スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

行き倒れ

2024-07-21 06:41:56 | 日記
昨日土曜日の午後5時30分はまだ灼熱。
その炎天下のちょっとした仕事帰り、アスファルトの照り返しが厳しい住宅地の中を、母と同居中の実家への帰路をバイクを走らせていた。

前方左側にハザードランプをつけた乗用車が停車していて、その手前の住宅のブロック塀の前に、老人Aがへたり込んでいて、初老Bと若者Cの男性2人が様子を伺っている。
単なる酔っ払いかあるいは認知症老人の徘徊かはたまた熱中症か。
状況が掴めないままひとまず声をかける。
「何かお手伝いしましょうか?」
「お願いします。」とも「いや結構です。」とも返答がないでもう一言、
「車に乗せるんですか?」
するとBが、
「いやそこのマンションまで…。」
控え目なCに代わり、Bと二人でAを抱き抱えて何とかマンションの入り口まで辿り着く。
「ありがとうございます、ここで結構です。」
一旦引き返すが振り返ってみると、どうもまだ大変そうだ。
結局戻って〇階の部屋のベッドまでAを連れて行くのを手伝う。

判明した事実は、以下の通り。
1. 車で通り掛かったCが道路脇に座り込むAを発見
2. 車を止めて「救急車を呼びましょうか?」と声をかけるが、Aは自宅の連絡先を伝える
3. 自宅から同居の息子Bが駆けつける
4. そこにファーマタナカが通り掛かる
5. A及びBの歳の頃は母と私のひと回りぐらい年下で同居中
6. Aの認知症の進行はまだ軽微で、介護保険による支援もまだ受けていない
7. ちょっと目を離した隙に自販機に飲み物を買いに出たらしい
8. その帰りに歩けなくなってへたり込んだ

帰りしなに、後日お礼に伺いたいので是非連絡先をと何度も言われたが、もちろん鄭重にお断りして母の夕食の支度への帰路を急ぐ。

一見平和で閑静な住宅地だが、現代の日本社会、そこかしこにはたくさんの老老介護の老人達が同居しているのは間違いない。
自分の親は足腰が弱っているので徘徊の危険性はまずないが、自分も含めて明日は我が身の現実が横たわっている。

ちょうど10年前に類似の出来事があり、FBに投稿していたのを思い出したので、参考までに再掲しておく。

早朝から厭な予感、夜明けのショート・ストーリー。
ちょっと遠くの路上に物体、人類でないことを願うがいやどう見ても人が倒れている。
恐る恐る近づく。眼は閉じている。呼吸有り。
散歩中の脳障害、心臓発作、あとはあるあるアルコールか、ともかく何度か声をかける。
「どうされました?大丈夫ですか?」
「「¢£%ムニャ・・・。」
通りすがりの散歩中♂に声をかけ助けを求めるも完全無視、足早に立ち去る。
「誰か呼びましょうか?」
「#&□△◆いい■!?」
110番あるいは119番かと自問自答しつつ、
「お家は近くですか?」
「○▼※△そこ☆▲◎★●!?」
「車が通ると危ないですよ、立てますか?」
「l。0p;・-酒@:¥^「」屋台¥」
何とか起こして抱きかかえると頭や腕に傷有り、ここでほぼ近未来の自分と同属と断定。
ほんの20m程先の某マンション4F○号室まで珍問答を繰り返しつつご案内。
オートロックの玄関も部屋もご本人では鍵穴に鍵は入らず、ファーマータナカが代行。
別れ際、
「qぜひdrftgy一緒に飲もうJm8ういっぷ!!」
と言われたような感じがしたが、鄭重にお断りする。
明日は我が身、その節はよろしくお願いいたします。(2014/7/1 記)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネット広告

2024-07-20 08:14:41 | インターネット
アナログ親父のデジタル奮闘玉砕記「ネット広告」。

資本主義原理による広告の表示については、民法TVのCMなど諦めて受け入れているが、この頃ネットの広告が異常に多くなったと感じないだろうか。

そうでなくても短期記憶が覚束なくなっていて、矢鱈広告に邪魔さると途中で何を検索し閲覧しようとしていたのかさえ解らなくなる始末である。
又、広告表示を閉じる×マークが小さすぎて何処にあるか見えなかったり、指が大きくてちゃんとクリックできなくてさらに広告に飛ばされるという無限のループに誘われてしまうことも度々である。
その上、表示される広告内容の傾向が、自分の隠れた趣味嗜好を暴かれているような気がするのは、私の趣味が異常に偏向しているからだろうか。

基本的な広告ブロックの設定はしているつもりだが、改善の兆しはない。
更に誘導された先が、悪質な詐欺サイトであったりする。
広告ブロックアプリもあるが、そのアプリが詐欺アプリという二重三重の責苦に、ネットの海の漂流ならまだましだが、もう遭難溺死している可能性が高い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラグビー

2024-07-19 10:22:54 | 情報
飲食店探訪熊本編。

1984年、今から丁度40年前 何の人脈も経験も資金もないファーマータナカは、久留米市の繁華街から一本外れた、その当時はほとんど人通りのない池町川沿いのビルの2階に、Cafe&Bar Farmer's Cabin をひっそりとオープンさせた。

今思えば、無謀の一言に尽きる。

あんな奴のあんなロケーションでやる店が到底成り立つはずはなく、どうせすぐに潰れるだろうと思われていた、というより誰も気にもかけていなかったという方が正確だろう。

営業時間は、当初確か11:00〜24:00だったが、昼夜営業で当然お酒も提供していたし、お客が帰らなければ、夜中の2〜3時否明け方までという日も珍しくない、それはもう滅茶苦茶ハードな日々でよく頑張れたものだと本人は自負している。
実際はカウンター越しに、挙句はカウンターのお客の隣でお客のバーボン🥃を飲んでいただけという、間違った分析をする人が多いのは困ったものだ。

