感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

ちょっとご紹介

2012-02-02 09:57:00 | 趣味
様々なところに登録していると、思わぬ出会いがあったりもします。

今回は、そんな出会いで知った美術館をご紹介します。

岡山県備前市にある「BIZEN中南米美術館」です。

名前の通り中南米、主に古代アメリカ大陸の美術品(土器・土偶・織物等)を展示した美術館ですが、私は勿論行ったこともないですし、殆ど興味もありませんでした。

そんな美術館の館長さんとあるSNSで知り合って、そこの企画に私もお手伝いすることになったんです。

この館長さんは、とてもアイデアマンで自分の美術館を全国に知ってもらいたいと、色んな企画を考えています。

展示方法やキャプションもとても楽しくわかりやすくなっているようですし、館長さん自ら楽しい解説をしてくれたりと、サービス精神一杯の美術館だそうです。

それでも、小さな私設美術館の運営はかなり厳しいようで、館長さんはその売り込みに奮闘しています。

そこで、考えたのが、キャラクターを考えること。

今流行の「ユルキャラ」です。

幸いこの手の土偶には、ユニークな姿をしたものが多く、その中から館長さんの思い入れの強いエクアドルのセソイノシシの土偶を、この美術館のキャラクターに決めました。

土偶そっくりのレプリカを人形作家にお願いして作ってもらい、ストラップにしたり、館内の案内や解説に使ったり。

そのキャラがなかなかのいい味だしていたので、つい「キャラクターのイラスト化しましょうか?」と冗談で言ってみたんです。

そうしたら、「是非お願いします」と言う本気のご返事が!

まさか、こんな素人の私が美術館のキャラクターを作製するなんて、思いもしませんでした。

でも、こんなチャンスは滅多にありませんよね。

こうして、私の作ったキャラクターが、その美術館のキャラクターになり、色んなグッズに印刷されることになりました。

これから、他の土偶のイラスト化も計画されており、それもお手伝いすることになっています。

お金のない小さな美術館ですから、ボランティアに近いですが、頑張っている地方の美術館のために、何かお手伝いできることが嬉しいのです。

遠く離れた全く縁のない美術館で、私の作品が使われるなんて、とってもワクワクします。

できるなら、岡山まで行って実際にその美術館に行きたいですね。

もう少し余裕が出たら、是非行ってこの目で見たいと思っています。


もし、興味がありましたら、行って見て下さいね。

HPはココです。→「BIZEN中南米美術館」

また、私のキャラクターイラストが紹介されているブログはココです。→「ペッカリーの部屋」





松井冬子と言う画家

2011-12-19 13:05:43 | 趣味
偶然知った「松井冬子」と言う日本画家。

勿論、本物は見たことがありません。

何で興味を惹かれたかと言うと・・・・凄い美人だからです。
しかも、モデル並みのスタイルで、時に雑誌の表紙を飾ったりグラビア写真まで撮っています。

彼女は、何年も浪人して芸大に入学し、博士課程を卒業しています。

彼女の絵がどのくらいの価値があるかわかりませんが、今や人気女流画家として有名らしいです。

素晴らしい美女である彼女とは裏腹に、その作品はかなり不気味です。

全裸の女性のお腹が裂かれて内臓が見えるとか、野犬に襲われている人とか、幽霊まで。

とてもグロい感じです。

決して見ていていい気分にはなれません。

こんな絵を部屋に飾ろうとは思えません。

でも、美人だと言うことだけで、この世界で有名にはなれないと思うので、きっと実力もあるのでしょう。

それでも、「今の画家は、マネージメントが上手くないと売れない世の中だ」と言ううちの副館長の話を思い出します。

芸大卒で凄い美人となったら、画商が見逃さないわけはありません。

同じ力を持っていたら、スター性のある人に目をつけるのは当然です。

そんな美女が、このような不気味な絵を描くギャップが、また話題性を生むのでしょうし。

でも、もし私だったら、美人に生まれたことを悔やむかもしれません。

だって、自分の実力がどれ程のものかわからないからです。

ただ、姿だけで売れているのなら、画家として許せない気がします。

そこのところをこの目で確かめるためにも、是非実物を見てみたい作品です。

今、横浜美術館で個展が開かれているそうですので、興味のある方は是非ご覧下さい。

もし、ご覧になったら、その感想をお聞かせ下さいね~!


