銀河夢急行

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地方私鉄のこれからの電車の仕様諸元の在り方は?

2024年08月12日 15時40分29秒 | 鉄軌道
リンク先の画像は、養老鉄道の7700系。元東急7700系で車体は1963年製です。
見た感じは本当によく再整備されており、ホンマに美しいですね。あまり古さを感じさせません。
この車体は全長18メートルちょうど。幅は2800ミリ。連結面部分は片側250ミリ。
地方私鉄にもぴったりで無駄が全くありませんね。
豊橋鉄道1800系はほぼ同じ寸法ですが、幅は2744ミリ。
これまで地方私鉄は大手私鉄のお古ばつかりと言われてきました。しかしながら、ここのところ北陸鉄道や伊予鉄道、高松琴平電鉄の純新車導入計画が相次いで具体化。豊橋鉄道渥美線や岳南鉄道などでも、そのうちには?
このようならば18メートル級の純新車もコストダウンは大いに期待出来そうだ。
地方私鉄に片側4扉の20メートル車なんて無駄も多かろう。
名鉄でも100系がデビューした1979年頃、本線系にも20メートル4扉車を導入を!という投書が当時の中日新聞発言欄に出ていました。やはり、大都市のトレンドとみられていたかな?
しかしながら、あれから不採算路線の整理も進められたり、また犬山線からの地下鉄直通がかなり削減されるにつけ、今では実現しなくて正解だったと正直、思います。
これからは地方ローカル線の存否が改めて問われるような時代。純新車かそれに近い新型中古車を投入して生き残れる鉄道と、逆にそのまま衰弱し廃線になる鉄道に二元化の場合も。
伊予鉄道は近畿車輛、静岡鉄道は総合車両製作所に純新車を発注していますが、日車豊川や川崎兵庫、日立笠戸なども奮って地方私鉄向けの純新車をさらに積極的に売り込んで欲しいですね。
車体寸法を統一したらコストダウンもしやすいかも。
また昔のある鉄道情報誌では、モーターは190キロワット、ギア比はVVVF車で6.06か6.53、駆動方式はWN、1M1T編成で統一させてコストダウンを図り、売り込めとも。
軌間は1067ミリか1435ミリ、架線電化は直流600ボルトか1500ボルト、最高運転時速は110キロとかなり踏み込んだ記述も。ある専門家の提言だったと思いますが。うん。
名鉄で言えば今の6500系や6800系並みの性能かな。
まあ鉄道事業者個々の事情もあろうが、一つの目安はなるのかも。
中には、あいの風とやま鉄道の521系みたいにモーター出力230キロワットと一般狭軌の限界に迫り1M2T化する試みも。これならば、かなりのコストダウンにはなろうが、果たして地方私鉄の老朽化した変電設備が持つのかしら?