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[2022年以後] ぼくらの時代、ぼくらの祖国

2022年以後、戦争で一変した世界、政治、映画や文学などについて書いてます。

門田隆将「蒼海に消ゆ」にわたしを向かさせたもの

2024-11-28 11:08:00 | ドキュメンタリー、ノンフィクション
門田隆将「蒼海に消ゆ」(2011年)は祖国アメリカへ特攻した海軍少尉・松藤大治の生涯を綴ったノンフィクション。門田氏は“おわりに”で、出陣学徒たちは今の若者と何も変わらない、酒を酌み交わし、議論好きで、底抜けに明るい若者たちだった、と書いている。その彼らは自分の家族と国を強く愛し、そのためには男として潔く振る舞うことを肝に銘じていた。松藤大治さんの戦友がこう語っている。“死が無意味だったとか、 . . . 本文を読む

岩田明子氏「安倍晋三実録」いい評伝だが残念なところも

2024-11-26 10:40:00 | ドキュメンタリー、ノンフィクション
岩田明子氏「安倍晋三実録」の帯には”最も食い込んだ記者による安倍評伝の決定版“とある。2002年に小泉政権での官房副長官番となってからの20年間にわたる取材に基づいた貴重な記録であり、興味深いエピソードもたくさん盛り込まれている。が、わたしがもっとも期待、あるいは関心をよせていた”モリカケ問題“についての部分に、物足りなくもあり、不満も残った。前愛媛県知事の加戸守行氏は、阿部内閣が進めた国家戦 . . . 本文を読む

火野正平さんが死んじまった。

2024-11-21 22:55:00 | Day by Day
火野正平が死んじまった。11月14日だと。75歳。ついこの前までこころ旅で走ってたのに。死因は心筋梗塞だって。夏に腰を骨折し、その後体調を崩していたらしい。あっけないよなぁ。月ー金での自転車旅撮影は、ハードすぎた、ってことなんだろうか。歳上だけどちょっとだ。おれだってこんなふうにならんとも....。歳とともにゴルフ、スキー、登山と、いろいろやめていって、このごろはテニスの行き帰りも自転車やめて . . . 本文を読む

岩井俊二監督「キリエのうた」311の苦悩を乗り越えようとする人間の姿に感動

2024-11-18 17:10:00 | 映画
岩井俊二氏のことは、311のあとの反原発活動にしばしば登場していたのを見て知った。その時点では岩井氏が撮った映画は観たことはなく、日本アカデミーで多くの受賞をした「love letters」も何故か観なかった。社会派のイメージがあったから、恋愛映画ってのがピンとこなかったからかな。だから「キリエのうた」がはじめて観る作品だったがすごい。この原作まで書いているとは才人なんだな。アイナ・ジ・エンド . . . 本文を読む

斉藤元彦氏を当選させた兵庫県民に、巨大なメディは敗れた。

2024-11-18 09:43:00 | 政治や社会のこと
斉藤元彦氏が当選したことは、地上波を中心とするメジャーメディアが世論をミスリードしていることに気づいた兵庫県民の意識の高さを示すもので、大きな意義がある。おねだり、パワハラなどの疑惑が大きく報じられたが、各々のメディアが自らきちんと取材していたか極めて疑わしい。リークやデマをネタにワイドショーが視聴率を狙って、面白おかしくいじっていたのではないか。かくいうわたし自身も、YouTube で虎ノ門 . . . 本文を読む

この間、高市早苗議員が何を考えていたのかわかった。

2024-11-12 10:14:00 | 政治や社会のこと
昨日国会は石破茂を再度首相に選出した。それに先立つ7日の自民党両議員懇談会で、青山繁晴議員は衆院選大敗の責任をとってしかるべき時期に辞意を表明すべきと首相に辞任を迫ったが。ほかに辞職を求める発言はなく、石破総裁の続投が決まった。自民党は首班指名選挙の行われる本会議前に、自民党両議員総会を開いたが、「みずから解散を決断されみずから敗北を招いた総理総裁が、責任に一切触れること無く、挨拶なさったのは . . . 本文を読む

「ブルックリンでオペラを」アン・ハサウェイが眩いくらいに美しい。^_^

2024-11-10 11:37:00 | 映画
「ブルックリンでオペラを」(2024年)を観たのはタイトルがイカシてるのと、アン・ハサウェイが見たかった。美しいよなぁ、ホントに。レミゼラブル、マイインターン、ダークナイト ライジングなどはよーく覚えてるが、プラダを着た悪魔やオーシャンズ8なんかはどんなだっけって感じ。印象薄かったってより、ほかのひとがあまりにも強烈だったからかな。このブルックリンは決して代表作にはならないが、でもまた観たくな . . . 本文を読む

ハリス大敗の理由を理解しているのはサンダースだけなのか⁉️

2024-11-10 09:56:00 | 米国のこと
トランプに敗れたハリスの演説を聞いて、この人も民主党幹部も、自分たちがなぜ負けたか、全く理解してないのだなと思った。今日の朝刊でバーニー・サンダースが語っている内容が紹介されていたが.....・民主 党労働者階級の 人々を見捨てた。・中南 米系と黒人の労働者層が変化を求めていたが、民主党指導部は現状を守 っていた。・民主党を支配しているのは富裕層や大企業、高給とりのコンサルタントたち だ。そう . . . 本文を読む

米大統領選挙。もうトランプの勝利は決まっている。

2024-11-05 06:58:00 | 米国のこと
アメリカ大統領選挙は今日投票、明日開票。ハリスは大敗するだろう。リッチでない一般のアメリカ人は物価高騰に苦しみ、大量の移民・難民の流入、かれらのために税金が使われることに怒っており、犯罪や治安の悪化にうんざりしている。ハリスにはそれらの問題に明確に、力強く対応する姿勢がみえない、意思も決意も感じられない。ハリスがやってることは、政策の批判ではなく、もっぱらトランプの人格や人間性の否定、攻撃だけ . . . 本文を読む

選挙結果、わたしたちの民意が首相に無視されたら

2024-11-04 11:09:00 | 政治や社会のこと
自民党が高市早苗でなく石破茂を総裁に選んだあの日のあとの数日、怒りや幻滅や失望などが自分の中に渦巻く、爆発する、みたいな感じはなく。冷めた感じで、連日チェックしていた文化人放送局などで保守系識者・ジャーナリストたちの、おそらくは怒りに満ちていただろうトークを聞く気にもならなかった。そして10/27の選挙となり、迷った挙句、自公過半数割れを期待して、小選挙区では立憲、比例は国民民主に投票。結果は . . . 本文を読む