただ2021年の1審判決では、暴力団特有の組織性を根拠に共謀が認められると判断しました。
■野村被告への死刑判決取り消し
そして迎えた今回の控訴審。 1審では一貫して無罪を訴えていたナンバー2、田上被告は、主張を一変。 総裁、野村被告には相談せず、一部事件は自らが独断で指示をしたと関与を認めました。 3月12日、下された判決では、田上被告の控訴は棄却したものの、野村被告への死刑判決は取り消し。 無期懲役を言い渡しました。 元東京地検 特捜部副部長 若狭勝弁護士 「1審判決の根拠なんですが、客観的な証拠があるわけではなくて、ピラミッド型の組織構造である以上、トップが知らないはずがない。そういう推認、推測のもとで1審判決に至っている」 福岡高裁は判決で、1998年の元漁協組合長射殺事件に関しては野村被告は無罪だとしています。 元東京地検 特捜部副部長 若狭勝弁護士 「やはり共謀を認めるための根拠としては、そうした推論だけでは少し弱いだろうというのが高裁の見方なんだろうと思います」 2人の弁護人は判決を不服として、即日、最高裁に上告したと明らかにしました。 市民 「一般の私たち市民から言わせれば、そういう存在がいることが北九州市のイメージを悪くしている」 「そういうもの(工藤会)がなくなればいいと思う」