ただ一方で、傍で身を粉にして黙々と働き続けたパートナーの存在を抜きにしてはこのお店の存在と存続は語れないという定説があってそれが伝説となった今、ファーマータナカはカミさんの地獄の責苦を一生背負っていく運命となったのである。

久留米市は、医者が多く大学の医学部もあって、飲食業界が今も昔も多分にその業界の存在に支えられているというのは周知の事実である。
結果的にはいろんな個人や団体のご贔屓によって何とかやり遂げることができたわけであるが、その中の重要な団体のひとつに、久留米大学医学部ラグビー🏉部の存在があった事は間違いない。

そのクラブのOB会的なものが、熊本市内で企画され、ありがたいことに声をかけていただいた。
出鱈目を絵に描いたような学生だった彼等は晴れて一ちょ前のドクターとなり、彼等に囲まれいまだにマスターと呼ばれお酒をいただけるとは、至福以外の何物でもなく、もう思い残すことはなく死んでもいい位である。

ただ、しつこくもう少し生きていそうな気配もあるので、熊本のみならず又各地で声をかけていただければ、貴方達のために老体に鞭打って重い腰を上げるのはやぶさかではなく、そこんとこをよろしく頼む次第である。

熊本市下通り@菜な.みずき

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024-07-18 09:15:40 | 地域
陽に光
空に風
海に波
森に緑

海岸通りのカフェ
夏のカレー

当たり前のものが当たり前にある

西の糸島とか東の福津とか
こんなところに住めたらいいな

〜水になってずっと流れるよ
 行きついたその場所が
 最期だとしても

 柔らかい日々が波の音に染まる
 幻よ醒めないで
 渚は二人の夢を混ぜ合わせる
 揺れながら輝いて 〜
(渚 歌:スピッツ 作詞作曲:草野正宗)

SUN EFFECT@福間海岸

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クエルボ

2024-07-17 05:48:11 | お酒
ファーマータナカの棚からスピリッツ。
「Jose Cuervo BLACK(クエルボブラックメダリオン:テキーラ)」。

テキーラといえば、ショットグラスを「ドンッ!」と叩きつけてから一気に飲みする「ショットガン」(もしくは「テキーラボンバー」)を思い浮かべる人も多いだろう。
チンとベルを鳴らすと罰ゲーム的に Sauza(テキーラ)が出てくる38キッチンと言うチェーン店もある。
(因みにこのイタリアンバル久留米店はこの7月15日で閉店のお知らせがあり、飲食業界の栄枯盛衰を目の当たりにする)

このクエルボは、焦がしたオーク樽で1年以上熟成させた原酒のブレンドによるアネホで、アガヴェ(竜舌蘭)のフレーバーと甘さと複雑な樽の味わいが感じられる。
世界的にテキーラの売上は伸びており、有名なカクテル(テキーラサンライズやマルガリータ)だけでなく、ここはストレートやロックやソーダ割りでじっくり味わってみてはいかかだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仏教

2024-07-16 09:53:54 | レビュー
ファーマータナカの本棚「仏教」。

この世は不浄の巣である。
女性は弥勒菩薩である。
全ては空諦の中にある。

枕元に積んでおくと瞬時に安らかなに眠りに誘われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山笠

2024-07-15 05:01:44 | 地域
ファーマ―タナカの今日の Goods「博多祇園山笠中洲流の扇子と手のごい」。

博多もんの知人がいるおかけで、筑後もんの私も入手できた。
S氏にSpecial Thanks。
(それにしても今の時代、こういうものもメルカリとかで大量に売られている時代なんだなあ…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葡萄酒

2024-07-14 10:40:33 | 情報
やる時にはやる
梯子葡萄酒
中洲界隈

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クルー

2024-07-13 06:38:55 | 情報
飲食店クルーウォッチング。

高級フレンチ(これは嘘です)からファストフードまで、脂肪蓄積を代償に日々リサーチを重ねている。

今回は、期間限定新メニュー「魔女のお届けものヨーロッパバーガーズ」と称する「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」と「ペペロンジューシーホットチキン」をテイクアウト、確かに食べ応えありで旨辛ではありました。

店舗にもよるのだろうけど、あれっと思ったのは、クルーにおばさん(以上)が多かった(ばっかりといっていい程)こと。
マックはもともと採用に年齢制限はしていないけど、人手不足のせいだろうか、若者や外国人が雇いにくくなっているのだろうか。
だけど接客は総じて明るく笑顔で丁寧で動きも良く、何かほっとしました。

男性共のセクハラやパワハラ、偉そうな態度言動のニュースが多い中、賃金や家庭をはじめとして多様な問題な抱えているだろう女性達の生き様は、お世辞抜きにとてもしなやかで力強く、頭が下がります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新札

2024-07-12 06:03:21 | 情報
新札ウォッチング。

皆さんはもう新札は手にされただろうか?
個人的には両替すべき高額紙幣の偉人達が何故か手元に不在であるためお目にかかれていない。

こんな気の利いたデザインの新札が流通したら毎日ハッピーだろうし、海外でも人気が出て大量の円買いが起こるだろう。
日銀が為替介入に使うという手もあるかも。

お札は肖像画でなければならない決まりはないようだが、実際は著作権があるものはお札にできないようだ。
因みに著作権は作者の死後70年で、たとえば初期「ミッキーマウス1.0」は2024年1月で著作権が切れているとの事。

又、昨今の急速なキャッシュレスの流れを見ると、紙幣の需要が減っていき今回が実質的に最後の紙幣刷新になる可能性は否定できない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする