博物館の前に展示されているのは
長門型戦艦2番艦となる陸奥の主錨、主砲、スクリューということです。
主砲は45口径41cm連装砲のうちの1本で、45×41=1,845cm≒18m
というものです。
スクリューの縞状の模様を見てずいぶん荒っぽい造りだなと感じたと
同時にある事件を思い出しました。
日本のメーカーから共産圏に不正輸出された工作機械によって潜水艦のスクリュー回転時の
静粛性向上がはかられ、アメリカ将兵が危険にさらされているといったことについて
大々的なキャンペーンが連日のように展開された件です。
当時最新鋭であった同時九軸制御が可能な工作機械とそれを制御するためのNC装置及び
ソフトウェアを輸出したことへのアメリカ側の厳しい糾弾がその事件であったかと思います。
最先端技術は常に軍事と密接につながっているということは人類の歴史を振り返れば明白
ですがそういった技術が真の平和利用のみに資する時代はやってくるのでしょうか。
さて、大和ミュージアムをあとに次はお隣の海上自衛隊呉資料館
別名「てつのくじら館」です。実際に使用されていた潜水艦あきしおを
そのまんま陸に上げ資料館としたものです。
海上自衛隊の潜水艦や掃海活動内容の説明の他、
国際貢献などについて理解を促進することが主な役割のようです。
実際に潜水艦の中に入ることもできます。
ここで女性陣と別れ、男たちは海上自衛隊呉基地へ。
当日は艦艇公開がおこなわれており、護衛艦「さざなみ」に
乗船することができました。ラッキー。
この艦は海賊護衛等で派遣され活躍していたとのことです。
世界を見れば無防備な船が襲われることは普通のことなのです。
乗船し甲板からみた「さざなみ」ですがとても整備が行き届いてます。
説明員の方もみな真剣にこの広報活動に取り組んでいるようです。
自衛権を放棄し抑止力を持たなければ、他国からの侵略を誘発するだけ
ということは近隣諸国を見ればとても説得力が高いですよね。
なんせ、かのお国ではいまだに(一方的に?)戦争継続中なんですから。
日本では事件扱いのことでも、向うからすれば作戦の一つでしかない
のかも。武力なき平和は理想でしかないともいえる悲しい事実です。
物事は片方だけじゃなくいろいろな方向から見ないと
見れども見えず状態に陥ってしまうのかもしれません。
降りたあとは女性陣と合流し、れんが通りで呉焼きやら他いろいろ
堪能したあと広島の宿へ移動しました。
さてもこういったお題で、やんわりとおバカな話にし難いのがダメというか
底の浅い f-o-q には辛いところですね。
そんなわけで続きは軽いのりでいきたいかと。
f-o-q