因みに、松井冬子のHPはココです
      ↓
http://matsuifuyuko.com/index.html

ホキ美術館

2011-11-04 09:21:34 | 趣味
最近、凄く写実絵画に興味があるって、以前に書きましたよね?

そこで、知ったのが「ホキ美術館」です。

ここが、写実絵画専門の美術館だったなんて、ゴク最近知った無知な私です。

「ホキ美術館」・・・・名前だけは知っていました。

千葉市にあるそうですね。

ここには、日本を代表する写実画家の作品が殆ど見られるようです。

勿論、以前に紹介した諏訪敦さんや磯江毅さんの作品も。

少し所蔵品を見てみましたが、諏訪さんや磯江さんの他にも、沢山の写実画家っていらっしゃるんですね。

「ホキ美術館」・・・是非行ってみたくなりました。

お近くの人が羨ましいです。

HPです。→http://www.hoki-museum.jp/

舟越保武と言う彫刻家

2011-10-31 11:47:06 | 趣味
私は彫刻家にはあまり興味がなかったんですが、この「舟越保武」と言う彫刻家には非常に感銘を受けました。

昨日のNHKの「日曜美術館」で特集されていたのを見て、初めてこの人の作品を見ました。

クリスチャンであった彼は、多くのキリスト教に関する彫刻をしています。

その表情や佇まいが、とても穏やかで美しく、強さもありながら自愛に満ちているのです。

日本古来の仏像の顔にも通ずるような表情だと感じました。

司会者の千住さんが、彼の作品を見て少し涙ぐんでいたのが印象的でした。

特に、「長崎26殉教者記念像」は圧巻です。
26人もの処刑された殉教者を、坦々と尊厳に満ちた穏やかな表情で表しています。

しかし、70代で脳梗塞になり利き腕の右手が使えなくなります。

それから彼は、左手で創作を続けましたが、その作品がまた凄いのです。

それまでの穏やかで静かで綺麗な彫刻ではなく、綺麗ではないですが、何か内から溢れ出る思いが感じられる激しい作風になっています。

見るものの目を釘付けにするような、惹き付けれらる何かがあります。

もし、機会があったら是非見てみたい作家が、また増えました。

やっぱり、日曜美術館は見逃せない番組です。

現在、岩手県立美術館の常設展で見ることができるそうです。

HPなどはありませんでしたので、日曜美術館のサイトをご覧下さい。
    ↓
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/1030/index.html



磯江毅と言う画家

2011-10-28 14:36:02 | 趣味
この間は、諏訪敦と言う写実画家を紹介したが、今回もまた写実画家です。

「磯江毅」という画家、知ってますか?

この人も凄いですよ。

画像でしか見たことないですが、ある方のブログでは「実際に見ると、その質感と立体感が凄い!」そうです。

残念なことに、この画家さんは2007年に亡くなっています。

現在、奈良県立美術館で「磯江毅=グスタボ・イソエ ~マドリード・リアリズムの異才~」と言う展覧会をやっているようです。

この展覧会は巡回展のようで、練馬区立美術館でも開催されていたようですが、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうね。

ネットで見ただけなので、この人のことは殆ど知りませんが、もし近くで展覧会が開かれたら、是非見てみたい画家の一人です。

もし、諏訪敦さんとこの磯江毅さんの二人の展覧会があったら、見比べることもできるし2倍楽しめて最高なんですが。

それと、現代アートの写実絵画を集めた展覧会なんていいんじゃないですか?

まだまだ知らない究極のリアリズムがあるかもしれません。


※HPがありませんでしたので、ここを覗いて見て下さい。
    ↓
http://www.museum.or.jp/modules/topics/index.php?action=view&id=43